世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻) の商品レビュー
若くて美しい太った娘 10年くらい前におともだちに文庫を貸してもらって読んで以来の再読です。「ただの太った女なら、それはそれでいい。ただの太った女は空の雲のようなものだ。彼女はそこに浮かんでいるだけで、私とは何のかかわりもない。しかし若くて美しい女が太った女となると、話は変わっ...
若くて美しい太った娘 10年くらい前におともだちに文庫を貸してもらって読んで以来の再読です。「ただの太った女なら、それはそれでいい。ただの太った女は空の雲のようなものだ。彼女はそこに浮かんでいるだけで、私とは何のかかわりもない。しかし若くて美しい女が太った女となると、話は変わってくる」図書館の女はさて… 村上作品にはこのような役回りのちょっとスケベな女性がよく出てきます。ピンクの好きな若くて美しい太った娘◎ワタシはこういう人が大好きです。「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」との関係が2回目の読書でもあんまりわかんないのはワタシだけでしょうか…でも村上さんの文章はまた読みたい感抜群ですね! 今回、古書店で手に入れたハードカバーはとってもきれいでお気に入りです。画像とはひと味ちがったモノですよ(^.^)b
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10年ほど前に友人に勧められ読んだのですがその時はストーリーを追うだけで精一杯、余韻は残ったものの読み解く!なんていうレベルまでいかずそのままになっていました。 今回文庫本が新装され、装丁が素敵だったのでこの機会にと買い求めて、もう一度ムラカミワールドに浸ってみました。 上下巻を...
10年ほど前に友人に勧められ読んだのですがその時はストーリーを追うだけで精一杯、余韻は残ったものの読み解く!なんていうレベルまでいかずそのままになっていました。 今回文庫本が新装され、装丁が素敵だったのでこの機会にと買い求めて、もう一度ムラカミワールドに浸ってみました。 上下巻を合わせるとひとつの絵になります。
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二つの話があり、それぞれがなんとなく結びついている。 パラレルワールド。 理解できないところも多く、「なんとなく」読んでいる。
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何度目だ、「世界の終り」。 村上春樹の作品は、最近の物より以前の作品の方が断然面白いです。 特に「スプートニクの恋人」以降はもうメチャクチャな感じがして好みではありません。 羊三部作・ダンス・世界の終り・ねじまき鳥・(ノルウェイの森は、ちょっと微妙)辺りが最も好きです。 とはいえ、興味半分で「1Q84」も読みますが、やっぱり駄作というか…これまでの作品の切り張りにしか見えません。「カフカ」も同様。 これら2作を「面白い」と絶賛する人々、「他作品を読んでから『1Q84』『カフカ』を読み直して、改めて感想をお願いします!」という感じです。
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村上春樹の作品は、その展開がどうして生まれてきたのか、と分析しようとしてもできないことが多い印象がある。 この本は、その中でも素直な展開の作品に思えて、その物語自体をとても楽しんで読むことができた。 「世界の終り」、「ハードボイルド・ワンダーランド」、2つの世界が交互に進行し...
村上春樹の作品は、その展開がどうして生まれてきたのか、と分析しようとしてもできないことが多い印象がある。 この本は、その中でも素直な展開の作品に思えて、その物語自体をとても楽しんで読むことができた。 「世界の終り」、「ハードボイルド・ワンダーランド」、2つの世界が交互に進行し、その理由が途中で明らかになる。
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【あらすじ】 〈世界の終り〉と〈ハードボイルド・ワンダーランド〉という2つの世界のお話が交互に語られています。 〈世界の終り〉の主人公「僕」は図書館で「夢読み」の仕事をしています。 〈ハードボイルド・ワンダーランド〉の主人公「私」は「組織」に所属し「計算士」の仕事をしています。 【感想】 2つの世界が繋がりを持っているらしいことは、いくつかのキーワードで分かります。「一角獣」とか「頭骨」とか「世界が終わる」とか「図書館」とか。でも、上巻だけではどう繋がっているのかまでは不明。 〈世界の終り〉の世界に行きたい。
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ファンタジー要素のある世界をこれほどまでに圧倒的な表現力と独特の言い回しでイメージしやすく鮮明に描いていく技術に感服。このあと世界がどうなっていくのか興味しかない。
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こっちのタイプ(と勝手に自分が認識してる)春樹作品は初めてだったので、かなり読み始めるのに勇気がいった。でもパラレルな2世界の話は、読みどんどん読み進められた。中でも「やみくろ」、「頭骨」などkeyとなるものが興味を引いた。春樹さんの他作品でも頻繁にでてくる、あちら側の世界、というのが”世界の終り”のことで、それは結局自己意識の外在化(だと感じるだけ?)である。影と陰の働き、こころの存在、歌・・・
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アフターダーク (⇒ http://ow.ly/5uOpn )を読んで、もうしばらく ムラカミワールドに浸りたくなって、この本を手にした。 今読んでも古さは感じられず、とても1985年の作品とは思えない。 計算士と記号士の対立は、今後起こるやもしれないThe Hacker Wa...
アフターダーク (⇒ http://ow.ly/5uOpn )を読んで、もうしばらく ムラカミワールドに浸りたくなって、この本を手にした。 今読んでも古さは感じられず、とても1985年の作品とは思えない。 計算士と記号士の対立は、今後起こるやもしれないThe Hacker Wars (⇒ http://ow.ly/5uOfe )の到来を予言しているようで興味深い。 さて、下巻へ突入!
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1Q84は未読だが春樹の長編では1番面白い。春樹は短編作家。しょっちゅうサンドウィッチ食べる男なんていない。相変わらずサリンジャーが好き。元祖セカイ系。
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