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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻) の商品レビュー

4.1

310件のお客様レビュー

  1. 5つ

    97

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2011/04/03

話のテンポも良く、二つの話をどうつなげていくか気になったので一気に読み終えてしまいました。 ホントに面白く、世界観も好きです。 村上春樹の作品の中でも名作と名高いだけあり、何度でも読みたい作品です。

Posted byブクログ

2011/04/02

通読するのが既に片手に収まらない回数です。 多くの方が既に語りつくしていると思うので、 力いっぱい個人的な感想だけ列挙します。 ①このさき100年残る文学的傑作だと思う。 ②SFとしてもファンタジーとしてもサスペンスとしても読める。 ③何回読んでも、博士と会う時に「助かれば!」と...

通読するのが既に片手に収まらない回数です。 多くの方が既に語りつくしていると思うので、 力いっぱい個人的な感想だけ列挙します。 ①このさき100年残る文学的傑作だと思う。 ②SFとしてもファンタジーとしてもサスペンスとしても読める。 ③何回読んでも、博士と会う時に「助かれば!」と祈ってしまう。 ④読んでない人は読書界のモグリである。 ⑤むしろ、これから読める人は羨ましい。 以上です。

Posted byブクログ

2011/03/21

心と生きることとその意味と。日常の至る所におもちゃ箱をひっくり返した様にきっかけや啓示がある。 単体だけでは意味がなくて、記憶と重なることで他では得ることのできない意味を受ける。 意味は定義されるものではなくてそういった散らばりの中から導き出されるものだと思う。生きることは責任と...

心と生きることとその意味と。日常の至る所におもちゃ箱をひっくり返した様にきっかけや啓示がある。 単体だけでは意味がなくて、記憶と重なることで他では得ることのできない意味を受ける。 意味は定義されるものではなくてそういった散らばりの中から導き出されるものだと思う。生きることは責任と重圧と疲弊に満ちている。その中で幸せとは心が作り出す幻想なのかもしれない。幻想に意味や根拠を求めることはできないけど、目指すことはできて、獲得する瞬間もわからないけど、あると信じることはできる。 目を向けないと気付かないものが、多くの啓示を与えるんだと。諦めじゃなくて希望なんだと。可能性なんだと。

Posted byブクログ

2011/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」という2つの物語。 後者の話で出てくる計算士の“意識の核”と呼ばれる部分は<世界の終り>というパス・コードを埋め込まれているらしい。前者の話との繋がりはまだ明確には見えてこないが、「世界の終り」では“夢読み”と言われる不思議な仕事を与えられた人物が図書館で夢を読む一方、昼間は“世界の終わり”の地図作りに勤しんでいる。そもそも影と本体が分離しているのが謎だ。面白い発想だが、これからどう展開を見せていくのだろう。 そうこうしている内に、 「ハードボイルド・ワンダーランド」には<世界の終り>が訪れようとしていて、「世界の終り」では厳しい冬が訪れた。 地下の滝の研究室のさらに奥に博士が隠れていると思われるが、僕にはそれまでの道のりが某指輪物語のドワーフの鉱山編に思えて仕方がない。 「世界の終り」では、はたして影は何をたくらんでいるのだろうか。下巻も期待したい。

Posted byブクログ

2012/09/02

1985年(昭和60年)。 チャンドラーをベースに、ところどころブローティガンが入っている印象。ファンタジーとミステリと冒険小説と純文学が渾然一体となったような独創的な作品。メッセージ性はあまり感じないが、詩的な世界観や文体が好みだった。読み終わったあと無性に「ダニーボーイ」が聞...

1985年(昭和60年)。 チャンドラーをベースに、ところどころブローティガンが入っている印象。ファンタジーとミステリと冒険小説と純文学が渾然一体となったような独創的な作品。メッセージ性はあまり感じないが、詩的な世界観や文体が好みだった。読み終わったあと無性に「ダニーボーイ」が聞きたくなって you tube で鑑賞した。

Posted byブクログ

2011/03/02

『ノルウェーの森』に続く、2作目の村上春樹やけど、断然こっちの方が好き! 所々に主人公の笑えるツッコミがありーの、哲学的あるいは宗教的な思想に基づく会話ありーので、楽しみながら考えさせられる作品やと思います。 気になった点としては、登場人物全員に「名前」が存在しないこと。 ...

『ノルウェーの森』に続く、2作目の村上春樹やけど、断然こっちの方が好き! 所々に主人公の笑えるツッコミがありーの、哲学的あるいは宗教的な思想に基づく会話ありーので、楽しみながら考えさせられる作品やと思います。 気になった点としては、登場人物全員に「名前」が存在しないこと。 これは、なんらかの意味があるんやろか。 とりあえず、今まで「村上春樹はおもんない」とか言ってきたことを反省します・・・・ ただ、一つ文句を言わせてもらうと、村上春樹の作品に登場する女性は、なぜみんなあんなに性欲旺盛なのかwww 主人公が魅力的なのか、それとも作者の願望が入り混じってるのか(笑) 現実世界では、なかなかあんなにうまくはいきませんよ。。。。

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2011/02/14

著者の作品の中でも特に異色なファンタジー小説。『1Q84』に似てるかも。 まだ全貌が掴めないけど、世界観はとても魅力的。

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2011/02/11

上巻を読み、今下巻を読んでるところだけど、本当におもしろい。2つの世界がどのようにつながっていくのか楽しみ。

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2011/02/02

村上ワールド全開。 「やれやれと僕はため息をついた。」って表現が(たぶんこんな感じ)7回くらい出てきます。

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2011/01/30

ファンタジー調の世界と、近代的なスリリングな世界の二つが絡み合い、そしてシンクロしていくさまが実に楽しい本。 最初は設定がわからずもやもやしますが、読んでいくうちにすべてはつながっていたことがわかります。村上春樹先生のなかでも大好きな本です!

Posted byブクログ