光媒の花 の商品レビュー
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それぞれの主人公は違うけど少しずつ繋がっている短編集。 ある一編のラストで救われないと思っていたのが違うお話でちゃんと救われてたので安心しました。
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短編集だと知らずに購入! いつもの様に、この作者には驚かされる。 短編集で、それぞれの主人公が少しずつ絡んでて、同じ時間に生きる人たちの、さまざま人生を垣間見る感じです。
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各編が白い蝶により、少しずつつながっている短編集。 読み終わって、やりきれない気持ちになるもの、ほんわかするものなど、各編が異なる雰囲気をもっている。
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六つの話がちょっとずつ交差する短編集。 最初の二つは、道尾さんぽくてこの感じで最後までいくのかと終わりを期待してたけど、途中からせつない人生の話に変わった。 今までと違ってミステリーではなく、泣かせる本だった。意外。 老いていく家族や、兄弟や、子供の話が多く、もう少し経ってから読んだらたぶん耐えられないと思う。 大きい光を見ていないと迷ってグルグル同じところを飛ぶカナブンの話が心に残った。 夢を見失ったときに読むのもいい。
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短編集だけど、それぞれの話がすべて繋がっている。その繋がりに違和感を感じさせないのも凄い。今まで読んだ道尾さんのがっつりなミステリーではない。
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夜・子供・虫・・・彼らしい題材がたくさん入ってます。変えられない生い立ちや抜け出せない生活・・・その中で時にはもがき、時には静かに耐え生きていく人たち。そう、彼らはひたすら生きています。たとえ絶望が目の前にあるとわかっても人は生きるのをやめない。強くて優しいお話です。
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文庫版で読みました。 なんだか幸せになれない感じの人たちの、犯した罪やら思春期の悩みやらを描いた短編集。 なかなかエグい話もあるのに漂う雰囲気は切なくて哀しかった。 第三章「春の蝶」の若かりし頃の河原のおじさんの暴走っぷりが青臭くて良い感じ。河原のおじさんとサチの人生は再び交わ...
文庫版で読みました。 なんだか幸せになれない感じの人たちの、犯した罪やら思春期の悩みやらを描いた短編集。 なかなかエグい話もあるのに漂う雰囲気は切なくて哀しかった。 第三章「春の蝶」の若かりし頃の河原のおじさんの暴走っぷりが青臭くて良い感じ。河原のおじさんとサチの人生は再び交わる事はないのだろうか。 最初の三話までの迫力と切なさに対して、四話目以降がほんわかいい話すぎるのが残念だった。 あと、何だか父親(=金)を強調しすぎな気がしなくもない。
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オムニバス。前後の話で若干のリンクあり。最初の話は陰鬱だけど徐々に明るくなり、ラストは救いがあり明るい。
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美容室に行くときに、持参して、読了。三時間くらいか。短編だからさらっと読めた。久々に面白いと思った。道尾作品(何様か自分)うまい。しかし内容は暗いのばかり。
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道尾秀介の中では1、2を争うぐらい好きな作品。 私は比較的さらっと読みやすいものが好きなので。 彼の作品は難解なものもあるけど、これはわかりやすい面白さだと思いました。まる。
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