光媒の花 の商品レビュー
道尾さんの作品は初めてだったが惹きこまれてしまい2回読んだ。伏線が素晴らしい。 「母の知性は、日向に落とした飴玉のように、ゆっくりと溶けていった。」 洒涙雨(さいるいう)=七夕に降る雨 風媒花、虫媒花。 道夫さんの作品をもっと読んでみたいと思った。
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●あらすじ 短編6話。 主人公が毎回違う。読み切りだけど人物に微妙に接点がある。 ヒューマンドラマ。 第一章 隠れ鬼 第二章 虫送り 第三章 冬の蝶 第四章 春の蝶 第五章 風媒花 第六章 遠い光 ●感想 第一章はどきっとして好きだから★4。 残りの話は全体的に静かな印象。...
●あらすじ 短編6話。 主人公が毎回違う。読み切りだけど人物に微妙に接点がある。 ヒューマンドラマ。 第一章 隠れ鬼 第二章 虫送り 第三章 冬の蝶 第四章 春の蝶 第五章 風媒花 第六章 遠い光 ●感想 第一章はどきっとして好きだから★4。 残りの話は全体的に静かな印象。 普段あまりこういうの読まないけど年明けから図書館行ってなかったから母の本棚からお借りした。
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最初と最後のトーンがだいぶ違ってる感じです。泥々したものからキラキラしたものへ。作者の意図なんでしょうね
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発売当時、女性漫画雑誌で特集を組まれ、内容の一部がマンガ化されたものを読んだのがきっかけでした。 そのタイトルと、独特な雰囲気に惹かれ、1日で読破。とっても素敵な心地になれました。 6つの短編集で、それぞれ主人公が違う、でもどこかで繋がっている、そんななんとも不思議な構成が気に入...
発売当時、女性漫画雑誌で特集を組まれ、内容の一部がマンガ化されたものを読んだのがきっかけでした。 そのタイトルと、独特な雰囲気に惹かれ、1日で読破。とっても素敵な心地になれました。 6つの短編集で、それぞれ主人公が違う、でもどこかで繋がっている、そんななんとも不思議な構成が気に入りました。 読み始めると、抜け出せない。 道夫先生の世界に入り込んでしまって、抜け出せない。 そんな感想です。 また、道夫先生の言葉遊びがとても楽しい。 夢のような表現に、ただただ吸い込まれていきました。
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読みやすくて3時間くらいで読んでしまった。 暗いところもあれば明るいところもある。伊坂幸太郎の本のようにそれぞれの話が少しつながっている。読み終わったときは穏やかなきもちになった。
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オーソドックスなミステリではなく、どちらかといえば純文学に近いような印象があったからか、グイグイ引き込まれる感じがなかった。 ただ、とても静謐なイメージで物語が進んでいき、1ページ1ページをそっとめくっていったように思う。それがとても印象に残っている。 世界は様々な事象に満ち溢れ...
オーソドックスなミステリではなく、どちらかといえば純文学に近いような印象があったからか、グイグイ引き込まれる感じがなかった。 ただ、とても静謐なイメージで物語が進んでいき、1ページ1ページをそっとめくっていったように思う。それがとても印象に残っている。 世界は様々な事象に満ち溢れていて、その上をそっと蝶が飛ぶ。その視点を借りるかのように、読者は様々な人々の営みを俯瞰的に見つめる。 最後の場面で、女性が涙したのはなぜだったのだろう。 そこに共感しづらかった。
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短編としてひとつひとつが面白い。 そして短編同士が少しずつ交錯していくところがまた面白い。 まわりまわって最初の地点に戻って来るんですね。救いようのない話かと思ったけど、ラストには少し光が見えてきた。みんな幸せになってほしいと願った。
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ああ、ホントそうなんだよな……と思わせる文章がコンスタントにあって、内ひとつは凄く共感できることだったんだけど、なんだったか忘れた……っていうぼんやりとした読後感。 面白くないわけではないのだけど。 こってこてのエンタメではなく、純文学との中間かなぁという印象。 好きになれない...
ああ、ホントそうなんだよな……と思わせる文章がコンスタントにあって、内ひとつは凄く共感できることだったんだけど、なんだったか忘れた……っていうぼんやりとした読後感。 面白くないわけではないのだけど。 こってこてのエンタメではなく、純文学との中間かなぁという印象。 好きになれない登場人物が多い。 連作群像劇って時点で不安はあったけれど、私が期待した道尾秀介ではなかった。 ただ、こんなに言葉選びの上手な人だったの?と新たに魅力をしった。 非常に評判が良かったが、ミステリーの道尾さんと思って読むとよくも悪くも裏切られる。
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道尾秀介の素敵なところをたくさんたくさん詰め込んだ連作短編集。 どうしてこんなに不器用な人達を描くのが上手なんだろう。 優しすぎて不器用なひとたちが、少しずつ前に進んでいく六作の短編集。 道尾秀介はもはやミステリ書かなくていいと思うんだけどどうでしょう。 それにしてもこう...
道尾秀介の素敵なところをたくさんたくさん詰め込んだ連作短編集。 どうしてこんなに不器用な人達を描くのが上手なんだろう。 優しすぎて不器用なひとたちが、少しずつ前に進んでいく六作の短編集。 道尾秀介はもはやミステリ書かなくていいと思うんだけどどうでしょう。 それにしてもこういうリンクしてる短編集って鉄板だけど面白いよね。
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