南の子供が夜いくところ の商品レビュー
おおお、面白いー!大満足です!!民俗学混じりのホラーは結構ありますが、今まで読んだものは日本が舞台のものがほとんどなので、南洋を連想させる設定がとても新鮮でした。文章の端々で感じる南の島の温湿度、色彩、匂いに酔わされます。日本のホラーの怖さって、よく言われるように「背筋が寒くなる...
おおお、面白いー!大満足です!!民俗学混じりのホラーは結構ありますが、今まで読んだものは日本が舞台のものがほとんどなので、南洋を連想させる設定がとても新鮮でした。文章の端々で感じる南の島の温湿度、色彩、匂いに酔わされます。日本のホラーの怖さって、よく言われるように「背筋が寒くなる」感覚が多いと思うのですが、この本の場合は「肌にはりつく空気の生暖かさ」でした。じっとりと、息が苦しくなるような怖さです。直接的な恐怖はそれほどではないのですが、時間が経つにつれ徐々に「来る」タイプのホラーでしたね。とくに、最後に収録されてる「夜の果樹園」の不気味さは当分忘れられそうにないです。その直前に載っている「まどろみのティユルさん」がほのぼのホラー系だっただけに、その落差が激しかったのですよ…。
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南の島々の、色々な時代の物語が綴られた短編集で、 各話に共通の登場人物もいたりします。 特に最初の話最後の話は直接関係しています。 この作者の今までの作品よりは、伏線とか謎あかしとかの 要素は少なく、ただ漠然と、この島々で起こった不思議な 出来事を語っていく、と言う印象で、少し...
南の島々の、色々な時代の物語が綴られた短編集で、 各話に共通の登場人物もいたりします。 特に最初の話最後の話は直接関係しています。 この作者の今までの作品よりは、伏線とか謎あかしとかの 要素は少なく、ただ漠然と、この島々で起こった不思議な 出来事を語っていく、と言う印象で、少し退屈な気も しましたが、不思議であり不条理な事ばかりで、 相変わらずの独特な世界に浸りきって どんどん読めてしまいました。
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それぞれが微妙に話が繋がっていく短編集。始めは少し微妙かなとも思いましたが、徐々に世界観に引き込まれていきラスト二つの短編は特に好きでした。 恒川さんの作品はだんだん文学的要素が強くなってきているような気がします。
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南の島で起こった様々な物語が、時代を超えて紡がれていく。 子供たちは悪い夢をとってもらい、母親は新しい人生を歩き、 父親は歩いて行く事を決意する。 まどろみのティユルさんの話が素敵だなあ、と思った。
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120年もどんなものを見てきたのか。 はじめは優しく、緩やかに怖くなっていく話が多かった。 不謹慎にも果物がおいしそうだと思った。
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正直、これはイマイチかもしれない。というのが、読み始めたときの感想だった。タイトルのインパクトはあるが、中身が地味すぎる。 しかし、読み進めていくと何故だが途中で辞められない引力があった。 どこか分からない南の異国の、異界に迷い混んで抜け出せない感覚。 読んだことのない、不思議な...
正直、これはイマイチかもしれない。というのが、読み始めたときの感想だった。タイトルのインパクトはあるが、中身が地味すぎる。 しかし、読み進めていくと何故だが途中で辞められない引力があった。 どこか分からない南の異国の、異界に迷い混んで抜け出せない感覚。 読んだことのない、不思議な本だった。
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短編集、連作の短編集・・・ だなんて思って読むよりも 一冊まるまるの物語だと、思って読む。 短編のひとつひとつがそれで完結されてない。 他の話との関わりによって浮き出る面白み。 その 妙 が なければ 未完成にすら見える。 図らずも?いや図ってなのか? 新しい形になっ...
短編集、連作の短編集・・・ だなんて思って読むよりも 一冊まるまるの物語だと、思って読む。 短編のひとつひとつがそれで完結されてない。 他の話との関わりによって浮き出る面白み。 その 妙 が なければ 未完成にすら見える。 図らずも?いや図ってなのか? 新しい形になってるのかもしれない
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不思議が満ちている南の島を舞台にした短編集です。 これまでの懐かしげな日本のありそうでけしてありえないどこか、を描いてきた話とはちょっと毛色は違いますが、全体的な雰囲気はどこか共通点があるのかそれほどの違和感もなく、やっぱり作者らしいなと納得して読むことが出来ました。 人間の醜さ...
不思議が満ちている南の島を舞台にした短編集です。 これまでの懐かしげな日本のありそうでけしてありえないどこか、を描いてきた話とはちょっと毛色は違いますが、全体的な雰囲気はどこか共通点があるのかそれほどの違和感もなく、やっぱり作者らしいなと納得して読むことが出来ました。 人間の醜さもさらりとさりげに描いて混ぜ込みつつ、より強まったファンタジックな要素そのものも面白く読めて、とっても読み応えのある一冊でした。 文章がなんかいいなあと思うんですね。装飾は多くないのに、想像力をかきたてられる。言葉の選択が良いのでしょうか・・・なんにしてもやっぱり好きな作家さんです。
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う・・・わからなかった。 「夜市」が良かったのでこれまでの作品を読んできましたが、 一冊一冊理解できなくなってます・・・。
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ジャンルがよくわからない… 架空の南の島にまつわる不思議な話の短編(中編?)集。 表紙を見て期待したほどの話じゃなかったけど 終わり3作品は良かった。
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