桐島、部活やめるってよ の商品レビュー

朝井リョウ【著】

2024/09/16

　バレー部の頼れるキャプテン、桐島が部活をやめた。というところから物語は始まります。まず、驚いたのが桐島くんからあえて視点をはずしていたところです。なるほど、こんな物語もあるのかと思い驚きました。読んでみたら青春って感じで面白かった。また、朝井リョウさんの本を読んでみたくなりました。

2024/07/15

昔、話題になっていた本を読んでみました。
日常的な高校生の学校生活。学生ヒエラルキー的な感じも思わせつつ、そんなこと全然気にせず好きなことに没頭する生徒も。普段は明るい生活を送っていそうなのに、家庭環境は不遇な生徒。
それぞれ、自己と他者の認識は大きく異なり、意を決して起こした行動も相手には大した事ではなかったり。
そんな事を思いながら読みました。

2024/07/15

あえて桐島くんからスポットライトを外した書き方は面白かった。やっぱり現役だっただけあって、なんだかリアルだったなあ。最後のお話で、ようやく一人一歩踏み出した感じ。すごく続きを感じさせる本でした

2024/06/26

随分前に話題になってた本をたまたま手にとってみた。
普段は思い出しもしない記憶のはるかかなたの、高校の下駄箱やら自転車置き場やらグラウンドに続く階段やらを思い浮かべた。ちょっと記憶の中で美化されてるのも感じた。
正統派青春群像劇だと思う。

2024/04/09

私の高校生活、確かにこんなんだった気がする。群像劇でようこんなに登場人物を描き分けられるなと感じるけど、朝井さんは特に上手いと思う。デビュー作でこれか……

皆それぞれ違うけどどこか繋がってる。それを青春とは呼びたくないから別の言葉を考える。才能かな。若さは才能ってこういうことか

2024/02/15

数人の高校生の視点からみる、等身大で飾らない高校生達の日常。ただ桐島の視点はなく、タイトルにある桐島という人物のことはよくわからない。
高校生への共感や、高校時代に思いを馳せるにはいいと思う。

2023/12/29

頭に残るタイトル。そういえば何年か前に映画やってたなーと思い読み始める。
桐島が部活を辞めることで、周りに広がる波紋。桐島本人は人の回想に出てくるだけで、最後まで出てこない。
高校生の頃ならもっとすっも共感できたんかな？今読んだ感想としては「あー、こんな感じやったかなー」って、高校生活の独特の空気感をリアルに共感できないのが残念。

2023/11/02

「桐島、部活やめるんだって」。そこから話が展開していく青春群像劇。桐島くんが登場しないことも想像が膨らむ。

2024/05/15

十七歳の頃を思い出し
ました。

将来のことなんて真剣
に考えることなく、

好きなことだけを追い
かけた日々。

その後の展開を知って
いる現在の私は、

当時の私になんと言葉
をかけるか。

「もっとがんばれ！」
なのか、

「そのままでいいよ」
なのか。

あの頃の自分が憧れた
大人になれなかった私。

でもこれでよかったと
十分満足してるよ、と

あの頃の自分に言葉を
かけてあげたいです。

2023/03/15

読みやすくて気づいたら1日で読み終わっていた。
高校生の時、自分が上のグループなのか下のグループなのか私はあんまり気にしてなかったけど、こういう空気感あったかもなと懐かしいようなチクッと痛いような気持ちになった。
若いって大変だ。楽しかったけど、もし戻れますよと言われてもお断りする。
最後の章で、上のグループに所属してる男の子が、下のグループの映画部の子が嬉しそうに映画撮影をしているのを見ているシーンがよかった。誰が上とか下とかは関係なく、ださくても好きなことを見つけられている人は眩しい。