桐島、部活やめるってよ の商品レビュー

朝井リョウ【著】

2023/03/09

有名な本だと思って借りたが、何だかよくわからなかった。私の感性が、ついていけないのか…。結局、桐島くんは、どうしてやめて、どうなったの？

2023/02/25

そういえばこんな映画がやっていたなぁ、と手に取った

タイトルに入る桐島自身は出てこず、桐島が部活を辞めたという噂が広がる学校の話。何かに本気になる人もいれば、ただ日々を消費していくだけの人もいる学校。

2023/02/24

桐島くんが部活を辞めたところから話はスタートし
同じ高校の様々な子達のそれぞれの事情や悩みや葛藤が描かれ、あぁ、高校生の時ってこうだったなと自分が学生の時を思い返しながら読んだり出来て楽しかったです。

肝心の桐島くんは一切出てこないけれど...笑
タイトルにもなっているのに名前しか出てこない桐島くん。部活辞めた理由一体なんなのー？！
でも、ある意味面白いと思う。

2023/01/02

小説すばる新人賞を受賞したデビュー作。

学校内で生じる「格差」を軸に、高校生たちの心情を描いた群像劇です。

部活や人間関係、恋愛などの悩みや抱えている思いが瑞々しくリアルに表現されています。

学校という狭い世界が全てに思える閉塞感と、何者にもなれる無限の可能性を信じるおおらかさ、その対比も鮮やかに感じました。

大人になるにつれて、少しずつこぼれ落ちてしまう感覚が実に巧みに描かれていて、読む人それぞれに様々な感情を想起させる、そんな作品だと思います。

2022/12/15

★2.5かなぁ。
設定自体はそれほど目を引くものではない気がする、たぶんしてやったりなんだろうけれども。
でも若者特有の空回り感、関心無さ気・小馬鹿にするようで実は周りが気になって仕方がない感じが上手く出ていると思う。新人作家という意味では良いのだと思います。
でもスケール感を正直感じない、この辺が良くも悪くも日本の土壌から出てきた平均的作家かなぁと思わなくもなく。
あと、この小説の場所はどういう設定なんでしょうか？登場人物のしゃべり方（方言と言えばよろしいかしら？）が不均一ででたらめ。これが作家の狙いの一つなら、ちょっと上記の考えを訂正しなくてはいけないかもです。
最後にこの小説で一番ショッキングだったのは、映画通で語りたがる人間が対象にするのは邦画というくだり。しかもこの小説で取り上げられる邦画には正直感心しないものが多いんです。。。個人の好みとは言え、映画通ならまずは海外モノを背伸びして語るというのが相場と思ってたのですが。。。どうやら当方、やっぱり遠くまで来てしまったようで。

2022/11/08

桐島が部活を辞める話なのですが、本人は登場せず。
桐島が部活を辞めたことにより、影響を受けた人たちの話。

高校生だからこそある闇の部分や、このままでいいのかという不安などが書いてありました。

生徒のカーストというのか？下の人は上の人が悩みもなくて、高校生活も楽しそうで良さそうに見えるけど、上には上の悩みがあり。

たくさん悩んで成長しなさい。と、思える1冊。

2022/11/05

高校生のリアルな姿が伝わる1冊。ちょいちょいチャットモンチーとかRADWIMPSとかaikoとか、実在するアーティストの名前が出てきてよりリアルに感じた。思春期の迷いとか悩みとか、あーあったなぁ、そうゆう時、とうなずける部分もたくさんあった。映画、見ようと思った。

2022/11/05

桐島が出てこないのに、周りの生徒が桐島退部によって少しずつ影響を受けるという構成が面白いです。
短編の主人公になる生徒たちは、直接関わりがあったりなかったり。
学校の中での立ち位置も違うので、クラスメイトに対する印象や抱える悩みも違って、学校社会ってこんな感じだったよなと思い出されました。

2022/10/20

題名が素晴らしい。読みたいと思わせられるし、桐島が出てこないなんて！と驚く。

考え方も行動も高校生だなあ。懐かしい。
スクールカーストは、私も「下」は嫌、一番上ではなくていいけど、平均より「上」にいたい。とか思ってたな〜。

実果ちゃんの話つらかった。
桐島絶対いいやつだよなー頑張ってほしい。
映画部の2人も自分達を突き進んで生きてほしい。

2022/12/18

桐島、部活辞めるってよ
朝井リョウ

꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱

高校生の頃を懐かしみながら読んだ。
とは言え、私とは世代が違うからか気持ちが分からず、共感が持てないことが多かった。ただ、映画部と実果さんには頑張って欲しいと思う。

スクールカーストは所謂見た目が派手だったり、ふざけてることや軽いことがカッコイイって思ってる勘違いの人たちが上ってことかしら。

ただ、好きなことに目を輝かせられ、嫌なことを吹っ飛ばせるくらいの思いを持てるものがある方が人としても強いし、例えそれが失敗しても人生の糧になる。

桐島くんは出て来ないどころか、バレー部以外では存在感もあまりない。

2022/09/23 読了(図書館)