楽園(下) の商品レビュー
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やっと読了。。 上巻の感想を覆す事はできなかった。 登場人物像、話の精巧さは素晴らしいと思ったが、正直、読み終えるまでが結構苦痛だった。 とにかく、暗くて重くて何にもスッキリせず、何が言いたいのかよく分からない作品だった。 火車に期待したい。
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滋子という人間が苦手だなぁって, 彼女がジャーナリストとして真価を発揮する瞬間に感じているのだと「模倣犯」・「楽園」を通じて知る。 彼女がグイグイと遠慮なく真実に近づくにつれ, 胸が痛くなる。その不配慮さがジャーナリストには必要なのだと分かっていても。 宮部みゆきの作品に出てくる...
滋子という人間が苦手だなぁって, 彼女がジャーナリストとして真価を発揮する瞬間に感じているのだと「模倣犯」・「楽園」を通じて知る。 彼女がグイグイと遠慮なく真実に近づくにつれ, 胸が痛くなる。その不配慮さがジャーナリストには必要なのだと分かっていても。 宮部みゆきの作品に出てくる心がキレイで芯の強い人間が好きだ。今回であれば敏子さん。宮部作品は重いものばかりを選んで読んでいるからか, 人物の描写がとても細かく感情移入しやすい。ラストの登場人物それぞれの決断に必ずじーんと心に響いて涙がじんわり浮かんできてしまう。今回も例に漏れず, してやられました。
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土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の...
土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える。
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やっぱり宮部みゆき、安定しておもしろいな。 上巻が読み終わったときに気になりすぎて少しネタバレをよんでしまった事が悔やまれる。 「育てにくい子」が自分の子供だったときにどう育てたらいいのか、身内にどうやっても犯罪を犯す人間がいた場合どうすればいいのか、考えさせられたけど、なかなか答えが出ないない。
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下巻になってようやく断片がジグゾーパズルのようにつながっていき、一気読み。茜の事件は後味の悪い話だった。
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模倣犯の関連作品だそうですが、 私はそちらは未読です。 それでも十二分に楽しめました。 宮部さんらしい仕掛けと、超能力と、事件解決の経緯。 これぐらい厚くて中身のあって楽に読める本ならば、 上下巻でも全然文句はありません。
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2017年の年末に最高の読書時間を過ごせた♪もっと早く読めば良かった!滋子と誠子ちゃんの電話口での別れ。涙なしでは読めなかったなぁ。みんな、それぞれの想いを抱えて生きていくんだろうな。がんばれ!がんばろう!
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ドラマより納得できる終わり方だったように思う。子供が生きて出てはこないが、大きな役割を持っていて、それぞれの傷ついた心を少し癒してくれたような気がした。
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模倣犯の続編だが、前作を読まなかったとしても充分引き込まれると思う。前作から引き続き、滋子の行動力はすごい。 等君はなぜ模倣犯の絵を描けたかの説明がなかった気がする。
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