論点思考 の商品レビュー
『仮説思考』は自分はハマらなかったが、こちらは良書だと思った。 企業等の組織での仕事では、情報も関係者も増えがちで、何をどう切り取って理解すれば良いか迷いやすくなる。また、情報を処理する時間も減少傾向にあって焦りやすくなる。 それにあたって、どういう単位や流れで思考を進めて整理...
『仮説思考』は自分はハマらなかったが、こちらは良書だと思った。 企業等の組織での仕事では、情報も関係者も増えがちで、何をどう切り取って理解すれば良いか迷いやすくなる。また、情報を処理する時間も減少傾向にあって焦りやすくなる。 それにあたって、どういう単位や流れで思考を進めて整理すると良いか、アドバイスが的確に言語化されているのがこの本。基礎的な内容ではあるがリアリティもある。具体例も多くて頭を働かせるきっかけにも使える。 以前よりも迷うことが多くなったと思う人におすすめ。思考のコントロールを取り戻せる。 pp.222–224 メンバーの力量に応じて、論点のレベルを使い分ける 人材育成のためには仮説より論点を与える
Posted by
P78 その課題解決は本当の論点か。 なぜを繰り返す。 論点をいくつか立てる。 その論点のゴールは何か
Posted by
・そもそも論点は正しい? ・筋の良い論点は、容易に実行でき、大きな成果を得られるもの。 ほんまに、「そもそも思考」大事やねん。
Posted by
経験に裏打ちされた仮説思考と論点思考。仕事を効率的に進めるためには無駄なことをしないのが大切。無駄を削ぎ落とすためには適切な論点設定が必要であり、適切な論点設定を身につけるために必要な考え方が具体的な事象を交えて説明されていた。大変勉強になった。
Posted by
仮説思考の姉妹本。仮説思考より、やや難解ではあるが、要は適切な問題設定をどのように行うか?について書かれた本。 理解するには何度か読み返した方が良さそうで、理解しても実際に仕事に使うには訓練がいるスキルだが、必要なスキルであると思う。
Posted by
問題解決力が高い人は論点設定が上手なんだそう。 ・ 問題解決までのプロセスは問題設定→解決策の立案・提示→実行→問題解決となるんだとか。 ・ そもそも問いの設定を間違えていたら、その問いを解いても成果は得られることはない。 ・ 常にいま解いている問題、これから解こうとしている問題...
問題解決力が高い人は論点設定が上手なんだそう。 ・ 問題解決までのプロセスは問題設定→解決策の立案・提示→実行→問題解決となるんだとか。 ・ そもそも問いの設定を間違えていたら、その問いを解いても成果は得られることはない。 ・ 常にいま解いている問題、これから解こうとしている問題は正しいのだろうか。正しく設定されているだろうかを自問自答していこうと思う。 ・ なにを問題にするか、いかに論点を設定するかによって、その後の成否が決まっていくから。 ・ 何事も正しい答えではなく、正しい問いが必要なんだなと勉強になった一冊でした。
Posted by
論点の設定の仕方について非常に丁寧でわかりやすく解説されている良書。上司や得意先から与えられた課題でも本当にそれが取り組むべき課題なのかを改めて検討する必要があると理解できた。
Posted by
読んでいることの内容が実際の社会人の業務とリンクしており、入社してからの成長を感じることができた。 一方で、以下の観点で学びがあったため、今後の実業務でも活かしていきたい。 ・論点は動く(環境によって変化する、進化する) ・論点には筋の良さがある └ 白黒つけられるもの └ 依...
読んでいることの内容が実際の社会人の業務とリンクしており、入社してからの成長を感じることができた。 一方で、以下の観点で学びがあったため、今後の実業務でも活かしていきたい。 ・論点は動く(環境によって変化する、進化する) ・論点には筋の良さがある └ 白黒つけられるもの └ 依頼者のスコープに入っていないもの └ 解決できるもの └ 解ける確率のたかいもの └ 実行すれば成果が上がるもの ・依頼主の真意をついた論点を設定する ・論点を目の前にしたときに備えて多くの引き出しを持っておく(例:フレームワーク)
Posted by
中途入社前に読んだ。力を入れて仕事をするところ、しないところ、頭の使い方など学べてよかった。マネジメントに関する考えもあってよかった。張り詰めた形ではなく、経験談も踏まえた上で気楽に物事を捉える姿勢も一部描かれており、心が救われた。定期的に振り返りたい。
Posted by
・問題解決力が高い = 論点設定が上手い ビジネスにおいて大切なのは、やらないことを決めること ・論点設定は、問題解決の最上流工程 ・仮説思考:問題解決に力点を置く 論点思考:問題設定に力点を置く ・論点思考の4ステップ ①論点候補を拾い出す ②論点を絞り込む ③論点を...
・問題解決力が高い = 論点設定が上手い ビジネスにおいて大切なのは、やらないことを決めること ・論点設定は、問題解決の最上流工程 ・仮説思考:問題解決に力点を置く 論点思考:問題設定に力点を置く ・論点思考の4ステップ ①論点候補を拾い出す ②論点を絞り込む ③論点を確定する ④全体像で確認する ※この4つは、必ず全て行うわけではなく、順番も固定されているわけではない。 ■①論点候補を拾い出す ・絶対に必要なステップ ・問題点と呼ばれるものの多くは、現象や観察事実であって、論点ではない 例)企業に泥棒が入った。 これは、事実であってこれをそのまま論点としてはいけない。 この事象による論点は何かを洗い出す - 防犯体制の不備 - 会社のイメージダウン - 報告体制の不備 - 損害をうけたこと この4つの内、何を論点にするかで打ち手も全く変わってくる。また、この全てを論点とすると本業が疎かになるためダメ。 ・論点は進化する - 論点は人によって異なる - 環境と共に変化する - 論点は進化する ->どの立場に立って論点を解くかによってアプローチも違えば答えも違ってくる ■②論点を絞り込む 1.当たりをつける ・当たりをつけるには、白黒つけられるところからアプローチする。 例)売り上げ低下->一時的なものか?とか同業種の他企業は?とか ・依頼者の関心が低い箇所を見る 例)営業に問題があると経営者が言うが、商品開発に目を向ける ->経営者が関心を持っている分野は、比較的しっかりマネジメントされているから。 2.筋の善し悪しを見極める ・解決できるか?にこだわる。 解けない論点に着手して、道半ばで挫折することは非常に多い。 ・実行すれば成果が上がるのは筋の良い論点 ・筋が良い:解決が簡単、実行が容易、効果が高い、短時間で得られる ■③論点を確定する ・論点の仮説を立てる3つのアプローチ - 質問して相手の話を聞く ○ 質問して聞き出す ○ 自分の仮説をぶつけて反応を見る - 仮説をぶつけて反応を見る - 現場を見る ・論点とは、相手の論点であって自分の論点ではない。どうしたら、相手が納得してくれるかが重要 ->そのためには、自分目線でも第三者の目線でもなく、相手(経営者)の目線に立って考える ・相手がわくわくドキドキする提案を心がける。実行するのは機械じゃなくて人間。相手がやってみたい施策でなければ。 ■④全体像で確認する ■論点思考力を高めるために ・論点思考には、「与えられた課題に疑問を持つ」ことが大切。そのためには、視野、視座、視点の三要素で見る ・視野:普段みていない方向に目を向ける ・視座:二つ上以上のポジションに就いているつもりで ・視点:切り口を変えてみる - 逆から考える 川上から->川下から、逆張りで。 - 業界最下位ならどうするかを考える - 現場目線で考える - 両極端に振って考える ・メンバーの力量に応じて、論点のレベルを使い分ける - 大論点を示して、これについて考えようって言っても、部下は何をしていいかわからず動けない ○ そこで、中論点と小論点に分解する ○ 優秀なコンサルタントは、中論点を与えられて、小論点に分解する能力がある人 ○ ジュニアコンサルタントは、小論点まで与えてあげないとダメな人。
Posted by