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ひとり暮らし の商品レビュー

3.6

121件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人暮らしを始めるという単純な理由で購入。 中身を知らずに、後から詩人のエッセイと知る。 読了後、こういう人(谷川さん)と結婚したい〜って理想の人間像が浮かぶほど、作者の感性に惹かれた。惹かれるというか、いいなぁと思う箇所が多くて、この人を知りたいという欲?で読み進めた。これは、恋か。笑 一人暮らしって、世帯の意味でなく、 暮らす、生きるとはこういうことだよって教えてくれる、健康に生きていくヒントを教えてくれた。

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2024/05/07

ちょっとしたきっかけがあり、谷川俊太郎に興味を持った。 ある大人の胸の内を見るのはなんだか新鮮。自分の思いを開示したくなる。

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2024/03/26

詩人である著者が普段感じたこと、言葉から思うことなどを連ねたエッセイ集。後半は著者の数年間の日記も紹介。詩作の評論などはなく自然体でユーモアを交えながらその時時の想いが述べられているが、それぞれの表現がやや抽象的であり、著者の意図を読み解くのに私は少し時間がかかった。詩というもの...

詩人である著者が普段感じたこと、言葉から思うことなどを連ねたエッセイ集。後半は著者の数年間の日記も紹介。詩作の評論などはなく自然体でユーモアを交えながらその時時の想いが述べられているが、それぞれの表現がやや抽象的であり、著者の意図を読み解くのに私は少し時間がかかった。詩というものは個人の思いを伝えるものと思っていたが、本当にいい詩は個人の思いや言葉を離れたところにある、というのは意外であった。

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2024/02/28

詩人の暮らし、どういったものだろうと気になっていた。 感性がどのように磨かれるのか、日常にどう歓びを見出すのかを語る。 彼のように静かに物事を捉えられる老人になりたいなぁ。 社会の変容に翻弄される自分を見つめ直すのを手助けをしてくれる。

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2024/02/15

谷川俊太郎のエッセイ。 リズム感、というと軽快すぎちゃうけど、文章にすとんと着地する感覚があって不思議だった。たくさん食べる人だなあと思った。

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2024/01/29

谷川俊太郎のエッセイ、よかった。日常ってこういう捉え方できるんだ。 過ぎるものを過ぎるだけのものとして扱わない観点というか感覚があるのすごいな…。 ぱっと見じゃわからないような細かいしわみたいなものをなぞってくの、谷川俊太郎の立体感が上がる 結婚式より葬式が好きだ。葬式には未来...

谷川俊太郎のエッセイ、よかった。日常ってこういう捉え方できるんだ。 過ぎるものを過ぎるだけのものとして扱わない観点というか感覚があるのすごいな…。 ぱっと見じゃわからないような細かいしわみたいなものをなぞってくの、谷川俊太郎の立体感が上がる 結婚式より葬式が好きだ。葬式には未来がなくて過去しかないから気楽である――。 この文言にびびっとくる人は読んでみてほしい

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2024/01/13

難しい。 理解しようと同じ行を5回くらい読んでもわからないこととかがあった。でも、谷川俊太郎の生活について知れるのは面白かった。とても教養のある人なんだなと思った。 途中まで読んで、残り半分の日記は飽きてしまって飛ばし飛ばしで読んだ。 一番最後の愛について語っている文章と、スロヴ...

難しい。 理解しようと同じ行を5回くらい読んでもわからないこととかがあった。でも、谷川俊太郎の生活について知れるのは面白かった。とても教養のある人なんだなと思った。 途中まで読んで、残り半分の日記は飽きてしまって飛ばし飛ばしで読んだ。 一番最後の愛について語っている文章と、スロヴェニア語の詩が胸にすっと馴染んだ。馴染んで一体になった。 谷川俊太郎の詩集は、幼少の頃に読んだことばあそびうたくらいしか触れたことがなかったので、彼に対するイメージがとても漠然としていたのだが、谷川俊太郎ってユーモアのある人なのだなと本書を読んで思った。 知識や素養と理解力を身に着けて、歳をとってからまた読みたい。

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2023/12/10

エッセイ集。谷川俊太郎の詩ではなくエッセイを読むのは初めてだったけど、言葉遣い、言葉選びを大切にしながら書かれた印象のある文章は読んでて疲れなくて良いですね。特に前半の色んな雑誌に寄稿した文章は依頼元からのお題に谷川俊太郎ならではで応えてる感じがあって良かった

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2023/10/27

結婚式よりもお葬式の方が気楽でいい、結婚式は未来をあれこれ考えないといけないから疲れる、と言っていて笑った。 自由でユーモアがあって、子供心のなかにある、木漏れ日のような柔らかさとあたたかみを持ち続けている人、それが谷川さん。 所々に引用される、博識な谷川さんならではの引用も良い...

結婚式よりもお葬式の方が気楽でいい、結婚式は未来をあれこれ考えないといけないから疲れる、と言っていて笑った。 自由でユーモアがあって、子供心のなかにある、木漏れ日のような柔らかさとあたたかみを持ち続けている人、それが谷川さん。 所々に引用される、博識な谷川さんならではの引用も良いです。勉強になる。 何度か読み返してる本ですが、読むたびに新しい発見やふむふむと感心する箇所あり。

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2023/10/09

詩人、として、谷川俊太郎さんの「詩」しか知らなかった。その谷川俊太郎さんのエッセイ。ただし、80年代に書かれたものや、2000年頃の日記などがまとめられたもの。 色んな表現者の、作家のエッセイを読んだことがあるわけではないので(女性作家のエッセイくらい)、一概に言えないけど、表現...

詩人、として、谷川俊太郎さんの「詩」しか知らなかった。その谷川俊太郎さんのエッセイ。ただし、80年代に書かれたものや、2000年頃の日記などがまとめられたもの。 色んな表現者の、作家のエッセイを読んだことがあるわけではないので(女性作家のエッセイくらい)、一概に言えないけど、表現することへの哲学的な考察が書かれていて、それが新鮮だった。 日常の生活、どこへ行き、誰と会った、ということを書いてるけど、そこには必ず谷川さんの考察が入る。そう、表現=芸術やから、必ずしも同じであるものはなくて、微妙な違いに感化されたり違和感を感じたり。表現というものに崇高さを感じた。今の2020年代には感じないものを私は感じられた。谷川さんの視点ゆえなのか、それとも30年前はそういう時代だったのか、それは分からないけど。抽象的な感想しか書けないが、今の時代には想像しがたいことを考えながら読むことで、私が見落としていた視点、社会、生活があることに気付くことができた。そして、古い?作品を読むことも必要だと思った。最新刊の本を追うことも楽しいが、過去の、自分の知らない時代の感覚をまとった文章を読むことが必要だと。 谷川さんの家に子どもの泥棒が入った話があった。23年ほど前の話だ。警察につき出すでもなく、親に連絡するでもない。子どもと向き合い話す姿が、平和な時代があったんだなぁと思った。今は、なんか、世知辛いなぁ。

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