ひとり暮らし の商品レビュー
谷川さん、死んじゃったから読んでおきたいな…と読み始めました。初谷川俊太郎。 そもそも私は「詩」のことはわかっていないのですが、何かメッセージを感じる作品と、ただの日記みたいな作品があり、とても同じ人の作品だと思えないような気持ちになりながら読みすすめていました。 だって日記...
谷川さん、死んじゃったから読んでおきたいな…と読み始めました。初谷川俊太郎。 そもそも私は「詩」のことはわかっていないのですが、何かメッセージを感じる作品と、ただの日記みたいな作品があり、とても同じ人の作品だと思えないような気持ちになりながら読みすすめていました。 だって日記は自分にも書けそうだから… でも最後にはただの日記なのに、そこに谷川さんの「こころ」があり「からだ」も見える気がしてきて、読んでいて愛おしい気持ちになれた。 惚けた母の手紙という作品は泣いた。 惚けてもおかしくない年齢の母を持つ人には読んでもらいたい。 心に残ったのは、 「心のゆとりは、空間のゆとり」 「恋は喜びと寄る辺なさに味わいがある」 追記 詩じゃなかったエッセイだった笑
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新潮文庫の100冊 2024を読もうと入手した。 (2024.12.18) ※2024.12.14古本をネットオフに注文、12.16到着 新潮文庫の100冊 2024:12冊目 2025.1.4読書開始
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なぜか日本国憲法の健康で文化的な最低限の生活という一文が浮かんだ。 これから歳を重ねても谷川さんのようにたくさんの芸術やら知的?な友人とちゃんと文化的な会話が出来て何というか、生きてるって食べて命を長らえるだけではなく、常に学びのある生き方をしたいなぁなんて思った。 亡くなってな...
なぜか日本国憲法の健康で文化的な最低限の生活という一文が浮かんだ。 これから歳を重ねても谷川さんのようにたくさんの芸術やら知的?な友人とちゃんと文化的な会話が出来て何というか、生きてるって食べて命を長らえるだけではなく、常に学びのある生き方をしたいなぁなんて思った。 亡くなってなお、たくさんの詩が、言葉が、文章が、いろんな場所で 誰かの心に響いたり響かなかったりし続ける。
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2024夏、新潮文庫の100冊で見つけてジャケ買した本 些細な日常を見直すきっかけになる インドの描写がおもしろかった
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書店で見つけて「おばぼ手に戯れに唾を垂らしたら、おばがそれを舐めた話」が強烈だったので購入したが、それを超えるショッキングな出来事はなかった。 たぶん2年ほどかけて読了。
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2時間50分で読み終わりました。 谷川俊太郎の日常の話でした。 小説というよりエッセイ。エッセイというより日記?というような感じの本でした。
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概念的な記述が多く、かつ回りくどいため自分には相性が悪かった。 が、そこはさすが詩人。 「ゆとり」を 「固定されようとする感情や思考をほぐす働きをもつもの」 と言い表す。 なるほど、車の部品の 「あそび」の部分みたいに、分かりやすく絶妙に形容するところはさすが! ゆとりがあるか...
概念的な記述が多く、かつ回りくどいため自分には相性が悪かった。 が、そこはさすが詩人。 「ゆとり」を 「固定されようとする感情や思考をほぐす働きをもつもの」 と言い表す。 なるほど、車の部品の 「あそび」の部分みたいに、分かりやすく絶妙に形容するところはさすが! ゆとりがあるから感情や思考は柔軟になる。 コリコリに凝り固まった価値観の中には、偏った硬すぎる考え方しか生まれてこないもんな。 思考に限らず、何事も柔軟性が大事という訳だ。 P138 日本人には愛よりも、情の方がしっくりくる。 この表現、作家の岩井志麻子さんもYouTube動画の中で仰っていた。 もしかしてこの本を読んだのかな!? (知らんけど) 金子光晴にとって愛は、(情)なしでは考えられなかったというくだり。 情愛に情欲、愛情など、 情は愛とよく組み合わさってくる。 (情)という一文字になったとき、そこに愛のエッセンスは消え、しっとりとしたどこか湿り気を孕んだ情のイメージが膨らんでくる。 やはり梅雨を初めとする四季を繰り返し国を繁栄、存続させてきた日本には、情が相応しいと感じた。
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一人暮らしを始めるという単純な理由で購入。 中身を知らずに、後から詩人のエッセイと知る。 読了後、こういう人(谷川さん)と結婚したい〜って理想の人間像が浮かぶほど、作者の感性に惹かれた。惹かれるというか、いいなぁと思う箇所が多くて、この人を知りたいという欲?で読み進めた。これは、恋か。笑 一人暮らしって、世帯の意味でなく、 暮らす、生きるとはこういうことだよって教えてくれる、健康に生きていくヒントを教えてくれた。
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ちょっとしたきっかけがあり、谷川俊太郎に興味を持った。 ある大人の胸の内を見るのはなんだか新鮮。自分の思いを開示したくなる。
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詩人である著者が普段感じたこと、言葉から思うことなどを連ねたエッセイ集。後半は著者の数年間の日記も紹介。詩作の評論などはなく自然体でユーモアを交えながらその時時の想いが述べられているが、それぞれの表現がやや抽象的であり、著者の意図を読み解くのに私は少し時間がかかった。詩というもの...
詩人である著者が普段感じたこと、言葉から思うことなどを連ねたエッセイ集。後半は著者の数年間の日記も紹介。詩作の評論などはなく自然体でユーモアを交えながらその時時の想いが述べられているが、それぞれの表現がやや抽象的であり、著者の意図を読み解くのに私は少し時間がかかった。詩というものは個人の思いを伝えるものと思っていたが、本当にいい詩は個人の思いや言葉を離れたところにある、というのは意外であった。
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