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遥かなる水の音 の商品レビュー

3.9

93件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    22

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2013/11/17

パリで、ひとりの青年が死んだ。 彼の遺言は「遺灰をサハラにまく」こと。 彼を深く愛していたひとたちは、それを叶えるためにサハラを目指して旅に出る。 説明するのが難しいんですが... 穏やかな波みたいな 夜の砂漠みたいな 静かで、清廉な空気をまとった小説です。

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2013/09/15

静かな流れと、それに対比するようなそれぞれの強い想い。随所で涙してしまった。それでいて清々しい気持ちで読み終えられる、いい作品に出会えてよかった。

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2013/06/29

 周(あまね)の希望通り骨を撒くため以前周が旅したルートでサハラへ向かう姉緋沙子とジャン=クロード、友人の浩介と結衣、案内人のサイード。  長期間の旅でいろいろありつつも残された人たちは何とかこの旅で立ち直れたのではないかと思いました。  しかし、話が暗くてじめじめしてました。...

 周(あまね)の希望通り骨を撒くため以前周が旅したルートでサハラへ向かう姉緋沙子とジャン=クロード、友人の浩介と結衣、案内人のサイード。  長期間の旅でいろいろありつつも残された人たちは何とかこの旅で立ち直れたのではないかと思いました。  しかし、話が暗くてじめじめしてました。どうしも浩介のキャラが好きになれなかったです。この辺りに行ったことがある人が読むと読みながら風景が目に浮かび楽しいだろうなぁと思いつつ読んでました。愛の形も国や文化によって違うことも感じた1冊。

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2013/03/01

日本、フランス、モロッコ、男女、同性間、禁忌を6人(+α)の恋愛を軸にモロッコからサハラへの旅物語 村山由佳の小説は一人称が多いというのもあるが、少々考えが異なっていようと、自分が小説の中に入りこんでいってしまう 過去に出版された村山由佳の作品はエッセー以外全て読んでいるが、語...

日本、フランス、モロッコ、男女、同性間、禁忌を6人(+α)の恋愛を軸にモロッコからサハラへの旅物語 村山由佳の小説は一人称が多いというのもあるが、少々考えが異なっていようと、自分が小説の中に入りこんでいってしまう 過去に出版された村山由佳の作品はエッセー以外全て読んでいるが、語り部(一人称)の考え方がまるっきり異なっていても、入れ替わっても違和感がないのは村山マジックなのだろうか? 個人の考え方の狭さに頷き、数ある捉え方の違いに頷き、そして、延々と続いてきた人の営みと壮大な自然のなかではサハラの砂の一粒にしか過ぎないのではないかと、それがまた爽快であったりする 私は既に20回は読んでいる小説のひとつ

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2013/02/22

瞼を閉じると浮んでくる モロッコの風景。 主人公達と同じルートで旅がしたあ。 読み終わった後の爽快感のみが残ります。

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2013/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 アマネのルームメイト・ジャンクロード、姉のヒサコ、友達の浩介とユイ。病気で逝ったアマネを弔うために、彼の希望どおりに骨をまくため、 サハラ砂漠へ行く。それは便利で速い最短ルートではなく、 アマネのかつて通ったルートでだった。  それぞれの想いとして書きつづられる間にアマネの目線が入っていた。  パリで働くヒサコの感情やパリの景観に関する描写、サハラまでのその街々に関する描写が 本当にすばらしい。まるで自身で見ているかのようだった。  ユイが浩介に対して素直になれた件がいい。  死んでしまうとは思わず、時間はたっぷりとあって、ずっとその時間が続くと 思っていた気持ちはよくわかる。    行ったことのないサハラがそこにあるかのような錯覚に陥った一冊。

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2013/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

霊感体質でありゲイであった周。 この世界で生きにくい想いをしていた周が逝った。 姉の久遠緋沙子 周の最期を看取ったジャン=クロード・パルスヴァル 周が密かに想いを寄せていた奥村浩介 浩介の恋人である早川結衣 の4人は周の遺骨をサハラに散骨する旅に出る。 周の魂と共に

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2012/12/31

なくなった弟の遺灰を砂漠へ。様々な登場人物の視点で語り継がれていくことで、それぞれの人物の関係性が見えてくる。村山作品、男と女、男同士でも危うい愛情の表現に惹かれる。

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2012/11/26

遺灰をサハラにまいて欲しいという遺言を叶えるべく、異国を旅する四人。登場人物それぞれの視点をめぐりながら進んでいく物語は、繊細で切ない。 旅路の描写はとても鮮やかで、異国情緒たっぷり。

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2012/11/20

ある青年が亡くなります。 亡くなった彼-年の離れた姉-彼のパートナーのフランス人男性-友人の男女-現地ガイドの男性 6人が交代で語り部になります。 それぞれ色々と秘めた想いがあります。 旅が進むうちに、自分の心に葛藤しながらも見つめていき、自分の気持ちに素直に向き合います。 この...

ある青年が亡くなります。 亡くなった彼-年の離れた姉-彼のパートナーのフランス人男性-友人の男女-現地ガイドの男性 6人が交代で語り部になります。 それぞれ色々と秘めた想いがあります。 旅が進むうちに、自分の心に葛藤しながらも見つめていき、自分の気持ちに素直に向き合います。 この旅が5人にとってとても良い経験になった事が良かった。

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