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フリー の商品レビュー

4

514件のお客様レビュー

  1. 5つ

    135

  2. 4つ

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  3. 3つ

    100

  4. 2つ

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    2

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2012/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋に通う人は一度は見たことのある表紙と思います。 2年前くらいに売れていた本作が、地元の図書館にあったので 読んでみました。 フリー(無料サービスから収益を生み出す)方法について 様々な成功例や作者の意見を織り交ぜて紹介しています。 確かにmixiやFacebook、googleとかは大体が無料ですが、 一部の機能を使うがために有料会員になっている人もいます。 また店や道端で無料でもらったのをきっかけに、 リピータとなり、商品を買い始める人もいます。 このあたりがフリーから収益を生むコツなんでしょう。 こんな話が終始展開されています。 ちょっと話が長いですが、現代的な話なので納得できる作品です。

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2012/02/01

「フリー」という、経済学においてもまだ明確に説明されていない新しい概念をわかりやすく説明してあり、思ったよりあっさりと読めた。ただ、例としてあげられる説明の一部が適切でなかったようには思った。とても興味深いマーケティング手法として読めた。

Posted byブクログ

2012/01/28

作者のクリス・アンダーソンは、あの「ロングテール」を世に発表したWiredの編集長です。今回も、大きな波をキャッチしたようです。 ロングテールの時には、ネット店舗の陳列コストが下がったことによる、既存のスキームの店舗ではリーチできないニッチな客を捕まえることができるようになった...

作者のクリス・アンダーソンは、あの「ロングテール」を世に発表したWiredの編集長です。今回も、大きな波をキャッチしたようです。 ロングテールの時には、ネット店舗の陳列コストが下がったことによる、既存のスキームの店舗ではリーチできないニッチな客を捕まえることができるようになったことを、見事に捉えました。確かに、米国に出張の度に、リテールのCDショップが潰れていくのを見て、これは実際に起きていることだと、目の当たりにしていました。 今回は、ネット上での無料で行われているビジネスのからくりを明らかにして、いわゆる 『ただより怖いものはない』は、 もう存在しないことを見事に証明してくれる。 とにかく、ケーススタディが満載で、なぜ無料のスキームが成り立つのかの、彼の観察が、あまりにも斬新で、そっか、その視点からは考えたことがなかったと、思わずうなってしまいます。序盤の「無料」の歴史論は、ちょっと授業チックで退屈ですが、中盤からのケーススタディのオンパレードは、こんな本が1800円で世の中に出て良いのかと思うほど、今後のWeb社会を予見させます。 そしてキャッチがまた素晴らしい!! あなたがどの業界にいようとも、 無料との競争が待っている。 それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。 そのときあなたは、創造的にも破壊的にも成り得る このフリーという過激な価格を 味方につけることができるだろうか? まさに、この問に見事に答えてくれる、一冊です。 悩むより読むべし!!今年の必読書です!!!

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2012/01/27

フリー1 直接的内部相互補助 顧客が何か買う事を見込んでいる フリー2 三者間市場 メディアなど 広告収入で賄う フリー3 フリーミアム 5%ルール プレミアム版ユーザーの割合 無料と有料のバージョンがある フリー4 非貨幣市場 えてして価格は原価ではなく心...

フリー1 直接的内部相互補助 顧客が何か買う事を見込んでいる フリー2 三者間市場 メディアなど 広告収入で賄う フリー3 フリーミアム 5%ルール プレミアム版ユーザーの割合 無料と有料のバージョンがある フリー4 非貨幣市場 えてして価格は原価ではなく心理学を元にして決められる。 行動経済学

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2012/01/24

まずは、アトム(物質)経済の20世紀に存在する旧来型のフリーについて 説明すべくフリーの歴史から紐解き、フリーを四種類に分類。 ・直接的内部相互補助:フリーでない他の物を販売し、その売り上げをフリーに補填。 ・三者間市場:第三者がお金を払う。 ・フリーミアム:フリーで大多数の人を...

まずは、アトム(物質)経済の20世紀に存在する旧来型のフリーについて 説明すべくフリーの歴史から紐解き、フリーを四種類に分類。 ・直接的内部相互補助:フリーでない他の物を販売し、その売り上げをフリーに補填。 ・三者間市場:第三者がお金を払う。 ・フリーミアム:フリーで大多数の人を惹きつけ、有償バージョンを用意する。 ・非貨幣市場:フリーを提供してもらう代わりに無償で労働する、情報を与える等。 そしてビット(情報通信)経済の21世紀である今日においての著者の見解は、 ・競争市場では、価格は限界費用まで落ちる。 ・テクノロジー(情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅)の限界費用は年々ゼロに近づく。 ・アイデアからつくられる割合が大きいほど物は速く安くなる。 であり、そのため「低い限界費用で複製・伝達できる情報は無料になりたがり、 限界費用の高い情報は高価になりたがる」という フリー版万有引力の法則がはたらいていると著者は説く。 これからはデジタル化できる商品は潤沢化を促され、稀少さはますます目減りする、 この流れに抵抗するよりも、単にフリーを駆使するのではなく、 稀少性を発見しそこを換金化して活かす方法を模索せよ というのが著者からのメッセージではないか。 身の回りにあるフリー(無料)についてわかりやすく書かれていて、非常に面白い。 できれば各章ごとに重要点をまとめてほしかった。

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2012/01/24

フリーをとりまく経済がわかりやすく様々なケースで取り上げられているので、ためになった。もう一度読んで理解を深めたい。

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2012/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書籍化されて少し経ちますが、一読しておくといいかもしれません。 職業とはあまりかかわりが薄いところではあるのですが、このフリー自体の概念の再固定するにはとてもよい本のように思います。 はじめ僕がそうでしたが、「この本でのフリーの定義」を理解しておかないと読みづらいのかもしれません。 フリーミアムのことだけでなく、極限に最小化されるコスト、プレミアムの置き所、とても参考になると思います。 フリーミアム、アトムとビットの価格形成について、収益化されたビジネスモデル、例示やグラフが多く、読みやすいです。

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2012/01/18

いやあ、フリーにもいろんな都合があるもんだなあ。 フリーの理由、強さといったものが解説されてるが、 その中でも中国・ブラジルの不正コピー社会は興味深い。 不正コピーが横行する中で利益を上げるコンテンツは、 年々フリーに近づいていく社会の末路に違いのかも。 そういう意味で中国は強...

いやあ、フリーにもいろんな都合があるもんだなあ。 フリーの理由、強さといったものが解説されてるが、 その中でも中国・ブラジルの不正コピー社会は興味深い。 不正コピーが横行する中で利益を上げるコンテンツは、 年々フリーに近づいていく社会の末路に違いのかも。 そういう意味で中国は強い。どこよりも先を行ってるのかもしれない。

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2012/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近、とある理由でスマートフォンをAndoroidからiPhoneへ変更しました。何が言いたいかというと、Andoroidでは無料だったようなアプリケーションが、iPhoneでは有料だったり、広告付きだったりしているわけです。有料とはいえ、ロングテールのさらに最後尾のような価格なので、がっつかれているというわけではないですが。 昔、PalmOSを使っていたころは、有料のソフトがあるの?と思うくらい、無料で質のいいソフトがそれこそハッカーたちによって開発されていました。その時代がよかった、というわではななく、そうしたハッカーたちの善意が、それこそPalmOSの限界であり、その後の衰退につながったのかも知れません。PalmOSにしろスマートフォンにしろ、それなりに垣根が高かったシステムに市民権を与えたのは、確立した課金のシステムと、程よい無料と有料のハイブリッドのソフトウェア群なのかもしれません。

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2012/01/12

ずっと読みたかったが故に卒論のテーマにまでなった本。 面白かった。漠然としていたフリービジネスに対して4つの分類という枠組みを与えてくれているので、フリービジネスがより理解しやすくなったと感じる。 個人的に良かったと思うのが次の視点。「潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高...

ずっと読みたかったが故に卒論のテーマにまでなった本。 面白かった。漠然としていたフリービジネスに対して4つの分類という枠組みを与えてくれているので、フリービジネスがより理解しやすくなったと感じる。 個人的に良かったと思うのが次の視点。「潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。」「フリーと競争するには潤沢なものを素通りしてその近くで稀少なものを見つけること」フリービジネスの収益モデルを考える上で無視できないことばだったと思う で、なぜ評価4か。完全にはしっくりこなかったからということと卒論に追われて読んだからかと思われる。

Posted byブクログ