フリー の商品レビュー
わたしが受験生だった頃、学校でやった問題集に、横浜国立大学の入試の英語長文で、ジレッドの話がでてきた。この本自体は日本語で読んだけど、文章がほぼ一致したので、この元となった雑誌か何かから取ってきたんだろうなあ、とちょっと嬉しかった。 難しかったです。初心者向けではないのかな。と...
わたしが受験生だった頃、学校でやった問題集に、横浜国立大学の入試の英語長文で、ジレッドの話がでてきた。この本自体は日本語で読んだけど、文章がほぼ一致したので、この元となった雑誌か何かから取ってきたんだろうなあ、とちょっと嬉しかった。 難しかったです。初心者向けではないのかな。というのも、専門用語がいっぱいでてきて、うまく頭に入ってきませんでした。ビットとか…。 だけど物を売るにあたって、商品の性能の良さは前提として、やはり売り方ってのがかなり重要になるんだとわかった。 ちょっとした工夫、フリーをうまく使って、商品を普及させることができるんですね。 しかもフリーってのが鍵で、限りなく安くしても、やはりフリーには適わないし。お金を払うときの決断ってのもはっとなった。
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半分くらい(しかもななめ読み)しか読めませんでした。 今までこのような切り口に関するフリーの研究はなかった、ということです。 サンプル配布による広告だけでなく、ジレッドによる替刃ビジネス、amazonの送料無料、OSSといった様々な形態があることに改めて気づきました。それぞれ、一番最初に考えた人は偉大ですね。
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さまざまなフリーのビジネスモデルを学べました。 なぜ世の中に溢れかえってる試供品や無料版が成立つのか素朴な疑問に、深い視野、考察から答えてくれました。
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無料のビジネスについて書かれた本。よく分析されており面白い。 無料は今や一つの大きな「戦法」になっているのだと痛感した。 自分が戦略を立てる時に逆転の発想として、「タダ」にしたらうまくないないかを考えてみるようにしよう。 (今やもうそれは逆転の発想ですらない、普通の戦略の一つ...
無料のビジネスについて書かれた本。よく分析されており面白い。 無料は今や一つの大きな「戦法」になっているのだと痛感した。 自分が戦略を立てる時に逆転の発想として、「タダ」にしたらうまくないないかを考えてみるようにしよう。 (今やもうそれは逆転の発想ですらない、普通の戦略の一つになっているが。) 周りの無料のものはどこからお金を設けているかを考えても面白いね。
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フリーの例として、アマゾンの書評があるかもしれません。 本の宣伝広告をしようと思ったら、 お金を支払わないといけません。 それが無償でできるのです。 それがウェブの仕組みです。 あたりまえのことが、お金を生み出す新戦略といわれてもピンときません。 ウェブがはじまったころからの話だし、 もともとインタネットはネットワークの相互接続で、無償が原則でした。 原理を知らない人が読むと驚くかもしれないが、 原理を知っている人にはあたりまえのことが書かれているだけなのかもしれません。
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FREEとは何か?、その歴史、現在経済に及ぼす影響、FREE対する誤った見解、などFREEについて他面的に書かれた本。デジタルはその物性と人間の性質により無料になりたがりいずれはゼロと競い合う、という内容が印象的。詳しく且つ分かりやすいので、フリーペーパーやフリーウェアくらいしか...
FREEとは何か?、その歴史、現在経済に及ぼす影響、FREE対する誤った見解、などFREEについて他面的に書かれた本。デジタルはその物性と人間の性質により無料になりたがりいずれはゼロと競い合う、という内容が印象的。詳しく且つ分かりやすいので、フリーペーパーやフリーウェアくらいしか頭になかった自分としてはかなりイメージが広がった。ただ、サブタイトル「無料からお金を生み出す新戦略」というのはあくまでもFREEを提供する側の視点。最近は無料コンテンツだと思っていたら有料だったというようなトラブルもあるので、顧客視点の章もあればもっと良かった。
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最近、いかにして仕組みを作って利益を上げるかを知りたくなり、対価の取り方の中でもエンドユーザーを無料にするものに興味があったので、こちらを買いました。 何年か前に書店で平積みになっていて、そのときから気になっていたのですが、因果は巡るというか、昔気になっていてそのときは買わなか...
最近、いかにして仕組みを作って利益を上げるかを知りたくなり、対価の取り方の中でもエンドユーザーを無料にするものに興味があったので、こちらを買いました。 何年か前に書店で平積みになっていて、そのときから気になっていたのですが、因果は巡るというか、昔気になっていてそのときは買わなかったものって、なぜか必ず後で読むことになります。 これは面白い。R25やフェイスブック、民放テレビのように広告収入でエンドユーザーが無料のものから、費用負担が薄く広く分散されていて事実上無料に見えるもの(実は公共サービスはこれに近いかもしれません)まで。さらに、そのサービス自体ではもう対価を取るのをあきらめ、サービス自体は純粋にプロモーションとして使い、周辺に作り上げた世界で稼ぐモデルもあります。例えば、音楽のコピーやYouTubeへのアップはもう止められないので、曲の提供自体はもう商売としてあきらめ、増えたファンをコンサートに繋げて稼ぐとか。 原則、デジタル情報に変換できるものは無料になっていく強い力が働くようです。情報は複製コストが限りなく低いので。 このあたり、著作権は今後どうなるのかという話と関係して実に面白そう。情報自体はフリーにしつつ、原作者に正当な対価が払われるような新しい枠組みが必要になってきていると思います。 この作者の前作、『ロングテール』もいま読んでいますがこれも抜群に面白いです。
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"There's no such thing as a free lunch" 「内部相互補助」p31 【三者間市場】 無料なもの・・・コンテンツ、サービス、ソフトウェア メディア、消費者、広告主 p37 【フリーミアム】 5%の有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えている。(5%ルール)p39 「ペニー・ギャップ」p84 「ゼノンのパラドックス」p118 「複合学習曲線」p124 【クラウドのありか】 オレゴン州ダラスで、ポートランドから130キロ離れたコロンビア川沿いに行けば、少なくとも外からその建物をみることができる。そこはGoogleのデータセンターのひとつで、大きな工場のような建物に、数万台のコンピューターボードとハードドライブが、移動可能なラックに数十台ずつ収められている。すべてがネットワーク・ワイアで接続されていて、建物からインターネットへは光ファイバーケーブルの太い束で結ばれている。p160 「ダンバー数」:個人が維持できる人間関係の限界数。(150人)p219 フリーが世界に生み出す経済規模は少なくとも3000億ドルになる。p223 【中国の模倣文化】 「欧米の報道では、中国の模倣品は犯罪以外の何物でもない。だが中国では、模造品は別の価格帯の別の商品であって、市場が求めたバージョン化のひとつなのだ」p269 「機会費用」:ランチに費やした時間でほかのことをしていたら生じたであろう価値のこと。p287 ウェブは主にふたつの非貨幣経済単位で構成されている。注目(トラフィック)と評判(リンク)だ。p296 【インターネットを動かす3つのテクノロジー】 情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅。p322
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パクりだなんだというけれど、著作権をふりまわすのも実は一面的な見方なのかもなぁ…と関連して思ったりもした。ずっと積読だったのをようやく読破。
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本屋に通う人は一度は見たことのある表紙と思います。 2年前くらいに売れていた本作が、地元の図書館にあったので 読んでみました。 フリー(無料サービスから収益を生み出す)方法について 様々な成功例や作者の意見を織り交ぜて紹介しています。 確かにmixiやFacebook、googleとかは大体が無料ですが、 一部の機能を使うがために有料会員になっている人もいます。 また店や道端で無料でもらったのをきっかけに、 リピータとなり、商品を買い始める人もいます。 このあたりがフリーから収益を生むコツなんでしょう。 こんな話が終始展開されています。 ちょっと話が長いですが、現代的な話なので納得できる作品です。
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