フリー の商品レビュー
流通するすべての商品がコモディティ化すると、人に与えられた有限の時間が価値を生む。なので、時間の短縮にはお金を払う人がいるわけだ。これは、無料ゲームソフト会社が球団を買えた理由のひとるなのである。また、インターネットを贅沢に利用できる時代では自己のブランディング化をすすめること...
流通するすべての商品がコモディティ化すると、人に与えられた有限の時間が価値を生む。なので、時間の短縮にはお金を払う人がいるわけだ。これは、無料ゲームソフト会社が球団を買えた理由のひとるなのである。また、インターネットを贅沢に利用できる時代では自己のブランディング化をすすめることで、企業ではなく個人をより前面にだして売ることができるようになった。すべては贅沢に利用できるネット環境がなせる業なのである。 巻末付録に『無用のルール』と『フリーミアムの戦術』の要点を箇条書きに記載あり。このページだけでも読む価値がある。
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なるほど、web上に無料のサービスがいろいろあるけどweb上に限らず昔からあるビジネスモデルだったのね。web上であってもなくても、いかにフリーのあとに儲ける仕組みを作れるかが決め手だな。しかもこの本によると世の中みんなフリーに向かっていくらしい。競合より先に手を打てるかな?
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昔にクライアントの方からいただいた一冊。曰く「これからの時代の考え方には必須のため見ないとやばい」とのこと。確かにフリーミアムの考え方を把握しておくことは重要。 以下レバレッジメモ フリー③フリーミアム 無料なもの―有料のプレミアム版に対する基本版 無料対象者―基本版のユーザ...
昔にクライアントの方からいただいた一冊。曰く「これからの時代の考え方には必須のため見ないとやばい」とのこと。確かにフリーミアムの考え方を把握しておくことは重要。 以下レバレッジメモ フリー③フリーミアム 無料なもの―有料のプレミアム版に対する基本版 無料対象者―基本版のユーザー フリーミアムはベンチャーキャピタリストのフレッドウィルソンの造語でウェブにおけるビジネスモデルとしては一般的だ。それは多くの形態をとりうる。無料から高額のものまで様々なコンテンツをそろえるところもあるし、無料版にいくつかの機能を加えてプロ用の有料版をそろえるところもある。(無料のフリッカーと年間25ドルを払うフリッカープロがその例だ。)皆さんはそれなら香水売場から街角までいたるところで配っている無料サンプルがこれにあたるんじゃないかと思われるかもしない。確かにそうだが、フリーミアムはそこに重要なひねりを加えている。従来の無料サンプルは販売促進用にキャンディバーを配ったり新米の母親におむつを送ったりするものだ。そうした試供品は実費がかかるので生産者は少量しか配れなかった。少量で消費者を引き付けてより多くの需要を生もうとしたのだ。一報デジタル製品においては、無料と有料の割合は全く異なる。典型的なオンラインサイトには5パーセントの有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えているのだ。フリーミアムのモデルでは有料版を利用するユーザー1人に対sh知恵無料の基本版のユーザーガ19人もいる。それでもやっていける理由は19人の無料ユーザーにサービスを提供するコストが無視できるほどゼロに近いからだ。
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GoogleやYoutubeなど無料のWebツールを使ったマーケティング方法についての本。初心者にもわかりやすく各項目が説明されています。 Webマーケティングの参考書として使いたい本です
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従来は優秀なエンジニアを雇ってソフトウェアを開発していたが、いまはオープンソースという手法がある。IT革命によって形のない「情報」はどんどん無料になっている。 また、形があるものも無料になっている。例えばR25のような雑誌がそうだ。 この無料の経済がどうなっているのかを知りたくて...
従来は優秀なエンジニアを雇ってソフトウェアを開発していたが、いまはオープンソースという手法がある。IT革命によって形のない「情報」はどんどん無料になっている。 また、形があるものも無料になっている。例えばR25のような雑誌がそうだ。 この無料の経済がどうなっているのかを知りたくて読んだ。 マズローの5段階欲求説の一番上は、「自己実現の欲求」だ。社会が成熟してくると、人は自己実現を欲する。この原理の上に成り立っているのが、オープンソースプロジェクトだ。 さらに、ものを売る側、買う側という二者ではなく、もう一つの存在をかませることで三者の関係にする。その結果、消費者には無料で商品を提供するというのが、R25を無料で提供する手法だ。 社会が複雑になるにつれて、物を売る手法も進化している。 経営の神様・松下幸之助は、「無税国家」を作れると主張した。サービスを提供する役所とサービスを購入する市民という関係の中で、そのサービスを無料にできると訴えた。 企業は知恵を発揮して無料のサービスを生んだ。役所も市民にとって無料の行政サービスを提供することができるはずだ。
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良書中の良書。巻末付録は必見である。この本のFREE版があるのは買った後に知ったが、それでも払うだけの価値アリ。
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2009年に発行。ちょっと古いですが読んでみました。 勉強の為とか仕事に活かそうとかいう気はないです。 あるのは好奇心のみ。 アトムは無料になりにくく、ビットは無料になる。 本書ではフリーをうまく利用したビジネスが多数紹介されてます。 多分、本題とあまり関係ないところでおもし...
2009年に発行。ちょっと古いですが読んでみました。 勉強の為とか仕事に活かそうとかいう気はないです。 あるのは好奇心のみ。 アトムは無料になりにくく、ビットは無料になる。 本書ではフリーをうまく利用したビジネスが多数紹介されてます。 多分、本題とあまり関係ないところでおもしろいなと思った部分↓ ●フリーは対象者のパイを極端に増やすことができる。なので、1000人のうち一人にお金を出してもらえれば良しとする。オンラインではもともとコストがかからないので問題ない。フリーにすることでとにかく注目度があがる。ある意味、数打ちゃ当たる戦法。 これを自然界の生き物の話と絡めていたところがおもしろい。 人間の脳はムダに対して抵抗を感じるようになっている。なぜならほ乳類であり、ほ乳類は動物の子供の数が少なく、子供が大人になるまで膨大な時間と手間を費やす。食べ残しや浪費に罪悪感を覚える。しかし自然界のほとんどの生き物はそうではなく、マグロは1回の産卵で1000万個の卵を生むが、成体になるのはそのうち10個。 うんぬんかんぬん〜長くなりました。すいません。 フリーは膨大な量から、少なくはあるけれど価値ある対象者を検索するのにもってこい。フリーが世の中に多くなったからといって、無駄に感じる必要はないのではないのかという話。 これだけフリーが多くなると世の中の経済って大丈夫かなと心配してましたが、著者はフリーを随分前向きにとらえていて安心しました。売れない音楽もライブやグッズその他で商売にできることはいくらでもあるんだなと。 何より、創造が好きな人がアピールできるステージがたくさん用意されたことが嬉しい。 それがフリーの一番の恩恵じゃないかと思ってます。
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長い積ん読期間を経て、ようやく読み切った一冊。俺らの世代はデジタルネイティブとイミグラントの狭間だと思うから、一番読む価値のある世代かも。 本書によれば、複製にかがるコストが実際の価格と比べ圧倒的に安いものは、その価格タダになる力が働く。イメージとしてはPDF化された本やmp3...
長い積ん読期間を経て、ようやく読み切った一冊。俺らの世代はデジタルネイティブとイミグラントの狭間だと思うから、一番読む価値のある世代かも。 本書によれば、複製にかがるコストが実際の価格と比べ圧倒的に安いものは、その価格タダになる力が働く。イメージとしてはPDF化された本やmp3の音楽をコピーすることに近い。 おまけにこれらはヴィトンの偽物とは違って、本物と何も変わらない完全なコピーなのよね。 これは倫理的な問題が潜んでいるかを議論することも出来るが、どんな結論が出るにしてもこの流れをせき止めることはおそらく出来ない。これはリンゴが重力に引かれて落ちる物理学の問題に近い。 その結果、フリーへの引力は社会に変化を要請する。実際、中国やブラジルではCD販売ではなく、ライブやその注目度を利用した他企業の広告出店料をメインの収入とするアーティストも多いとのこと。 俺の場合この手の不正コピーの話は医学書が頭に浮かぶんだけど、そういう専門書も複製されて、いずれはフリーになっていくのかな。そうだとすれば、著者は新しいビジネスモデルに乗った方法を考える必要があるのかも。 手っ取り早いのは機能を上乗せしたフリーミアムモデルだと思う。学生は無料、医師は有料とうまく棲み分けができるような。 「不正コピーは犯罪です」を念仏のように繰り返すこともひとつの手段だとは思う。 だけど、もしかしたらそれって、船の進路上にある灯台の光に向かって進路変更を要請し続けるようなものかもしれない。 いろいろと考えることの多い本でした。俺は結構保守的なとこもあるのでw得るものも多かった、おすすめです!
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1ヶ月分の新聞を読んだような気分である。要素要素は面白かったものの、読んでいて苦痛だった。アメリカ人ってなんでこんなに編集能力がない人が多いんだろう。書籍である必要も、個人が書く必要もないような内容だった。
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なぜ物が無料で儲かるのか? そこには驚きと納得の人間の心理が働いているというそうです。 マーケティングに興味のない人も、読むと仕組みが分かって得します。
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