スコーレNo.4 の商品レビュー
色々な苦しい事を経て、最後は良かったね…とほっとしました。かわいい妹達に押されがちな長女の生き様。分かるような気がします。
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就活終えたところで読んでみた。 自分に自信がない主人公が、仕事に面白さを見つけて、自分を肯定してくれる人と出逢ってハッピーエンド。うまくいきすぎな気もするけど自分についても考えさせられる本だった。
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瑞々しく柔らかくゆっくりと静かに麻子が成長していく。各章で、恋を軸に。劣等感をもつ麻子をみていると重なるものがある。何もない自分。いつも抱える孤独。自分の心に素直で狂熱的な人への憧れ。なんであんな風にできるんだろう。私にはできない。私は持ってない。あぁわかるよ、と思うところも多い...
瑞々しく柔らかくゆっくりと静かに麻子が成長していく。各章で、恋を軸に。劣等感をもつ麻子をみていると重なるものがある。何もない自分。いつも抱える孤独。自分の心に素直で狂熱的な人への憧れ。なんであんな風にできるんだろう。私にはできない。私は持ってない。あぁわかるよ、と思うところも多い反面、なぜか目が滑る。これは嫉妬かもしれない。あるいは、自分の隠してきた自信のない部分に触れられるような気持ちになるからかもしれない。「好きなように、怖がらないで」そうならなくていい。そのままでいい。たぶん今からでも遅くない。
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美人の次女と、末っ子三女と比べ、なんの取り柄もないと悩む三姉妹の長女、津川麻子。 中学生の頃、高校生の頃、大学での就職活動、そして職場での成長。 4つそれぞれのタイミングで彼女が抱える悩み、葛藤、喪失感、期待感、家族への失望、将来の自分への不安など、感情の機微が丁寧に描かれていま...
美人の次女と、末っ子三女と比べ、なんの取り柄もないと悩む三姉妹の長女、津川麻子。 中学生の頃、高校生の頃、大学での就職活動、そして職場での成長。 4つそれぞれのタイミングで彼女が抱える悩み、葛藤、喪失感、期待感、家族への失望、将来の自分への不安など、感情の機微が丁寧に描かれています。 世の中を生きてゆく、そのことの「ままならなさ」や、全てを引き受けた上で人生を歩むことの意味を一人の女性の青春と成長を通して語っている作品です。 中高生から大人まで楽しめる作品だと思いますが、どちらかと言うと女性向けの物語でしょうか。 ラストに向け、麻子のこれまでの人生(つらい経験や「思い出」に昇華されたかつての恋も含め)が、巡り巡っていることが、この物語の素敵な読後感を演出していることは間違いありません。 骨董品店、という麻子の家の商売も、良い味を出しています。
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就活をしている自分にとって、主人公が社会人になってからのストーリーがとても心に響いた。 例え興味をもてない仕事であろうと、自分なりにやりがいや楽しさを見つけていくことが大切なんだと思った。 最初は全く興味のない靴の業界に対して、地道に努力していくうちに仕事が楽しくなりどんどん...
就活をしている自分にとって、主人公が社会人になってからのストーリーがとても心に響いた。 例え興味をもてない仕事であろうと、自分なりにやりがいや楽しさを見つけていくことが大切なんだと思った。 最初は全く興味のない靴の業界に対して、地道に努力していくうちに仕事が楽しくなりどんどん成長していく主人公が素敵だった!!
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◯靴を選びながら、なんと気持ちのいい仕事だろうかと何度もため息を漏らしそうになった。(268p) ◯奥さんになっても、お母さんになっても、ただの私の人生の一部じゃないか。(306p) ◯どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの、そういうものこそが扉に...
◯靴を選びながら、なんと気持ちのいい仕事だろうかと何度もため息を漏らしそうになった。(268p) ◯奥さんになっても、お母さんになっても、ただの私の人生の一部じゃないか。(306p) ◯どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの、そういうものこそが扉になる。(311p) ★詩のような文章でできていると思った。 ★3章の途中から、麻子の性格も、物語も、変わったようになる。それまでのストーリーもここに繋がっている。行き詰まっている人が読んだら、何か扉が開けるかもしれない。 ★七葉ちゃんのサイドストーリーが読みたい。
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一人の女の子の、複雑な内面を、あー、こういう感情あったなあ、、、と、思わず唸りながら、成長を眺められる物語。その年代年代での、感情をすごく鮮烈に切り出していると思った。10数年ぶりに読んだが、今、44歳の私でも思わず引き込まれ、数時間で読了。
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ひとりの女性の成長を静かに追っていくような話し。 愛することはどういう事なのか、彼女とその周りにいる人達にとっても愛することはどんな事なのかそれぞれ違う。 彼女の見つけた愛することは今思う事とこの先ではまた違うものになるかもしれない。 好きな人、物を見つけて大事にしたいと思う気持...
ひとりの女性の成長を静かに追っていくような話し。 愛することはどういう事なのか、彼女とその周りにいる人達にとっても愛することはどんな事なのかそれぞれ違う。 彼女の見つけた愛することは今思う事とこの先ではまた違うものになるかもしれない。 好きな人、物を見つけて大事にしたいと思う気持ちが愛することなのかな。
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いつから面白くなるのかと期待したが、靴屋での章は、面白かったが、何となく読み終わった感じ。七葉が気になった。
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良かった。くどくど書いてあるわけじゃないのに文学作品のように感じた。 靴屋さんのくだりがたしかに良い。 この作品も主人公など見かけは平凡な脳内イメージで読み進めた。 もしかして映像化されてるかもしれないけどどんな配役になってるか。
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