天冥の標 Ⅰ(下) の商品レビュー
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ガチガチの戦争ものになった 途中から明らかに敵側の思惑というか真意が見え隠れしてきて、主人公サイドの行動に素直に感情移入できなかったから、カタルシス的な読後感はなかった あったのはただただ謎、謎だけである なので、この間だけではいかんとも評価しにくいが、それが収束するであろう期待や想像する楽しみがある 焦らすなぁ…
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めまぐるしく、いろんなことが起こり、いろんな人(?)が現れ、そしてばったばったと死んでゆく。 えー!どうなっちゃうの?
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ーーー西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは入植300周年を迎えようとしていた。しかし臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えつつあった…小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇。 ...
ーーー西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは入植300周年を迎えようとしていた。しかし臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えつつあった…小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇。 暫定最も好きな作家の小川一水。 その人の「できること全部」やっちゃうシリーズの第一章。 なんという骨太SF 頭の中の想像力エンジンがトップギアを維持したまま、2日半で2冊約800ページを走り切ってしまった。 謎が解かれて事実となり、事実が化けて謎になる。 10章まであるのに最初からワクワクが止まらない。 「そうだ。われわれは《休息者》。実りを待つ者」
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こいつは死なないだろこいつは死なないだろと思った人物が惜しげもなく死んでいくのでさあ今正に一大スペースオペラ序章の幕が上がったぞ! という高揚感よりもあまりの呆気なさに虚無感しか残らなかったというか……これ完結巻まで読んでもすっきりしなかったら恨むぞ(←読むんだ。)
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読んでいて心よい先を想像してワクワクする小説だったけど、これで終わらせる気だったら怒って投げてる。続刊があると聞いていて(物語としては違うけど)良かった。Ⅱ以降は場所がまた変わって違うらしいけど楽しみ。 本当に下巻の終わり2/3はこのページ数で終わるのかと終わらせられるのかとハラハラしながら読む小説だった。案の定この間で語りきろうとするなら文字数は足りなくて打ち切り漫画のような話の収束させ方だった。全部の望みは当事者にとっては訳の分からない何の予感もしないままに奪い取られ彼らは革命者ではなく聞き分けのない市民、それも重大な間違いを犯した破滅者になってしまった。唯一望みの有りそうな彼らは逃げてしまうし、今まで大きな特異点だった彼は死んでしまう。 その後を担うはずだった彼女は志でしか生きることはできなくなるしそれを支える家族も家も愛する人も権力も軍的力すら無い。 この先は泥沼だ、望みがあるとすればあの意味の分からない他の星から来たという胡散臭い彼らだろうか。休息者も恋人たちも海賊も軍人もレクターもダダーもなにもフェロシアンに対処しきれない。この世界はそうなるのだろうか、どうするのだろうか。ドロテア、まだ見ぬ地、何がどう絡むのだろうか。 迎えた結末としては彼らにとっては現時点で悲惨なものであった。 バッドエンドでデッドエンド、それに引換え得たものすら無い。 ストーリー通りに進み、その中で特異点としては何があったのだろう。 この先この物語がどのようにつながっていくのかは分からないが彼らは相当特殊な構成でその星に存在し、少ない物資や電力の中で生き抜居てきた。そしてそれを壊したのは彼ら自身である。 しかたのないことであり、革命者は事態を終わらせたい権力者に操られたようにも見えたが権力者、領主たる彼は相当な頑張りをして自分の責務を全うしようとし、さらにはそれに耐え切れず自分の用意した舞台で周りに何もなくなった時にそれを投げ出したのだった。 そういえば人間以外は人間に運ばれることでしか星星をわたらないのだろうか。
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物語が一段落ついたと思ったら、突き落とされた。 予想もつかない衝撃の結末が、主人公と読者を襲う。 激しく続きが気になるが、明かされるのは当分先だろうなあ……。
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上下巻合わせて5時間ほどで読了。 10巻以上出るって聞いてたしもう6巻まで出てるし面白いの分かってるので全部出るまで買うの我慢しようと思ってたけど読む本がことごとく見つからなかったので購入。 小川一水の長編SF作品。 西暦2803年、住めなくなってしまった地球から飛び出し、植民...
上下巻合わせて5時間ほどで読了。 10巻以上出るって聞いてたしもう6巻まで出てるし面白いの分かってるので全部出るまで買うの我慢しようと思ってたけど読む本がことごとく見つからなかったので購入。 小川一水の長編SF作品。 西暦2803年、住めなくなってしまった地球から飛び出し、植民星メニーメニーシープへ辿り着いた人々は入植から300年が経過していた。軍の圧政に耐えかねた市民たちが政府を相手に蜂起するというのが1巻でのお話。 少しずつ伏線や謎が解き明かされて行くという事で、1巻の段階では正直なところ分からないことだらけでお話は終わります。 人間、アンチョークス、メイスン、ラバーズ、そしてフェロシアンなどの様々な人種が政府に向けて牙を剥き、立ち向かいます。 その途中で起こる様々な出来事は謎を含みつつ話を進めますが、卵の殻を剥がすように少しずつ明らかになっていきます。ユレインの台詞の真意、ラバーズの記憶、メイスンとフェロシアンの目的・・・それはきっとこれから先のお話で描かれることでしょう。 読み始めちゃったので怒濤の勢いで続きを買って読みあさっています。
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これ単体でSFファンタジーとしてじゅうぶんなポテンシャルを持っているのに、最後の最後であれだけ壮大に話を膨らませられたら、びっくりしないわけがない。超期待のシリーズ。
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領主が抱えていた謎が暴かれるが、その先にさらに謎がある。 結局謎だらけ。 10巻のうちの未だ1巻目だから、これからまだまだ先があるということだろう。
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