天冥の標 Ⅰ(下) の商品レビュー
石工のクレヴと、ラバーズの出会いが鮮烈。 議員のエランカが、政治活動を通して、現体制を打破しようと奮闘します。 そして、それぞれのドラマが絡み合う中、たくさんの伏線とともに衝撃のラストへ! カドムやイサリ、アクリラの運命と共に、 ユレイン三世の行く末も見逃せない、手に汗握るラスト...
石工のクレヴと、ラバーズの出会いが鮮烈。 議員のエランカが、政治活動を通して、現体制を打破しようと奮闘します。 そして、それぞれのドラマが絡み合う中、たくさんの伏線とともに衝撃のラストへ! カドムやイサリ、アクリラの運命と共に、 ユレイン三世の行く末も見逃せない、手に汗握るラストです。 そして、二巻へ続く!!
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ライトノベルタッチの植民惑星SFと思いきや…なかなか奥が深くなってきましたぞ。いろんなアイデアがてんこ盛りで、背景に大きな謎をはらんだまま共学の展開で終わる第一弾。続きが気になる今日この頃です。
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後半からの追い上げがすごい。あれよあれよという間に事態が引っくり返って、息を呑んでいるうちに終わってしまった感じです。まんまと作者の意図にのせられました。びっくりしたよ! どうしてこの様な結末を呼び起こしてしまったのか。それを遡っていくのが楽しみです。
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小川一水「天冥の標Ⅰ」の下巻を読了。遠未来の植民星における、独裁者に対する市民革命のお話...と思ったらラストで大変なことにw シリーズ1巻目ならではですね。独立した物語としても楽しめるけれど、それだとラストが納得いかないかw 以下、小川一水氏に対する個人的な感想。 私が小川...
小川一水「天冥の標Ⅰ」の下巻を読了。遠未来の植民星における、独裁者に対する市民革命のお話...と思ったらラストで大変なことにw シリーズ1巻目ならではですね。独立した物語としても楽しめるけれど、それだとラストが納得いかないかw 以下、小川一水氏に対する個人的な感想。 私が小川一水氏の長編で最初に読んだのが「第六大陸」で、正直あまり合わなかった。ロケットを飛ばして月に施設を作るという設定が、緻密な取材によってリアリティーを持っていた。そこが評価されての星雲賞だったのだろうけれど、純粋に物語だけとると、あまり面白く感じなかったのよね。 一方で、科学的なリアリティーを重視する作品ではない中世ファンタジー「風の邦、星の渚」は普通に楽しめた。科学的な設定を詰めすぎないで、のびのびと物語を描いた作品のほうが私の好みなんだろう。そして、小川氏はのびのび書かせると、実は長編の物語を作るのが物凄いうまい作家だったんである。 「天冥の標」は全10巻のシリーズになるが、ⅡとⅠの途中まで読んでいる時点での感想は、長編の物語を作るのがうまい!ということ。ⅠもⅡもずいぶんと雰囲気の異なる作品なのに、どちらもエンタメ精神たっぷりで読み進めるのが楽しいのだ。しかも裏には大きな設定があるわけで、もうワクワクである。 つまり何が言いたいかというと、短編集「老ヴォールの惑星」から入った私は、小川一水氏の長編作家としての実力を舐めていたということ。時間SFの傑作「時砂の王」を読んでなお、長編作家としての実力を疑っていたところがあった。なんともお恥ずかしい話。。。
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読んでて楽しくてにやにやする。 同時に、不吉で不穏で、これやらないほうが、知らないほうが、そっちに行かないほうがいいんじゃないのか、てはらはらして、・・・それにしたってああなるとは思わなかった。 だましだましやってきた世界がばらばらっと崩れて本当のところがちらちら見えてくる、のは怖い。面白い。 しかも、別に誰かが仕組んだ、というより、もともとそうだったのがわかっただけ、というのが。 その「もともと」がこれから明かされていくのが楽しみで。 上巻ですでに石工大好きだったので大活躍が嬉しい。 最後の最後の一文でものすごいテンションが上がったので翌日次の「救世群」買いに行った。
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遠未来、謎多き不自由な外惑星での市民革命からビックリな結末に向けての疾走。 途中まで、不自由な暮らしと政府の理不尽に反抗する開拓惑星の市民革命が、成功したとたんに一気にひっくり返って、 全10巻という長大な作品のプロローグという事を思い出させられる。 エンディングにはまさにビックリさせられる。ただ、ビックリさせられるだけで、これがあとに続かないのであれば憤慨するようなものだが、続くのがわかっていると、後が楽しみになる。 相変わらず構成力が凄いので、10冊分でいかんなく発揮されたときにどうなるかが楽しみです。
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全 10 巻の予定のシリーズの第 1 巻(上・下)。 現在、第 3 巻まで発表されている。 率直な感想は「面白い」。 アニメチックな展開の様な気もするが、 面白いものは面白い。 SF 的ガジェット、設定がこれでもかと登場する。 今後どれだけ大風呂敷が拡がって行くのやら。 第 1 ...
全 10 巻の予定のシリーズの第 1 巻(上・下)。 現在、第 3 巻まで発表されている。 率直な感想は「面白い」。 アニメチックな展開の様な気もするが、 面白いものは面白い。 SF 的ガジェット、設定がこれでもかと登場する。 今後どれだけ大風呂敷が拡がって行くのやら。 第 1 巻結末は放りっぱなしで、 第 2 巻をひたすら読みたくなる。 全 10 巻完結までが楽しみなシリーズだ。
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凄いなー。上下に分かれているとはいえ、これでまだ1巻でしょう。 一つの星と国家と、人民の反抗と革命と滅亡をきっちりと描ききってるんだから。 キャラも立ってるし、よく動くし。 ところで、アクリラを助けるメイドロボ(失われた技術なので修理不可)カヨの声が、脳内で『銀魂』のタマに変換...
凄いなー。上下に分かれているとはいえ、これでまだ1巻でしょう。 一つの星と国家と、人民の反抗と革命と滅亡をきっちりと描ききってるんだから。 キャラも立ってるし、よく動くし。 ところで、アクリラを助けるメイドロボ(失われた技術なので修理不可)カヨの声が、脳内で『銀魂』のタマに変換されて困った。
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この巻から読んでると、その後の巻で明らかになる人物名や単語の意味が分かって来ることによるセンスオブワンダーが得られたかも。 残念ながら、2巻目3巻目を読み終わってから読んじゃたので、ある程度背景が分かっての読書になった。けどあー、このラスト、早く続編を。
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はやくココまでの歴史を総浚えして、どういう事なのかを知りたい。 んで、この先の物語で希望の光が差す事も期待。 --2010.07.14--(再読)
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