天冥の標 Ⅰ(下) の商品レビュー
様々なジャンルの要素をSFで包み込んだ、といった作風で、設定や伏線がこれでもかと詰め込まれていたにも関わらず、上巻と同様にすらすらと読み進められた。 ページをめくる毎に謎が謎を呼び、答えがほとんど何も明示されないまま物語が進み、結末は予想だにしなかったものになった。 次巻からは時...
様々なジャンルの要素をSFで包み込んだ、といった作風で、設定や伏線がこれでもかと詰め込まれていたにも関わらず、上巻と同様にすらすらと読み進められた。 ページをめくる毎に謎が謎を呼び、答えがほとんど何も明示されないまま物語が進み、結末は予想だにしなかったものになった。 次巻からは時代がうんと遡り、どのようにして物語がここに至ったのかがじっくり説明されていくものと思う。楽しみに読みたい。
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ちびちびと読み進めていた本作。色々不穏な表現は散らしてあったので色々なことを想像しながら読んだが、さすがにここまでの終わり方は想像していなくて、あとがき読んで著者の思い通りの反応してしまったな、と笑った。さぁ俄然続きが楽しみになりました。
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凄まじいスピードで上巻を読み終えてしまい、下巻に突入。 各地でいろんな人が様々な思惑で行動する様を見るの好き。群像劇!って感じがして。 いろいろなことが起きてたけど、凄まじいスピードで読んでしまったが故にあっさりした印象になってしまった。今度はもっとゆっくり読んでいこう
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待ちに待った下巻! 正直もっと書いて!という部分がいっぱい。 ・アクリラ帰還、に伴うカヨのナレ死 ・いつの間にかのキャスラン退場 ・カドムのイサリへの蛙化現象の経緯 などなど 読んでてキツかったのは、上巻であれだけイサリイサリ言ってたのに、イサリ喋り始めた途端、コレが蛙化現象か?というくらいカドムが冷めた態度で、読んでて最後までイライラした。コイツにタコハのにーちゃんはもったいなかった! それでも終盤怒涛の展開で次巻以降気になるし、マルフォイぐらにしか思ってなかったユレインが時行様ぐらいに見えて応援してしまう。 舞台は時間も場所も変わるみたいだけど、誰が再登場してくるのか楽しみにしてます。
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CL2025.1.2-2025.1.3 世界が終わったようなラスト。 全10巻の序章のような1巻上下だった。序章というには濃密な内容で、この世界が、この物語がどう動いてどう展開していくのか。先が気になる。
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こんな終わり方ある!?これは序章に過ぎないんだろうけど、という1巻でした。 愛着覚えたキャラほとんど退場してしまい、これからどうなるのか…寧ろメニー・メニー・シープ、存続できるのか。 イサリと、クレヴ改めリリーがキーパーソンかなぁ。 地球からやってきてたふたりも気になります。あんなに簡単そうにハーブCまでこれるの? 2巻は1巻よりかなり前の地球から始まるそうで、この星とはしばしお別れですが、続きも楽しみです。
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壮大な物語の始まり。下巻 ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。 人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だ...
壮大な物語の始まり。下巻 ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。 人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だと思う。SF好きなら迷わず読むべし。
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政争系の話は読めない本は本当に読めないが、これはそれ以外の要素が多分に加えられていて読み易い。そして読み進めるうちに世界が掴めてきて、最後の展開に続きを考えさせられる。流される読書。
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29世紀。地球人の植民星メニー・メニー・シープの港町セナーセーの医師カドムは、親友アクリラの依頼で急速に町に広がる疫病を調査することに。その結果、感染源は甲皮に覆われた謎の生物イサリであると判明する。カドムは凶暴なイサリとなんとか意思疎通できるようになるが、星の支配者である領主ユ...
29世紀。地球人の植民星メニー・メニー・シープの港町セナーセーの医師カドムは、親友アクリラの依頼で急速に町に広がる疫病を調査することに。その結果、感染源は甲皮に覆われた謎の生物イサリであると判明する。カドムは凶暴なイサリとなんとか意思疎通できるようになるが、星の支配者である領主ユレインからイサリを引き渡すよう命じられてしまう。メニー・メニー・シープの民たちは現領主による厳しすぎる配電制限で生活が立ち行かなくなりつつあり、各地で反乱の種が芽吹いていた。反骨精神旺盛な《海の一統》アウレーリア家の嫡男であるアクリラとイサリを失ったカドムも、電力を独占しようとする領主の陰謀を阻止するために動き始める。〈天冥の標〉シリーズ第1作。 上下巻一気読み!面白かった〜。設定も登場人物もてんこ盛りのSF小説だけど、サービス精神にあふれていながら無駄を削ぎ落としたエンタメ特化の文体でリーダビリティが高い。「雄閣」と「雌宮」など、特殊用語のネーミングセンスも好き。 惑星規模のパンデミックを予見した作品としてコロナ禍中に話題となったのがきっかけで手に取ったシリーズだが、このI巻時点では疫病はイサリという謎の生物が登場するためのフックにとどまっている。メニー・メニー・シープはかつての入植船シェパード号に備わる発電炉のみに電力供給を頼っており、その全権を握る領主への反乱が物語の主軸だ。 それと同時に、メニー・メニー・シープという星自体に隠された巨大な秘密があるとちょくちょく示唆される。シリーズものなので解き明かされない謎も多いが、この巻でのクライマックスは「ユレインの目的は本当にシェパード号でこの星から逃げることなのか」という謎の真相。それが明かされたあとは突然ガラッと小説のジャンルが変わってしまうのが最高に楽しかった。『鉄血のオルフェンズ』みたいな絵面を思い浮かべながら読んでいたのに、いきなりギュスターヴ・ドレが描いた地獄絵図になる感じ。 キャラクターでは石工のリリーが好き。クレヴという名を棄て、リリーと名付けられ直して「怒りたい」という自分の気持ちに向き合う彼女には共感せずにいられない。遠い未来の遠い星の話だけど、民の描き方、社会のあり方などに「日本人が書いた小説」だということをビシバシ感じる物語だった。
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