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たまたま の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

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    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/08/12

偶然性をテーマにした本が好きなのだが、この本はある読書会で知り積読になっていたもの。 10年以上前の本なので行動経済学の話などはすでに何度も知っていたし、世の中の成功も失敗もその多くが偶然によるものだというのも今ではよく語られる。それでも良くまとまっていて今読んでも面白かった。結...

偶然性をテーマにした本が好きなのだが、この本はある読書会で知り積読になっていたもの。 10年以上前の本なので行動経済学の話などはすでに何度も知っていたし、世の中の成功も失敗もその多くが偶然によるものだというのも今ではよく語られる。それでも良くまとまっていて今読んでも面白かった。結局は未来を予想してより成功の確率を高める方法は、唯一、打席に立つ回数を増やすだけだ。

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2023/07/23

直感的に、安易に組み合わせ的な発想で物事を考えたり、ある特定の事象が起きる確率は他の事象と排他かついずれも等しい、等の誤った前提を置いて偶然の程度を測りがちであり、正しい前提を置いた式に基づき計算すると案外、何百万分の1ではなく数百分の1程度だったりするそう。 日常でどれだけ使う...

直感的に、安易に組み合わせ的な発想で物事を考えたり、ある特定の事象が起きる確率は他の事象と排他かついずれも等しい、等の誤った前提を置いて偶然の程度を測りがちであり、正しい前提を置いた式に基づき計算すると案外、何百万分の1ではなく数百分の1程度だったりするそう。 日常でどれだけ使うかはわからないが、確率を考える時に自分の思考を一度疑うのはアリと認識できた。 なお、個人的な感想だが文章が冗長で読むのが辛い。

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2022/11/12

以前から興味があって今回やっと手に入れたので読んだ本。 結論から言うと自分のガチガチの文系頭では難しかった。 憧れだけ先走って身にならずという感じだった。 ※ 星の評価も自分の認識足らずの側面を踏まえての評価であり、必ずしも本書の中身を正当に評価しているものではないとする。

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2021/08/18

確率論の話。 興味深いネタだが、よく考えると日常では使う機会は無さそう。 一見の確率と実際の確率とは違うため、数字のマジックに偏見を持たない様に

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2021/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ごりごりの統計学というわけでもなく、割と初歩的な内容や統計学の面白くて分かりやすい部分のみにうまく触れている一冊。 統計学の本かと思って手に取ったら、人生勝ち確定ルートの開拓方法を教えてもらえた気がする。 あざす!!! ----------------------------------------------------- コインの表を「成功」、裏を「失敗」と定義したとして、何回でも投げていいといわれたら誰でも表が出るまでコインを投げるだろうに でも現実世界だとコインを1,2回だけ投げて、「俺には成功なんて無理だー」とあきらめる人が多いのが事実ってことを教えてくれた

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2019/10/13

* 成功の要因における「たまたま」の大きさを実例を出して紹介してくれている。こういうのを読むと(当たり前ではあるんだけど)失敗した時に運のせいだと挑戦をやめず、成功した時にも運のおかげと努力をやめないこと、がやっぱり重要なんだなと感じる。 * 確証バイアスについては、採用面接の時...

* 成功の要因における「たまたま」の大きさを実例を出して紹介してくれている。こういうのを読むと(当たり前ではあるんだけど)失敗した時に運のせいだと挑戦をやめず、成功した時にも運のおかげと努力をやめないこと、がやっぱり重要なんだなと感じる。 * 確証バイアスについては、採用面接の時、何か大きな買い物をする時、人と初対面の時に、常に自覚できるようにならないと決断間違うなと、改めて思った。 * モンティホール問題おもしろい。ちょっと調べてしまった。 * https://en.wikipedia.org/wiki/Monty_Hall_problem

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2019/09/12

「人生なんて上手くいくも行かないもたまたまだよ」と慰めてくれる本かと思ったら、意外と数学史をガッツリ読まされて脳が熱くなりました(それでもよくわからなかった)。 科学も数学も興味ありませんという方は10章だけ読んでしまうという手もあり。 わからない人なりの感想としては、「成功...

「人生なんて上手くいくも行かないもたまたまだよ」と慰めてくれる本かと思ったら、意外と数学史をガッツリ読まされて脳が熱くなりました(それでもよくわからなかった)。 科学も数学も興味ありませんという方は10章だけ読んでしまうという手もあり。 わからない人なりの感想としては、「成功した時は実力のせい、失敗した時は不運のせい」と割り切った方が人間の心理バイアスに沿っていて、ラクに生きられそうだなと思いました。 これは自分に対してだけではなくて、失敗してホームレスに身をやつしているような人達も、「運が悪かったんだな」と思った方が良いということ。 いやホームレスは自業自得でしょ、と思ったあなたは全章飛ばさずに通読すれば、多かれ少なかれ納得してくれるでしょう。

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2019/08/05

多数回起きるイベントでは、偶然の一致が、結構な確率で起きるものだということ、人間はそれが理解できないということ。 例えば、特定のファンドマネージャーが特定の15年間に市場を上回る成果を連続してあげる確率は約33000分の1だが、1000人のファンドマネージャーの誰かが、40年間の...

多数回起きるイベントでは、偶然の一致が、結構な確率で起きるものだということ、人間はそれが理解できないということ。 例えば、特定のファンドマネージャーが特定の15年間に市場を上回る成果を連続してあげる確率は約33000分の1だが、1000人のファンドマネージャーの誰かが、40年間のうちの任意の期間に連続15年市場を上回る成果を上げる確率は4分の3ほどにもなる。 真珠湾攻撃の直前には、それを予測させる情報が多数あったのだが、現実には予測できなかった。それは、同じ時期に他の場所の攻撃を予測させる情報も同じくらいの頻度で起きており、その殆どが的はずれな情報だったからである。後知恵で見れば将来を予測できる情報も、未来の予測には役に立たない。

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2018/11/12

日常を確率論で解釈しようとする本。なかなか難しくついていくのは苦しいが、第6章のベイズ理論が興味深かった。情報が追加されることで、確率が変化するなんて。事例を追うとそうとしかいえないが、まだ腹落ちはしない。不思議な事象だ。

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2018/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日常に偶然がふりそそぎ、具合が悪くなるケースってあります。僕もなんだこりゃ!な時期を経験したことがありますが、それも、人生を「大数の法則」で考えれば、そのうち大きな分母の確率に収束するようなことです。大数の法則というのは、たとえばサイコロを60回振るとする。各々の目は1/6の確率ででますから、1から6まで10回ずつでれば気持ちいいですが、実際は揺らぎがあって、1が15回(1/4の確率)でて、5が3回(1/20の確率)しか出ないだとかになります。でも、サイコロを1万回くらい振れば、ピタッってくらいに各目の確率は1/6に近づくんですよね。それを、大数の法則といいます。だから、ちょっと偶然が多いときには、そういう「引きの良さ」で確率の分母の遥か下のところで当たりを引いてるな、となり、そのうちまったく偶然が起きなくなって確率が収束するだろう、とおおまかな予測がついて構えていられたりする。また、統計で考えると、こういう場合もあります。1から100までの数値のうち、真ん中のところが膨れ上がり、両端へ向かってしぼんでいくグラフを想像してください。平均を50として、どういうふうに人の運勢は分布するかみたいな図なのですが、1という位置にいるのは、まったく当たりを引けない数少ない人たち。100という位置にいるのは、当たりが引けまくる数少ない人たち。どうしても、そういう人たちって数%くらいはでてくるんです。その数%にどうやら自分ははまっているのかもしれない、という気づきを得ることは大事なんです。なぜなら、偶然という意味の無いものに対して意味を求めだすと、場合によっては病んでしまったり、へんな宗教にはまったり、ろくなことにならないからです。本書から抜き出すと、「意味が存在するときにその意味を知ることが重要であるように、意味がないときにそこから意味を引き出さないようにすることも同じくらい重要である。」となります。

Posted byブクログ