1,800円以上の注文で送料無料

たまたま の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/05/27

確率と統計の違いとか。 不確実性を扱うのが経済学ならばなるほど経済学的な話が多いわけだ。 『偶然の科学』と内容的に被っている部分が多いけど、より実質的で面白いかな。 と言っても数式等は出てこなくて、読み物の域は出ません。 読んでないけど、巷で流行りの『統計学が最強の学問である』も...

確率と統計の違いとか。 不確実性を扱うのが経済学ならばなるほど経済学的な話が多いわけだ。 『偶然の科学』と内容的に被っている部分が多いけど、より実質的で面白いかな。 と言っても数式等は出てこなくて、読み物の域は出ません。 読んでないけど、巷で流行りの『統計学が最強の学問である』も似たような内容なんじゃないかなー。 「もし味の知覚がそれですべてということなら、お気に入りのステーキであれ、焼きジャガイモであれ、アップルパイであれ、美味しいスパゲッティ・ボロネーゼであれ、すべてを食卓塩と砂糖と酢とキニーネとグルタミン酸ナトリウムを使うだけで真似ることが可能だ。」 「プロセスがランダムであることと、ランダムに見えるプロセスを生成することは違う(中略)「もっとランダムな感じにするために少しランダムではなくした」と、アップル社の創業者スティーヴ・ジョブスは言った。(iPodのシャッフル機能について)」

Posted byブクログ

2013/02/05

前半が確率、後半が統計にわかれているが、両者の区別がつかない凡人にはいろいろ興味深い話題が詰まっている。 「モンティ・ホール問題」はウェブ界隈で繰り返し話題になる、直感では絶対に納得できないパラドックスだ。 「訴追者の誤謬(ごびゅう)」はやはり普通の人が簡単に騙され、それによ...

前半が確率、後半が統計にわかれているが、両者の区別がつかない凡人にはいろいろ興味深い話題が詰まっている。 「モンティ・ホール問題」はウェブ界隈で繰り返し話題になる、直感では絶対に納得できないパラドックスだ。 「訴追者の誤謬(ごびゅう)」はやはり普通の人が簡単に騙され、それによって無実の人が有罪にされてしまうほどのことが起こりうる有名な誤解だ。アメリカの弁護士には、意図的にそれで陪審員を騙すような弁護をする人もいるようだ。法廷での証言時は宣誓を行うが、弁護人はその宣誓を行わないので、嘘を言っても問題ないらしい(ほんとか)。 理科の教科書に出てくる「ブラウン運動」、大抵の人はその原理を知っていると思うが、その本質を理解している人は少ないだろう。なんと、それはかのアインシュタインが解き明かしたそうだ。 一般向けの本なので数式は一切出てこない。せいぜいパスカルの三角形くらい。逆に、そのことが理系の人にとって物足りないかも。理系の人向けに、ある程度の数式やデータを駆使した解説書があれば読んでみたい気がする。

Posted byブクログ

2012/12/14

読む前と後とでは明確に世界が、もとい世の中に対する「見方」が変わる一冊 世の中のいたるところに存在する様々な「確率」。人間が確率に抱くイメージと、その本質的なものとの大きな差。そして人がいかに「それっぽさ」というものに惑わされ、思考し、行動しているか。また、そのあるべき本来の姿...

読む前と後とでは明確に世界が、もとい世の中に対する「見方」が変わる一冊 世の中のいたるところに存在する様々な「確率」。人間が確率に抱くイメージと、その本質的なものとの大きな差。そして人がいかに「それっぽさ」というものに惑わされ、思考し、行動しているか。また、そのあるべき本来の姿を見失ってしまっているか。 物事は人間が思っているほど規則的ではなく、また努力が結果を生むこともあれば、ちょっとした要因が思ってもみない結果をもたらすこともある。結果が、必ずしもその人物の才能やたゆまぬ努力を示しているわけではないということ。そしてランダムネスという概念の中では想像もしないような幸運の連続も起こり得るし、またその逆もしかりだということを本書は教えてくれた。 自分自身経済学部の(とは言っても不真面目な)学生ではあるけど、もちろん本書はそうでない読者でも、しっかり理解し読み解けるよう丁寧に書かれていた。加えて標準偏差、分散、正規分布、中心極限定理などなど、確率統計を学ぶ上では欠かせない様々なツールが実験や例と共に記されている。自分が学んでいる経済理論が、現実世界にどのように応用できるのか。そういった面からも興味深く、楽しめる一冊であった。 この本に繰り返し書かれていたのは「物事の本質は目に見えているものだけではない」ということだったと思う。過去を顧みるのは大切なことだが、過去から現在を判断することはもちろん未来を予測することだってできないのだ。確率の話に限らず、いかに人間が自分の先入観や社会の常識、直感的なイメージで物事を判断しようとするのかということ、そしてその危険性をこの本は教えてくれた。そのことは、この先の人生で直面するであろう様々な選択の大きな判断材料になってくれると思う。

Posted byブクログ

2012/11/25

偶然とは、実は。。。という観点で、たまたま起きている事象が実は必然であり、その可能性を考えてみようという本書はビジネスにも役立つ内容だ。日常の中で、どのくらい可能性があるのか。たとえば、誕生日が偶然同じ日になると運命ではないかと思うけど、確率では実際かなり高い。イメージと現実。し...

偶然とは、実は。。。という観点で、たまたま起きている事象が実は必然であり、その可能性を考えてみようという本書はビジネスにも役立つ内容だ。日常の中で、どのくらい可能性があるのか。たとえば、誕生日が偶然同じ日になると運命ではないかと思うけど、確率では実際かなり高い。イメージと現実。しっかり見てみないと。

Posted byブクログ

2012/11/22

「モンティ・ホール」や「男女の双子」などの基本事項が中心。 米国風の表現が多く含まれており、読みづらい。

Posted byブクログ

2012/04/28

第1章 ランダムネスという不思議な世界 第2章 「それっぽい」話に潜む危険性 第3章 直観はすべての選択肢を把握できない 第4章 「たまたま」成功する確率を知る 第5章 大数の法則と小数の法則 第6章 「あなたが死ぬ確率は1000分の999!」 第7章 バラツキを手掛かりに真実を...

第1章 ランダムネスという不思議な世界 第2章 「それっぽい」話に潜む危険性 第3章 直観はすべての選択肢を把握できない 第4章 「たまたま」成功する確率を知る 第5章 大数の法則と小数の法則 第6章 「あなたが死ぬ確率は1000分の999!」 第7章 バラツキを手掛かりに真実をつかむ 第8章 ランダムネスを逆手に取る 第9章 パターンの錯覚と錯覚のパターン 第10章 ドランカーズ・ウォーク

Posted byブクログ

2012/04/17

なぜヒトは偶然を必然と勘違いしてしまうのか?というのをテーマにランダムネスの簡単な規則から複雑なシステムの中でそれらがどのように現れるかを、その歴史と発明者と共に語られている。人間は状況をコントロールしたがるらしい。そのコントロールしようとする願望には目的があり、そのコントロール...

なぜヒトは偶然を必然と勘違いしてしまうのか?というのをテーマにランダムネスの簡単な規則から複雑なシステムの中でそれらがどのように現れるかを、その歴史と発明者と共に語られている。人間は状況をコントロールしたがるらしい。そのコントロールしようとする願望には目的があり、そのコントロールしようとする感覚は自己の概念や自尊心の感覚と不可分であるらしい。コントロールしているという感覚が大事らしく、その感覚があればストレスを引き起こさないようである。よって、完全にたまたまな事象に対しても規則性を探し、必然性を導きだそうとするようである。 ぼくは数学は早々にドロップアウトしてしまったのでなかなか難しいこともあったのだけども、確率というメガネからの見える世の中は、自分のこれまでのメガネよりもかなり違って見えるし、とても前向きになれた。ムービースターや、起業家の成功はその個人の純粋な能力だけではないということ、同等の能力者がそこらへんにいるかもしれない。その差は?答えは完全な偶然。次、成功するのはあなたかもしれないし、ぼくかもしれない。過去と現在を結びつけるのは簡単だが現在と未来は結びつけるのは誰にもできない。成功するためには回数を増やすこと。打席に多く立てばいい。そのうち成功がやってくるという楽観的な気持ちだ。もちろん、能力を磨くことも怠ってはならないのだろうけど。平均回帰、ゼノンのパラドックス…かなり面白かった。科学系にも興味ももちだしたのだから、ぼくの何らかの確率は上がったのかもしれない。

Posted byブクログ

2012/03/25

古本屋でたまたま見かけたので購入。 あらゆる事象には偶然性があり、概して人はそれを蓋然と取り違える。それはなぜか?を説明している本。 「なんでもたまたまなんだから努力しても仕方ないじゃん」になるのか、「たまたまでも成功できるんだから努力を重ねて確率上げていこー」となるのか。ポジテ...

古本屋でたまたま見かけたので購入。 あらゆる事象には偶然性があり、概して人はそれを蓋然と取り違える。それはなぜか?を説明している本。 「なんでもたまたまなんだから努力しても仕方ないじゃん」になるのか、「たまたまでも成功できるんだから努力を重ねて確率上げていこー」となるのか。ポジティブなときはネガティブに、ネガティブなときはポジティブになりそうな感じ。天命反転の書w

Posted byブクログ

2012/03/23

面白いところもあった。 人生、じゃあもうどうでもいいじゃん。ってなってしまいそうな本。私がしてきたことなんてただのまやかし。信じてきたものは虚構。知った方がいい正しいことと、知らない方がいい正しいことがある、真実はいつも知った方がいい訳じゃない、と思った。

Posted byブクログ

2012/01/19

世の中の出来事がいかに偶然によるものかを、これでもかと言うほどに様々な事例を挙げて説明しています。少々事例が多すぎてうんざりしてしまいましたが、自分自身の思い込みを正すきっかけになるように思います。

Posted byブクログ