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たまたま の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

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2011/01/16

人は「偶然」を正しく評価できない。 豊富な事例とわかりやすい記述で読みやすい。 目から鱗だったのは、人の評価について。評価には必ず「期待」が入る。結果に対して過度に原因を結びつけてしまう。つまり成功者にも敗者にも「偶然」よりも「必然」だと思ってしまうわけで、思い当たることも多くて...

人は「偶然」を正しく評価できない。 豊富な事例とわかりやすい記述で読みやすい。 目から鱗だったのは、人の評価について。評価には必ず「期待」が入る。結果に対して過度に原因を結びつけてしまう。つまり成功者にも敗者にも「偶然」よりも「必然」だと思ってしまうわけで、思い当たることも多くて戦慄する。 このほかにも確率論の確立の歴史、おもしろ数学者の紹介など数学力0で読める。

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2010/12/17

とにかく、読ませる。確率統計の歴史から現在の状況までを、読み物としてまとめあげている。物語としての力が強いので、無駄のない流れの中で適確な説明がされていて、読むだけで必要ポイントが理解できる。

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2010/08/29

 テレビのクイズショーでこんなゲームがあったとする。あなたの目の前に三つの扉があり、その中の一つに宝物が入っている。チャンスは二回。まず一回目の選択権で扉を一つ選ぶ。すると正解を知っている司会者が残り二つの扉の内「ハズレ」を一つ開いて見せる。それを踏まえてあなたはもう一度扉を選ぶ...

 テレビのクイズショーでこんなゲームがあったとする。あなたの目の前に三つの扉があり、その中の一つに宝物が入っている。チャンスは二回。まず一回目の選択権で扉を一つ選ぶ。すると正解を知っている司会者が残り二つの扉の内「ハズレ」を一つ開いて見せる。それを踏まえてあなたはもう一度扉を選ぶことが出来る。 (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201008/article_15.html

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2010/07/20

確率に関する人々の誤謬を、身近な例で分かりやすく解説した本。 ベイズの定理とかはちょいと理解不足だったが、面白かった。

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2010/07/14

最近は、統計学が確率論の書籍が流行っているのだろうか。昨年ではブラックスワンが有名であるが、本書はそのブラックスワンの二番煎じの感じがいなめない。 ただし、ランダムネスの具体的な例が豊富に紹介されているので、わかりやすいと思う。 この本のようなランダムネスを題材にする本は、正...

最近は、統計学が確率論の書籍が流行っているのだろうか。昨年ではブラックスワンが有名であるが、本書はそのブラックスワンの二番煎じの感じがいなめない。 ただし、ランダムネスの具体的な例が豊富に紹介されているので、わかりやすいと思う。 この本のようなランダムネスを題材にする本は、正規分布の紹介と最近話題のべき分布の紹介が必ず入る。正直うんざりです。本書はべき分布についての言及は少ないが。 しかも、結論として世の中はランダムの要素があるので、事前に物事を予測することは極めて困難であるという、展望の少ない話で終わってしまうという欠点を有する。ブラックスワン然り・・・

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2010/07/11

偶然がかならず役回りを演じる 「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」 (トーマス・ワトソン)

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2010/06/23

ドランカーズウォーク。 前向きに歩こう! ランダムネス。 成功の一つの重要な要素、たとえば打席に立つ数、危険を冒す数、チャンスの数、われわれのコントロール下にあるからだ。 「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」

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2010/05/19

統計学だけではなく、心理学や社会学の本でもある良書 本当はただの偶然に過ぎない事象に、ありもしない因果関係を“発見”してしまう危険をいつも意識していなくてはならないことを説いている。 他人を評価するときにも、偶然の事柄を、先入観から良く/悪く解釈するための因果関係を捏造してしま...

統計学だけではなく、心理学や社会学の本でもある良書 本当はただの偶然に過ぎない事象に、ありもしない因果関係を“発見”してしまう危険をいつも意識していなくてはならないことを説いている。 他人を評価するときにも、偶然の事柄を、先入観から良く/悪く解釈するための因果関係を捏造してしまうという指摘は恐ろしい

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2010/05/15

直感と統計を踏まえた判断とは異なる。 無為か有為かは統計的に判断することができる。 分かったようで、なんとなく説明に納得がいかない事例もあるけど。

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2010/05/07

スポーツの勝ち負けや社会的成功といった結果の多くが想像以上に偶然に支配されているという話。 ヒトは無意味なランダムパターンからも意味を読み取ってしまう傾向がある。このような傾向は、外部環境を自分の支配下におき心理的な安定を手に入れたいという生得的欲求から来ていると著者はいう。 さ...

スポーツの勝ち負けや社会的成功といった結果の多くが想像以上に偶然に支配されているという話。 ヒトは無意味なランダムパターンからも意味を読み取ってしまう傾向がある。このような傾向は、外部環境を自分の支配下におき心理的な安定を手に入れたいという生得的欲求から来ていると著者はいう。 さらにヒトは結果としての勝ち負けのパターンから善悪まで判断してしまうことの問題を指摘する。勝ち続けるファンドマネージャーやフットボールヘッドコーチが賞賛され高給を得るが、負けが続くようになるとクビになってしまうが、このような結果が能力の表れである可能性は少ない。つまり勝敗は邦題のとおり「たまたま」決まってしまうのだ。 たまたま成功するという法則は、打率をあげるより打席数を多くすることが成功の鉄則だということ教えてくれる。

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