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赤い指 の商品レビュー

3.9

1205件のお客様レビュー

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2026/04/18

「親が子を庇う」偽装して子には一生の罪を被せない。そんな両親の心理とその背景で犠牲になる痴呆症と見せかけた母。結末は人間の性・情を照らし、辛く、悲しくさせる。だが、事件を起こした身内を庇う気持ちは誰にでもある、できれば穏便に他人事のように葬りたい気持ちにもなる。近年、若年層の「悪...

「親が子を庇う」偽装して子には一生の罪を被せない。そんな両親の心理とその背景で犠牲になる痴呆症と見せかけた母。結末は人間の性・情を照らし、辛く、悲しくさせる。だが、事件を起こした身内を庇う気持ちは誰にでもある、できれば穏便に他人事のように葬りたい気持ちにもなる。近年、若年層の「悪」が昔と比べ多くなった、気もする。その一つの理由は何不自由の無い「甘やかされた」生活環境になった事かもしれない。そんな現代を映し出している社会環境での事件小説だ。 「母親の身体に守られた状態で息子は喚き、夫を睨んでいた。その顔に反省や後悔の色など微塵もない。そんな時でも自分は悪くなく、全ての責任は周りの人間にあるのだと甘え続けてきた顔だ」「あなたはあの子のこと何も解っちゃいない。今だってあの子は学校でひとりぼっちなのよ。小学校時代のいじめグループが昔の事言いふらすから、誰も友達になろうとしない。そんなあの子の気持ちを考えたことある?」

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2026/04/07

親の介護や認知症、嫁・姑問題、家庭を顧みない父親、嫁の言いなりな旦那、息子に甘い母親、引きこもりがちで癇癪を起こす息子、、、。現代社会において、どれもが身近に起きそうで考えさせられる。 加賀さんの温情に尽きる。

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2026/04/06

もう何回も読んだけど、それでも面白い 引き込まれる 気がついたら深夜になっていた (眠かったので朝に感想) 直己、お前、反省しろよ! 両親もな!

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2026/04/05

2026/1/24(土) 『赤い指』東野圭吾・著(加賀シリーズ7作目) 【あらすじ】 ある日、仕事から帰宅した前原昭夫に、妻の八重子から「大変なことが起きた」と電話があった。帰宅した昭夫が見たのは、自宅の庭にぐったりと横たわる少女の遺体だった。息子が事件を起こしたことを知った昭...

2026/1/24(土) 『赤い指』東野圭吾・著(加賀シリーズ7作目) 【あらすじ】 ある日、仕事から帰宅した前原昭夫に、妻の八重子から「大変なことが起きた」と電話があった。帰宅した昭夫が見たのは、自宅の庭にぐったりと横たわる少女の遺体だった。息子が事件を起こしたことを知った昭夫は、自首を勧める八重子の言葉に耳を貸さず、遺体を隠蔽することを決意する。事件の捜査にあたる加賀と松宮は、前原家の様子に不審な点を感じ、真相に迫っていく。加賀シリーズ第7弾。 【感想】 心にグサリと突き刺さる作品だ。主人公の昭夫が取った行動、自分ならどうするか? 感情移入しながら読み進めた。家族のあり方、そして、自分の身に置き換えて考えてみると、非常に切ない気持ちになる。加賀シリーズ特有の、単なるミステリーに留まらず、人間ドラマが色濃く描かれている点が見事だと思った。ただ事件を解決するだけでなく、関係者の心の闇や葛藤を丁寧に描き出していく過程は、さすが東野先生だ。

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2026/04/01
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2026/03/30読了 面白く読みやすい文章だったので短時間で読めた。介護、嫁姑問題、夫婦仲、いじめや不登校、それぞれに悩みを抱える前原家で起きた少女殺害事件。この事件をきっかけに家族の形が歪みだす…。 前原夫婦が息子を守るために虚偽の告白をするのだが、実に信じがたい内容だった。 最後の最後に祖母が認知症を演じていたなんて…祖母の気持ちを思えば只々悲しかった。 家族とは親子とはを考えさせられた。

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2026/03/31
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息子の殺人を隠す家族の嘘を暴く刑事の話。 •ラストはなんとなく予想できたが、良かった。 •加賀の家族の話も良かった、、

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2026/03/25

構成も内容も本当に良くて超満足の星5!感動だし全く飽きないストーリー!最後にタイトルの意味も分かってよかった。私はまだ子供がいないけれど、子供を守る親の気持ちも少し分かるような気がした。。 あと加賀さん本当に素敵

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2026/03/25
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どんな家族にも、外からは見えないだけでいろんな問題がある。 ミステリーでありながら、人間模様を描くことが根幹にあるのはほかの東野作品と同様であろう。 加賀が全てを見抜いたのは、父の言動もあったのだろう。一方的にトリックを暴くのではなく、加害者家族の口から事実を明らかにさせるところ、かっこいい。 が、殺人絡みのミステリーなのだからそういうものだとはいえ、やはり胸糞は悪い!息子、母、そして父はどうか更生してほしい。家族としてお互い向き合えるようになればいいな。

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2026/03/23

おもしろかった。東野圭吾さん作品を読んでいると、登場人物が覚えきれなかったり難解なトリックに「…??」と追いつけなくなることもしばしばある。でもこの本は、頭から最後まで「はーん!」となり、とってもスッキリした気持ちで読了することができた。うれしい。。 心に残った文は二つ。 ①...

おもしろかった。東野圭吾さん作品を読んでいると、登場人物が覚えきれなかったり難解なトリックに「…??」と追いつけなくなることもしばしばある。でもこの本は、頭から最後まで「はーん!」となり、とってもスッキリした気持ちで読了することができた。うれしい。。 心に残った文は二つ。 ①隆正が死んだという実感がなかった。したがって、悲しくもなかった。ただ、自分にとって大事な時期が終わりを告げたという気はしていた。 ーー人生の中で思い当たるタイミングがあり、分かるなあ、と思った。後からだんだんとゆっくりと、重みが出てくる時間。 ②老人の内面は極めて複雑だということです。自分の死を意識しているからこそ余計にね。そんな老人に対して我々ができることといえば、彼等の意思を尊重するぐらいしかない。どんなに馬鹿げて見えることでも、本人にとっては大事なことだったりするんです。 ーーこれは正直耳が痛かった。周りのお年寄りのこと、私は「この話説明しても理解できないよね」「面白くないよね」と思ってなかったか?正直私は思ってた。少なくとも、お年寄りの内面が複雑なんて考えたこともなかった。そしてそんな私の気持ちは、軽く見ている姿勢は、態度から、言葉から、見えていたかもしれない。 対等に接することで自分に過度なストレスがかかる場合を除いては、対等に接して、相手を尊重しようと思う。 勉強になった。

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2026/03/21
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非常に読みやすく、複雑な場面もなかったので一気に読めた。認知症や介護という、昨今の問題を題材にしながら、まるで当事者になったように描けるのはさすがだと思った。認知症の演技をしているというまさかの展開もあり、飽きさせなかった。介護をしていて残された者の苦悩や、父を看取らなかった加賀の気持ちなど、考えさせられることも多く、短いながら秀作だった。

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