終の住処 の商品レビュー
一人の男の人生を淡々と語る。人生って長い時間の中でちっぽけな時間なんだな、と読後虚しさを感じる。楽しいことも辛いことも只の時間という流れの中の点で、実はなにもかも淡々と流れ、気づけば過ぎ去っている。
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自分でも説明のつかない感情をあえて言葉にしてみると 文学っぽくなるような気がする。 これを読んでそう思った。 ( ・_ゝ・)<いかにも芥川賞的作品 第141回芥川賞
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早稲田大学商学部出身で大学の大先輩であること。 三井物産の人事の人であること。 芥川賞受賞作品であること。 上記3点のポイントからいつか読んでみたと思っていて ついに読破した。 俺としては、良いって思った。 それが率直な読後感想だ。 内容については主人公である夫に共感できな...
早稲田大学商学部出身で大学の大先輩であること。 三井物産の人事の人であること。 芥川賞受賞作品であること。 上記3点のポイントからいつか読んでみたと思っていて ついに読破した。 俺としては、良いって思った。 それが率直な読後感想だ。 内容については主人公である夫に共感できない人もいるのかもしれない。 だがこの作品の内容が語るのは、伝えようとするそのコアは、 人間ってだめじゃん。何となくの時間に制限されてるんじゃないの。 何となくのスパイラルから結局抜け出し切れていないんじゃないの。 そこから抜けださないと長い人生における時間のほんのわずかな1秒も 楽しめないんじゃないの。それが分かってからこそ、死ぬまで一生戦い続ける覚悟が初めてできるんじゃないのって。 人間の弱さを認めてくれる村上春樹的なニュアンスも含めながら、 人生において大切なんじゃないのって言っている気がする。 磯崎さんって総合商社に勤務する一人の人材がそう物語る。
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人生とは、流れてゆく時間、そのもの。 男の人生そのもの、淡々とした物語。 話の内容よりも、文章表現が淡々と男の人生を回述している。 ただ淡々と、それだけ 叙述表現が大変勉強になった。 同じような場面で使いたいと思った。 真意を汲み取ることができなかった。まさに文学。
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芥川賞受賞作。芥川賞受賞作ってあまり私には合わないのですが、もうまさしく芥川賞って感じの作品。 時間を描いた重く深い作品。 まず読みずらいです。改行が少なくほとんどが文字の塊です。 素晴らしいとは思います、こういうのってなかなか書けない。だけどおもしろくはなかったです
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とにかく、暗い。暗い。家族の暗さしかみえない。いろいろ考えるけど、もう少し、あたたまる本がよみたい。
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この人にとって時間って特別なんだろうな。と思わせる一冊。 流れるような綺麗な文章がいかにも文学といった感じ。 でもペナントは私には難しすぎます。
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第141回芥川賞受賞作。妻はそれきり11年、口を利かなかったー。の帯に惹かれて読んでみた。わたしが女のせいか、「不機嫌な妻」とひとことで済ませてほしくないと思ってしまった。理解しようともせず時間が過ぎ、人生は流れるようにさらさらと進んでいってしまったのだろう。よくわからなかったが...
第141回芥川賞受賞作。妻はそれきり11年、口を利かなかったー。の帯に惹かれて読んでみた。わたしが女のせいか、「不機嫌な妻」とひとことで済ませてほしくないと思ってしまった。理解しようともせず時間が過ぎ、人生は流れるようにさらさらと進んでいってしまったのだろう。よくわからなかったが不思議な感じ。芥川賞作品はむずかしい。「ペナント」は意味が全くわからず。
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芥川賞受賞作。 改行が少なく、ひたすら「、」でつながれた長い長い文章に面食らった。 でも決して読みにくいというわけではなく、むしろスイスイ読ませるのはすごい。 ただ内容がつかみにくく何が言いたいのかおれには伝わって来なかった。 文学賞を取る作品を理解できない自分が悔しい。
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うーん、これはちょっと微妙だった。 「終の棲家」は、一時的な困難も長い人生からすると些細なことだし、自分の殻を破って後悔のないような人生を歩みなさいよぉ、ってことを漠然と読んだ気がするけど、それも定かじゃない気がする。 「ペナント」はあまりに抽象的すぎて、理解できんかった。...
うーん、これはちょっと微妙だった。 「終の棲家」は、一時的な困難も長い人生からすると些細なことだし、自分の殻を破って後悔のないような人生を歩みなさいよぉ、ってことを漠然と読んだ気がするけど、それも定かじゃない気がする。 「ペナント」はあまりに抽象的すぎて、理解できんかった。 なんでタイトルが「ペナント」っていうのかも理解できんです。
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