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実践行動経済学 の商品レビュー

3.5

61件のお客様レビュー

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2018/11/05

前半戦は社会心理学のゼミをなつかしく思い出す内容。人間の当てにならなさは脳科学にも通じる。後半戦は実社会への応用だが、こちらはまあまあ。まだ、これからなのだろう。臓器移植や結婚などタッチーなテーマにも挑んで面白いが、シカゴらしい文化・文脈無視主義とでも言うべきもので底は浅いように...

前半戦は社会心理学のゼミをなつかしく思い出す内容。人間の当てにならなさは脳科学にも通じる。後半戦は実社会への応用だが、こちらはまあまあ。まだ、これからなのだろう。臓器移植や結婚などタッチーなテーマにも挑んで面白いが、シカゴらしい文化・文脈無視主義とでも言うべきもので底は浅いように思う。ただし、こういう論法を頭から拒否せずにいたい。

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2018/10/28

【由来】 ・シゴタノで知った 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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2018/10/08

各種制度が目的通りに、そして実効的に働くために必要な手法を説明した本。 たとえば、デフォルトの設定の重要性とか。 面白い。

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2018/10/09

何々すると得をする、より、しないと損をする、のほうが効果がある。 サマータイムはフランクリンが最初に提唱した。 心の会計=お金は代替可能物ではない。心理会計を活用する。 言動は群れる=他人の言動に左右されやすい。 集合的無知=ほかの人がそう望んでいると思うから社会的習慣がで...

何々すると得をする、より、しないと損をする、のほうが効果がある。 サマータイムはフランクリンが最初に提唱した。 心の会計=お金は代替可能物ではない。心理会計を活用する。 言動は群れる=他人の言動に左右されやすい。 集合的無知=ほかの人がそう望んでいると思うから社会的習慣ができる。ナチズムが実現した理由のひとつ。 自分が思っているほど他人は自分を見ていない。 気づかないうちに他人に影響されている。一緒に食べる人の食習慣に似る。 延長保証は有利ではない。故障する確率は低い。 デフォルトは強力な誘因行為。雑誌の自動更新などに利用されている。 大きな取っ手がついていると、ドアを引きやすい=目につくシグナルに従いやすい。 結婚の民営化=政府の許可を必要としない。 経済的法律的便益を受けられる。 国が結婚を統率するのは時代遅れになる。 一日1ドル=10代の少女に妊娠していない期間、一日1ドルを上げるナッジ。

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2018/06/03

翻訳の問題もあるが、最初の理論編で、リバタリアンパターナリズムや選択的アーキテクチャーなどのキーワードが出てくるが、これを十分に理解しておかないと、後の具体例も理解が半減する。幸福な生活を送るたむに、人間には選択の自由は必要であるが、情報公開や公正さが保たなければ、間違えた選択を...

翻訳の問題もあるが、最初の理論編で、リバタリアンパターナリズムや選択的アーキテクチャーなどのキーワードが出てくるが、これを十分に理解しておかないと、後の具体例も理解が半減する。幸福な生活を送るたむに、人間には選択の自由は必要であるが、情報公開や公正さが保たなければ、間違えた選択をし、結果は悪くなる。ただ、それを規制しすぎると、自由度がなくなる。相反するこれらを選択的アーキテクチャーするのが、リバタリアンパターナリズムで、その一つの方法が、ナッジということか。前に読んだ仕組み学と重なる部分が多い印象。

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2018/04/22

ノーベル経済学賞受賞したリチャード・セイラーの行動経済学のわかりやすい事例。繰り返し説明されてるので、ちょっと冗長なのは、英語の本だから、そういうものか。

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2018/03/04

仕事でナッジを調べる必要に迫られ手に取った。が、読んでて何か既視感あるなと思ったら、セイラー教授の行動経済学入門を読んでたことに気がついた… ナッジというテーマ自体は非常に興味が持てたし、マーケティングやサービス企画などの仕事では今後も意識していきたい。カーネマンのFast&a...

仕事でナッジを調べる必要に迫られ手に取った。が、読んでて何か既視感あるなと思ったら、セイラー教授の行動経済学入門を読んでたことに気がついた… ナッジというテーマ自体は非常に興味が持てたし、マーケティングやサービス企画などの仕事では今後も意識していきたい。カーネマンのFast&Slowも合わせて読んでおくのが良いのかも。 2部3部の例がアメリカ政府の事例ということであまり馴染めないが、1部4部5部で主旨はつかめると思うので忙しい方はそこ読むだけでも充分。 余談だがナッジという考えが強く意識されるのは、自由である事が重視するアメリカならではなのかも?と思った。

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2018/03/04

行動経済学の泰斗セイラーと政治学者サンスティーンによるNudgeを如何に実践しうるかについて言及されている著作。サンスティーン教授が加わっているためにより行政的な側面が強くなっており、デフォルトやオプトアウトがもたらすパターナリズム的な側面とアメリカが主義として強く主張するリバタ...

行動経済学の泰斗セイラーと政治学者サンスティーンによるNudgeを如何に実践しうるかについて言及されている著作。サンスティーン教授が加わっているためにより行政的な側面が強くなっており、デフォルトやオプトアウトがもたらすパターナリズム的な側面とアメリカが主義として強く主張するリバタリアニズムをどう親和させていくか?が主題となっていたが現在に至るまでその答えは出ておらず、人間の英知を信ずるしかないのか?という次元に収斂している。

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2018/01/07

ご多聞に漏れず、行動経済学、リチャードセイラーがノーベル賞受賞きっかけで読んでみた。 内容の前に、ナッジを図る例として述べられるのが仕方ないけどアメリカでの例になってるので、ちょっととっつきにくかった。 前半部分では、人間『ヒューマン』が何故ナッジの影響を受けるのか(アンカリ...

ご多聞に漏れず、行動経済学、リチャードセイラーがノーベル賞受賞きっかけで読んでみた。 内容の前に、ナッジを図る例として述べられるのが仕方ないけどアメリカでの例になってるので、ちょっととっつきにくかった。 前半部分では、人間『ヒューマン』が何故ナッジの影響を受けるのか(アンカリングと調整、利用可能性バイアス、損失回避性等)が分かりやすく解説されてる。 結局は人間は、周りの影響を受けやすい体質でその体質を上手く利用すれば良い方向に導けるのよ、ってことでいいのかな。

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2018/01/02

ノーベル経済学賞受賞者の割にはテーマがわかりやすいと思い、著作を手にしてみた。 ちょっと言い方が大げさかもしれないけど、西洋的な「理性を持った自立した個人」という考え方は実は周囲の環境によって左右されているという足元崩壊的な話だと思った。 「ナッジ」によって行動は良い方向にも悪...

ノーベル経済学賞受賞者の割にはテーマがわかりやすいと思い、著作を手にしてみた。 ちょっと言い方が大げさかもしれないけど、西洋的な「理性を持った自立した個人」という考え方は実は周囲の環境によって左右されているという足元崩壊的な話だと思った。 「ナッジ」によって行動は良い方向にも悪い方向にも変わっていく。しかも自己決定という文脈を保ちながら。ナッジでも社会デザインでも何でも良いが、自分にとっては「個は周囲の環境に影響されて成立している」とエッセンスを学べたことが良かったと思う。 アメリカ的なメディケアや投資の話の部分は若干理解が難しかったけど、翻訳も良いのでこの手の本にしては比較的読みやすい方だと感じた。 行動経済学を学ぶ人だけではなく、社会福祉や心理を学ぶ人にも良書なのではないかと思う。

Posted byブクログ