図書館の神様 の商品レビュー
はらはらどきどきスリルある小説も好きだけど なんもない淡々とした小説もたまに読むと良い! 瀬尾まいこは実ははじめて なんか主人公がひねくれてていいのね 周りからみると普通の人生歩んできたようなんだけどすごい心の葛藤していたり まさかなんてことをしていたり 自分に似てはないけ...
はらはらどきどきスリルある小説も好きだけど なんもない淡々とした小説もたまに読むと良い! 瀬尾まいこは実ははじめて なんか主人公がひねくれてていいのね 周りからみると普通の人生歩んできたようなんだけどすごい心の葛藤していたり まさかなんてことをしていたり 自分に似てはないけど主人公の気持ちがなんかわかったし 自分に置き換えて考えさせられたな そして最後の3通の手紙 ほろりです!!!! それにこれ読んでたらもっと文学作品読みたくなった! 夏目とか川端とか山本周五郎とか! けど実際読むとつまらなくなってあきらめるとゆーおちw 書き下ろし短編の『雲行き』に出てくる女の子もひねくれててかわいかった! 女の子はひねくれてるぐらいがいーんでしょうか? (20090722)
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瀬尾さんの作品を初めて手にとりました。心温まるストーリーに読みやすい表現で著者の作品により興味を持てました^^海っていいのね。
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瀬尾まいこ作品を初めて読んだ。というより、全く失礼な話ではあるが、この著者を知らなかった。こんな心の奥にぐっとくるような作品を書く著者を知らなかったなんて、もったいなかったなぁ、と思ってしまうほど、自分にとって“心に残る一冊”となった。人間のちょっとしたふれあいの優しさやがいかに...
瀬尾まいこ作品を初めて読んだ。というより、全く失礼な話ではあるが、この著者を知らなかった。こんな心の奥にぐっとくるような作品を書く著者を知らなかったなんて、もったいなかったなぁ、と思ってしまうほど、自分にとって“心に残る一冊”となった。人間のちょっとしたふれあいの優しさやがいかに大切なものであるかを感じる。主人公のキヨと文芸部のたった一人の部員である垣内くんとの会話も軽快で楽しい。柄にもなく図書館には本当に神様がいるのかなぁ、なんて、甘いことを考えてしまった。
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初めて読んだ瀬尾さんの作品。 人っていろんなことがあって、いろんな気持ちがあって そういうのに大人も子供もないんだよなーって思った。 ちなみにあたしも中学生のときお話に出てくる垣内君と同じく 文芸部であった。
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「ブックマーク」に寄せてもらった「本のアンケート」にこの本のことが出てきて、久しぶりに借りてきて読んだ。さいしょは単行本を読んだから、もう3度目か4度目。 名前の通り清く正しい人間だった清(きよ)は、「バレーボールが全て」という高校生だった。将来は体育大学に進んで、ずっとプレイ...
「ブックマーク」に寄せてもらった「本のアンケート」にこの本のことが出てきて、久しぶりに借りてきて読んだ。さいしょは単行本を読んだから、もう3度目か4度目。 名前の通り清く正しい人間だった清(きよ)は、「バレーボールが全て」という高校生だった。将来は体育大学に進んで、ずっとプレイをするはずだった。しかし、あることがきっかけで、ずっと描いていたものから、清の道は外れた。地元を離れ、地方の小さな私立大学へ進学した清は、国語科の講師として鄙びた高校へ赴任する。好きだったバレーボールを顧問の立場で、という思惑は外れ、清は文芸部の顧問をわりあてられた。 部員はただ一人、3年の垣内君。中学のときは3年間サッカー部だったという垣内君は、高校でサッカーより楽しそうなもの、文学を見つけたと文芸部に入っていた。国語の免許をもっていて、文学部を出た清だが、文学の何がおもしろいのかよくわからない。 清の下宿へ、海が見たいと弟の拓実がしょちゅうやってくる。清く正しくはなかったが、底抜けに優しいという拓実は、こんなことを言ったこともある。 「きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。そうしてれば正しいって思えるし、実際間違いを起こさない。だけどさ、正しいことが全てじゃないし、姉ちゃんが正しいって思うことが、いつも世の中の正しさと一致するわけでもないからね」(p.53) 一年はあっという間にすぎて、卒業式の一週間前に、三年生を送る会と主張大会がある。垣内君は、用意した作文用紙を読まずに、みんなに語った。 「…文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごい面白いんだ。それは言っておきたい。だから、僕は三年間、ずっと夢中だった。毎日、図書室で僕はずっとどきどきした。ページを開くたび、文学について言葉を生み出すたび、僕はいつも幸せだった。冬にサイダーを飲んだり、夏に詩を書いたり、毎日、文学は僕の五感を刺激しまくった」(p.187) 卒業式の日に、清と垣内君が交わした言葉は「おめでとう」「ありがとうございます」「これからもがんばってね」「はい」。 何だか物足りなく思う清。一年近く、一対一でいろんなものを共有してきたのに、と思う。 ▼だけど、生徒ってそんなものなんだ。教師は特別な存在でもないし、友達でも何でもない。ただの通過点に過ぎないんだなって。それでいいんだと思う。それがいいんだと思う。私は自分の前を過ぎていく高校生をもっと見ていたい。図書室でサイダーは飲まないにしても、もっと学校でどきどきしていたい。そう思った。(p.189) 卒業式の場面を読んでいて、ハタとかウタ問題はこの清の学校にはあらへんのやなと思った。私は高校のとき、いつの年だったか、ハタを揚げると主張する校長を、他の教職員で止めた、という話をある先生から聞いたことがある。ハタやウタにあまり直面したおぼえがないせいか、私が学校の式関係でいつもいやだったのは、老いも若きもするするとよく使う「父兄」という言葉だった。高校の入学式でも、フケイのみなさん、フケイのみなさんと繰り返す先生がいやだったのは、今も思いだす。 この言葉はほんとうにしぶといと思う。家長としての父、あるいはその継承者としての長兄、女はその代理でしかないのだという制度は、すでに何十年も前に消えたはずやのに。 こうして、『図書館の神様』は、私の記憶と五感を、毎度ちがったように刺激する。 (2012/3/4了) 図書館で文庫棚を見ていて、前に単行本で読んだ小説だが、解説は誰が書いてんのかなという興味で抜いてみると「単行本未収録の「雲行き」を収録」とあるので、借りてきた。 瀬尾まいこのこの本は、いつだったかの「頭のフタを開けたりしめたり」@『ヒューマンライツ』誌で紹介を書いた。文学にわくわくどきどきという高校生男子が出てくる話で、(おもしろかったなー)という印象が残っている。せっかく借りてきたので、表題作も再び読む。 とちゅうで2カ所、(この字か?)と引っかかる。 ▼…私にかかると花は即行でぐったりしてしまった。(p.52) ▼…えり子の墓前に添えられる花…(p.192) 速攻??供える?? (2010/1/17)
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瀬尾さんの書く男性ってすごく素敵。図書館という場所も相まって、とても雰囲気のある作品だー。瀬尾さんは『卵の緒』が好きだけれど、これは2番目に好きだ。
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以前瀬尾まいこさんの小説を読んで 読みやすかったのでまた読みたいと思っていました。 タイトルにもひかれて購入。 「文学を通せば、何年も前に生きてた人と 同じものを見れるんだ。」 物語の中ででてきた一文。 そのとおりですよね。本の良さの一つ。 文学を通せば、いろんなものが見...
以前瀬尾まいこさんの小説を読んで 読みやすかったのでまた読みたいと思っていました。 タイトルにもひかれて購入。 「文学を通せば、何年も前に生きてた人と 同じものを見れるんだ。」 物語の中ででてきた一文。 そのとおりですよね。本の良さの一つ。 文学を通せば、いろんなものが見えてきますよね。 高校の教師をしている主人公のお話。 おすすめの一冊です。
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なんだかいろいろ考えさせられた本でした。 読んで良かったです。 やっぱり瀬尾まいこさんの本はおもしろいです。
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じんわり涙腺が。。 後半ですごく共感する言葉が出てきて、 泣けました。 ゆるんでるんかなぁ・・・。
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本好きの人がたくさん出てくる本かと思いきや、そうでもないのが逆におもしろく読みやすかった。また 自分には合わないかも と思っていた作家さんも、作品が違えば イメージも変わり面白い作品も書いておられるのだなと再認識。
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