図書館の神様 の商品レビュー
オススメ作品
とある事件をきっかけに人生の方向転換をし、不本意ながら国語の講師をする主人公。やる気なく文芸部の顧問になり、唯一の部員とぽつぽつ会話しながら、彼女が見つけたものとは?暖かな痛みが気持ちいい。
あべ
やった1人の部員しかいない部の顧問になった清(キヨ)。 「良いやつ」垣内君とのやりとりで、前を向いて行く。 気軽に読める再生の物語。
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自分にまっすぐなことのかっこよさ。 やってみなきゃ何も分からない、という好奇心。 そして「本って楽しい!」という気持ちが溢れる。
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たった一人の文芸部の話。「なんと文芸部なの?」「文学が好きだからです。」もっともだと思いました。私も文芸部があったら入りたいです!文芸部のたった一人の部員の男の子が居るんですけど、その子がまたまっすぐでいい子なんですよね。ぜひ、皆さんも、読みましょう!!
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いろんな人、いろんな出来事、そういうものを自分の中で咀嚼して落とし込みながら、行ったり来たりして、やっと、前に進めるんだろうなと思った。1つ言えるのは1人でうじうじしてても意味ないこと。人は傷つけあうけど、支え合ったり助け合ったりできるのも人間でしかない。行動すること。受け入れる...
いろんな人、いろんな出来事、そういうものを自分の中で咀嚼して落とし込みながら、行ったり来たりして、やっと、前に進めるんだろうなと思った。1つ言えるのは1人でうじうじしてても意味ないこと。人は傷つけあうけど、支え合ったり助け合ったりできるのも人間でしかない。行動すること。受け入れること。認めること。素直であること。私も前に進みたい。
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瀬尾さん、登録は6冊目。当初は主人公の清(キヨ)に馴染めず。 高校3年の時にバレー部のキャプテンをするほどのめり込んでいたが、試合でミスした後輩が翌日自殺したことから部活を退部。皆んなが責め立てるように感じたことからだが、結局は何故自殺したか清は理解できずにいる。大学も何となく選...
瀬尾さん、登録は6冊目。当初は主人公の清(キヨ)に馴染めず。 高校3年の時にバレー部のキャプテンをするほどのめり込んでいたが、試合でミスした後輩が翌日自殺したことから部活を退部。皆んなが責め立てるように感じたことからだが、結局は何故自殺したか清は理解できずにいる。大学も何となく選び、教職を取り、高校に国語講師として採用される。嫌々の国語教師とこれまた嫌々の文芸部の顧問。たった一人の文芸部員と図書館生活が始まる。この一人だけの文芸部員の垣内君が凄い。嫌々の清を徐々に本好きに変えてくれる。いい加減な国語教師も先生らしくなって行く。この清は不倫していて、こちらも一歳下の弟が優秀で、垣内君と二人のおかげで不倫から脱却できた。また、短期講師から勉強を頑張って正式に教師に採用される。 1年間の垣内君との文芸部生活は大きな実りを迎えたので、垣内君が図書館の神様ではと勘違いしそう。中高生向きにも思うが、不倫の場面はどうだろうか?
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バレーが大好きな自分のせいで同じ部活の子は自殺をしたのせいかもしれない バレーに携わりたいが自分がしたいわけでもなく指導の立場として携わろうと思ったが、持つことになったのは1人しかいない文芸部だった 文学なんてつまらないと思っていたが、、、 人の大事な話を聞いたにも関わらずなに...
バレーが大好きな自分のせいで同じ部活の子は自殺をしたのせいかもしれない バレーに携わりたいが自分がしたいわけでもなく指導の立場として携わろうと思ったが、持つことになったのは1人しかいない文芸部だった 文学なんてつまらないと思っていたが、、、 人の大事な話を聞いたにも関わらずなにか返事をしてあげたいけれどもなんと返せばいいか分からずお互いへえで終わっているのいいなと思った 自分が体験していないから分かんないもんね 神様はいろんなところにいる 救ってくれる場所はたくさんある 意外なところかもしれないが バレー/文芸部/教師/高校/不倫
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自分の正しさゆえ、部員を死なせたかも、とバレーボールから離れた清。高校で講師をしながら文芸部の顧問になる。しんどい毎日を癒してくれるのは不倫相手の浅見、弟の拓実。そして同じ様な過去を持つ唯一の文芸部員の垣内。少ない登場人物だけれどそれぞれのキャラが際立つ良作。ただタイトルの「図書...
自分の正しさゆえ、部員を死なせたかも、とバレーボールから離れた清。高校で講師をしながら文芸部の顧問になる。しんどい毎日を癒してくれるのは不倫相手の浅見、弟の拓実。そして同じ様な過去を持つ唯一の文芸部員の垣内。少ない登場人物だけれどそれぞれのキャラが際立つ良作。ただタイトルの「図書館」は出てこなかったので「図書室の神様」の方が良かったんじゃない?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
清の立場と今の私は似ている気がする。人を死に追いやった経験は流石にないが、浅見さんという不倫相手に翻弄され、国語教師なのに最初は文学や本に興味がなかった清が文学部の顧問をし、本から色んなことを学ぶ。何だか今の私と類似している点が多くて、共感できた。不倫相手になるということは悲しいもので、自分がしんどい時励ましてほしい時は会えないし声も聞けない。でも向こうは都合のいい時にやってくる。私もそんな日常が嫌で本を通して、登場人物の価値観や考え方に触れ救われてきた。私もいつかはこの間柄を終わらせなければならない。清のようにすぐに行動できないが、色んな本と出会い価値観に触れて、自分から手放すことができるようになるたい。
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何かに夢中になり周りが見えなくなることってありますよね。一生懸命やって当たり前。それを周囲にも求めてしまうと周囲の人との関係がギスギスしてしまう。自分が出来ないことを誰かに押し付けてキツい言葉をかけてしまうことって、相手を傷つけてしまいます。社会の中、家族の中、思いやりのある言葉...
何かに夢中になり周りが見えなくなることってありますよね。一生懸命やって当たり前。それを周囲にも求めてしまうと周囲の人との関係がギスギスしてしまう。自分が出来ないことを誰かに押し付けてキツい言葉をかけてしまうことって、相手を傷つけてしまいます。社会の中、家族の中、思いやりのある言葉をかけて穏やかに暮らしたいと思いました。本を読むことに癒しを求めている今の私と文芸部の垣内君には共通点があると思いました。学生の頃文芸書随分読みました。特に山本周五郎大好きです。
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