図書館の神様 の商品レビュー
垣内君が個人的に大ヒット。 「先生のそういうところ、僕は素敵だと思います」 「国語教師としてセンスあると思う」 「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。心が弱くなった時に、その流しておいた涙が、僕達を慰めるために、雨になって僕たちを濡らしているんだよ」 こんな気障なこといえる高...
垣内君が個人的に大ヒット。 「先生のそういうところ、僕は素敵だと思います」 「国語教師としてセンスあると思う」 「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。心が弱くなった時に、その流しておいた涙が、僕達を慰めるために、雨になって僕たちを濡らしているんだよ」 こんな気障なこといえる高校生が本当にいるんだろうか。
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図書館の神様 早川清 母方の祖母が喜代、犬の名前がキヨで三代目の名前。アレルギー体質。高校でバレーボールのキャプテンだったが、あることがきっかけでバレーボールを失う。高校の国語担当。文芸部顧問。 垣内 三年C組。文芸部。 浅見 清が大学二回生の時に通っていた菓子作りの講師。ケーキ店主人。不倫相手。 拓実 清の一歳年下の弟。海の見える清の家に泊まりに来る。 松井 体育講師。二十八歳。毎年採用試験に落ちている。 由布子 浅見の妻。 杉本 拓実の彼女。喫茶店で働いている。 雲行き 佐々木 半年前にやって来た新しい父親。 里子 母親。 早季子 中学生。 井上 いまだに早季子を前の苗字で呼ぶ。男で唯一の手芸部。
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初の瀬尾まいこさん作品。 試合後の反省会で厳しいことを言ってしまった相手の同級生が自殺、恋人は既婚者。 読んでいるときは気にならなかったけど、よくよく考えてみればいくらでも重たくなりそうな要素があったにも関わらずさらっと読めてしまえるのは作者の技術なのかなぁと。 自分以外の世界に触れる。 その方法は人によって読書だったり恋人だったり仕事だったり様々。 そしてそれはきっと人生を豊かにしてくれるであろうことを再確認できたお話だった。
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文芸部ってそういう活動をしているのね。いや垣内くん独特だから実際どうなんだろう? 垣内くんが魅力的な登場人物でした。独特だけれどそばにいても嫌じゃない。主人公が垣内くんとのやり取りの中で次第に変わっていくのがよかった。
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文芸部という、一見青春とは程遠そうな部活が舞台なのに、なんて青春っぽさに溢れているんだろう…!と思いました。清(先生)と垣内君の付かず離れずのやり取りが温かくて、それぞれの抱える心の傷をほぐしてくれているように思います。温かく、でも爽やかさもあり、読み終わった時には心が晴れ晴れと...
文芸部という、一見青春とは程遠そうな部活が舞台なのに、なんて青春っぽさに溢れているんだろう…!と思いました。清(先生)と垣内君の付かず離れずのやり取りが温かくて、それぞれの抱える心の傷をほぐしてくれているように思います。温かく、でも爽やかさもあり、読み終わった時には心が晴れ晴れとしました。
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垣内くんが何者なのか詳しく語られていないところがとても良い。神様はどこにでもいるって思えてとても良かった。清さんがいつの間にかどんどん前を向くのが気持ちがいい。最後の10ページくらいがとても良かった。
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本屋や図書館が好きなので、題名にそれが入っていると必ず手に取ってしまう。これも題名に惹かれた本です。 国語の講師なのに文学にそれほど興味が無いキヨ。文芸部のたった一人の部員垣内くんのほうが先生みたいで笑える。設定は海が見える地方の学校。冬はとても寒そう。どこの県かしらと考えながら...
本屋や図書館が好きなので、題名にそれが入っていると必ず手に取ってしまう。これも題名に惹かれた本です。 国語の講師なのに文学にそれほど興味が無いキヨ。文芸部のたった一人の部員垣内くんのほうが先生みたいで笑える。設定は海が見える地方の学校。冬はとても寒そう。どこの県かしらと考えながら読みました。
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本を通じて時間や空間や自分を超えて出会える世界は格別だ。そう強く思える一冊だった。 「それ」、つまり、清にとって自分以外の世界に触れる方法とはなにか?学校でどきどきしていること?それには、教師でいること? 花を長持ちさせるこつって? 瀬尾まいこさんの作品をまた読んでみたい。
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切なさの中にも温かさがある。そう思える物語。 人は誰もが何かを抱えながら生きている。人生は、なかなか思い通りにはいかないけれど、思いがけない出会いや気づきに恵まれる。そう思った。 主人公:清は、思い描いた教師生活を手に入れることができなかった。だが、想像していなかった生...
切なさの中にも温かさがある。そう思える物語。 人は誰もが何かを抱えながら生きている。人生は、なかなか思い通りにはいかないけれど、思いがけない出会いや気づきに恵まれる。そう思った。 主人公:清は、思い描いた教師生活を手に入れることができなかった。だが、想像していなかった生活を送ることで、数々のことを学んでいく。 彼女が前向きに、未来へ向け進んでいく姿に元気をもらった。
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伝えたい何かは直接的じゃないと読み取りにくい。 文学が難しく感じる理由はそれかな。 垣内くんの最後の言葉はとても良かった。 新しい世界に触れる方法は本でも船でも飛行機でもなんでもいい。その人が夢中になることがあればいいんだ。 そしてそれが主人公にとって教師だった。なんとなく免許取った人が成長しているな。自分が夢中になれる新しい世界はなんなんだろうか。本?旅行?
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