レインツリーの国 の商品レビュー

有川浩【著】

2023/09/07

わかる。
分り合えない。
わからない。
本当のところはわからない。

相手のことを、ほんとにほんとにわかる事は難しい。
同じ経験をしたわけではないし、
同じ経験をしたから、といって
それに伴って考えることは同じだとは限らない。
感じ方は、人、それぞれ違うから。

だから、なるべく
なるべく心を相手に近づけて
わかるよって言う気持ち
それが大事なんだと思っていた。

聴覚障害を持ったこのことが
好きになってしまったとき
わかりたいと思ってしまったとき
こちらが勝手にそんな風に近づいていく事は
果たして良いのだろうか？

近づきたい
近づきたくない
近付かれたくない
近づいてほしい

どちらの考えも
なるほどなぁと思いつつ
私だったら、ここまでお近づきにはならないんだろうなぁと
どうか冷めた目で見てしまいました。

寄り添う力が足りないのかもしれない。

2023/08/26

忘れられない本の感想を通じてメールで知り合ったふたり。会うのを躊躇っていた彼女の理由が分かった時に感じた衝撃。個人的には関西弁の文章に抵抗があるが、その設定や2章の章題が腑に落ちた時、この作品に恋をした。

2023/07/20

ありがちな設定なのかもしれませんが、やはり恋愛小説の天才と思います。
第二章の終わりから、ぐっときました。
時々泣きながら読み進めました。

読後は元気をもらえる、自分の大切な人に会いたくなるような爽やかさがありますね。

2023/07/09

好きだった。最初っから面白くて止まらなかった。途中すごくリアルで繊細でモヤモヤするような女の子の面倒くさい感じがあったりで、一瞬読む手を止める、、けど、ほとんど止まらず1日で読んだ。

登場人物が2人しか出てこない本、綺麗な恋愛の本を久々に読んだ。

伸とひとみの恋の話。

「なんで好きなんやろ」がすごいわかるなあ。めんどくさいのに好きでたまらないんだよな。
恋愛の本をもっと読みたい！

2023/07/08

最後の終わり方が気になる…
どういう意味なんだ？

でも、おもしろかった。
図書館戦争早く読まないと！！

2023/07/08

中学時代に衝撃を受けた小説がきっかけで、主人公の伸行はひとみとネット上で知り合う。
意気投合し伸行がリアルで会おうとすると中々OKしてくれない。。
よくある恋愛小説だが2人のやりとりが楽しく、
微笑ましい。個人的には伸行の同僚ミサコ姉さんの潔さに惹かれた。
サクッと1時間ちょいで読める小説。

2023/07/01

こういうの読むと青春だなぁって思う。メールでの最初のやりとりの部分は恋をしているときのウキウキワクワクした楽しい気分が伝わってくる。そして彼女が難聴だと知ったときの思いや二人が困難にぶち当たったときのほろ苦い気持ちがなんか切ない。初めの一歩を踏み出した二人を応援したい。

2023/06/25

再読。
本棚に並んでるのを見てついうっかり読みたくなってしまいました。そして、読み始めたら止まらず、一気通読。

伸にもひとみにも感情移入して読むわけだけど、伸のいらだちが分かるし、ひとみの意固地になっちゃうとこも分かる。なんで、わかってくれないのかなぁって。でもやっぱり伸は有り得ないくらいいい人だよね。

2023/05/28

好きな本の話をしてるだけで気持ちが弾む相手がいるって、素敵な事だと思う。誰でもいい訳でもなくて、話していたいと思う相手は自然と好きになるなぁと実感した。まぁ、だいたい後になって気づくのだけれど。

2023/05/24

有川さんの本って案外読んだことないなあと
手にした本。やっぱり話題になる本は
面白い！

ひとみの性格がめんどくさいのはまあ確かに
と思ってしまうけど、最後髪を切って
補聴器みせれるまで変わったのがすごく
良かった✨
伸さんじゃなきゃひとみを変えられなかったんじゃないかな〜。
この先事あるごとに喧嘩しそうだけどずっと
一緒に居てほしいな。
久々にラブストーリー読んだけど心が浄化される✨