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片眼の猿 の商品レビュー

3.4

394件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    132

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    42

  5. 1つ

    9

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2010/09/07

盗聴専門の探偵の三梨は楽器メーカーの依頼を受けて デザイン盗用の証拠を暴くべく ライバル社の社内の様子を盗み聞く。 その盗聴中に偶然にも冬絵のことを知り興味を持った三梨は 同じ生業で働く彼女を自らの事務所へと招き入れる。 そんな中、探りを入れていたライバル社の社内で...

盗聴専門の探偵の三梨は楽器メーカーの依頼を受けて デザイン盗用の証拠を暴くべく ライバル社の社内の様子を盗み聞く。 その盗聴中に偶然にも冬絵のことを知り興味を持った三梨は 同じ生業で働く彼女を自らの事務所へと招き入れる。 そんな中、探りを入れていたライバル社の社内で 殺人事件が起こったことにより 冬絵の正体、本当の目的が徐々に明らかになっていく。 そこには三梨の深い古傷を大きく剔るような真実も隠されていた。 コンプレックスを抱いた人間たちが失っていけない物、それは。 ハードボイルドながらもどこか間の抜けている三梨に好感。 ミステリー的にはライトですが 道尾秀介的なスパイスの効いた作品。 あっちの世界のことかと思ったらこっちの世界のことだった、 …というか何というか(笑) この作家は個人的にかなり好み。

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2010/08/31

登場人物が微妙すぎて話に入っていけない。半年くらい前に読んだけど、どんな内容だか全く覚えてないです。

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2010/08/28

この作家さん本屋に平積みされてるなー、と思いつつ読んだことなかったんですが人から薦められて何冊か続けて読んだものの、最初が『向日葵の・・・』だったので勢いをそがれた格好だったのですが、『シャドウ』を読んでその次がこれ。貸してくれた人もこの本が一番おもしろかった、と。ならば読むかと...

この作家さん本屋に平積みされてるなー、と思いつつ読んだことなかったんですが人から薦められて何冊か続けて読んだものの、最初が『向日葵の・・・』だったので勢いをそがれた格好だったのですが、『シャドウ』を読んでその次がこれ。貸してくれた人もこの本が一番おもしろかった、と。ならば読むかと読んでみたところ他の作品と通ずる雰囲気はありつつも確かにこの本が一番抵抗なく楽しんで読めました。思い切りデフォルメが効いているからかも。それにしても、いくつかの仕掛け(というかそれは読者へのレッドへリングだと思いますが)はわかるんですが終盤での怒涛の種明かしはまるで花火大会のフィナーレのようで、見事でした。途中絵まで挿入されたトランプ札に例えられた謎かけも最後にはきっちりと答え合わせというか解説がされて、スッキリします。途中いろいろありますが、読後感はサッパリして爽快。小説だからこそ成り立つ技巧ミステリです。

Posted byブクログ

2010/08/27

奇形で異質だと思われるものが自尊心を失わずに社会にチューニングしようとする姿を示した、人間性を主体にした話 深海魚の話とモチーフの片眼の猿の話が印象的

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2010/08/26

なぜか勝手にもっと暗くて重たい話を想像していたのですが、やや軽めのトーンで分かりやすく展開して面白かったです。根底にあるのはかなり重いテーマだったりはしますが、楽しげにしてる隣人たちとかでカバーしてるというか、それこそがメッセージというか。 全編に渡って、どんなオチなんだと考えす...

なぜか勝手にもっと暗くて重たい話を想像していたのですが、やや軽めのトーンで分かりやすく展開して面白かったです。根底にあるのはかなり重いテーマだったりはしますが、楽しげにしてる隣人たちとかでカバーしてるというか、それこそがメッセージというか。 全編に渡って、どんなオチなんだと考えすぎになってたのが、道尾さんならではのデメリットであり、楽しさ。もちろんきっちりしてやられましたが。

Posted byブクログ

2010/08/17

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201007/article_1.html

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2010/08/11

999匹の片目の猿の国に両目の猿が産まれた。 しかしその猿は、自分が異質な事に悩み自ら右目を潰して、他の猿と同化した。 猿が潰したモノの自尊心だったのか。

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2010/08/07

このタイトルからして興味をそそられます。「向日葵の咲かない夏」や「シャドウ」と比べると、かなり明るい話だと思います。十分暗い内容でも、主人公が明るいキャラクターなので大丈夫でした。

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2010/07/25

向日葵の咲かない夏 に続く道尾氏の作品。 恒川氏と同様に独特な世界観があって好き。 最後の最後まで楽しめました。

Posted byブクログ

2010/07/25

最後にしっくりとさせようとストーリーを急カーブしている感は否めませんがまぁそれでも最後にはなるほどーと思えるような作品です。自分も自尊心を失くさずに自分に自信を持って生きて行こうと思いました。

Posted byブクログ