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片眼の猿 One-eyed monkeys 新潮文庫
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片眼の猿 One-eyed monkeys 新潮文庫

道尾秀介【著】

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片眼の猿 One-eyed monkeys 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介 職業・盗聴専門の探偵。ある産業スパイを調査しているうちに冬絵の存在を知り、彼女と共に核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。秘める謎、そして・・・。ソウルと技巧が絶妙なハーモニー。独自の世界観と恋愛要素で不動の人気を誇る著者が描く長編ミステリー。
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/06/27
JAN 9784101355528

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片眼の猿

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商品レビュー

3.4

406件のお客様レビュー

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2026/03/01

面白い。一休みの時はこんな読みやすく面白いものがいい。でもやはり道尾作品、あなどれない。 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 細かく文字の詰まった分厚い本を読んでいて疲れたので、ぱらぱらとめくってこの本に換えた。 最近の文庫は、...

面白い。一休みの時はこんな読みやすく面白いものがいい。でもやはり道尾作品、あなどれない。 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 細かく文字の詰まった分厚い本を読んでいて疲れたので、ぱらぱらとめくってこの本に換えた。 最近の文庫は、以前のものに比べて1ページは二、三行少ない、一行の文字数も、二、三文字減っている。その分文字が大きくなって紙も少し厚めでページも少なく、気楽で読みやすい。 買うには躊躇するが読むときには、気分転換になっていい。 本代を、乏しい小遣いから捻出していた子供時代は、文字がぎっしり詰まっていて出来れば2段組で分厚いものが嬉しかった。 重いので転がっては読めない、机に座って支えがあって読めるようなものがよかった。 今はこのように会話も一行になっていると、ますます嬉しくなる。 これなら読み終わるのもすぐだろう、中身は読んでみてから、道尾作品はあまりはずれが無かったし。 主人公の三梨幸一郎は、遠くの音を聞き分ける才能を生かして、探偵業をしているが、それで住んでいるローズ・フラットの家賃は払えるし部下を一人雇うくらいの収入はある。 通りがかりに聞こえてきた話から、電車の中で不審な行動をする女に目をつけて部下に加える。 彼女は悪徳だという評判の興信所に勤めていた。実入りのいい裏の仕事を捨てて、なぜかあっさり承諾して仲間になった。 三梨は一年同居した秋絵が、7年前に自殺したことが心の傷になっている。 採用した女は冬絵といった、名前を見ても縁があったのかもしれないと三梨は思った。 引き受けた仕事は、依頼主は大手楽器屋の会長で、競争相手がどうも新製品のデザインを盗んでいるらしい、という調査依頼だった。成功報酬も高い。 夜、人気の無い時間に聞き耳を立てながら冬絵を忍び込ませて証拠を探すが、手がかりが無い。しかしそのあとすぐ、足音がして建物の中で殺人があったような物音と声を聞く。 通報で殺人が見つかり、警察が捜査を始める。三梨はその隙を狙って証拠集めをするが、いろいろと不審な出来事に当たる。 冬絵はなぜ二つ返事で承知したのか 三梨は忍び込んだ楽器屋のビルで経営者のヤクザたちに暴行を受けた。 瀕死状態のとき、ローズ・フラットの住人が駆けつけてくる。中には地下のスナック「地下の耳」のマスターまでいた。 瀕死に見えたが、マスターからもらった人形が三梨を助け、三梨はそれでも壁際にあったデータサーバーを持って、一行はほうほうの体で退散する。 このデータがさまざまな疑問に答えてくれる。 だがそれだけではなかった。 読み始めは、道尾さんも読みやすいライトな作家だったのかな、と思いながら小見出しの3くらいまで読んだ。 止めないでよかった、そこからが加速度的に面白くなった。 そして急転直下、命拾いをするところから、ローズ・フラットの住人(お爺さん、お婆さん、神様に脳をいじられた青年、特徴のある双子、過去が暗いらしいマスター、気のいい部下)のいわくのある話が、それまでの小出しにされた筋書きにつながり、冬絵のことまでうまく収まる。作者は準備怠り無かった、書き出しまで解決する。 意識的なぼかしや消化不良になりそうな部分もあるが、この本は、読む前にネタばれの感想文は読まないほうがいいと思う。 冬絵さんについてはもう少し意外性もあっていいのではないかと思うが。犯人当てのミステリではなく、ストーリに巻きこまれて、流されて、ミスリードまでされそうになって(されてしまって)、ついに本音が聞けると思えば、理屈ではないところが面白い。技あり!。 読みやすく面白く次にとりかかる元気が出た。。

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2026/03/01

80ページくらいまで読んで一回これ面白いの?ってなってしまい挫折。 カラスの〜とカエルの〜で道尾さんに惹かれてシャドウを読んで、あれ?こんな感じ?となり、今回の途中挫折。 なるほど、カラスとカエルが面白すぎたのか。。と思って一回ソロモンの犬に手を出したら最後まで面白く読めた。...

80ページくらいまで読んで一回これ面白いの?ってなってしまい挫折。 カラスの〜とカエルの〜で道尾さんに惹かれてシャドウを読んで、あれ?こんな感じ?となり、今回の途中挫折。 なるほど、カラスとカエルが面白すぎたのか。。と思って一回ソロモンの犬に手を出したら最後まで面白く読めた。 じゃあもっかい片眼の猿!ということで改めて読んだら最後まであっという間だった笑 片眼の猿というタイトルの意味がまた良いですね。眼で見えるものが全てになりがちですが、作ってもらったのにやっぱりいらないわとなるような人でありたいもんです。

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2026/02/20

やられた! 道尾秀介先生のミステリー的な仕掛けの数々に、何度もミスリードされて、何度も「え、そっち!」「マジか!」とか思いながら、楽しく読了。 とはいえ、楽しいだけの本じゃ無いのも魅力。 テーマというか、メッセージ的にはとても重い、というか深い。個性、アンコンシャスバイアス、サ...

やられた! 道尾秀介先生のミステリー的な仕掛けの数々に、何度もミスリードされて、何度も「え、そっち!」「マジか!」とか思いながら、楽しく読了。 とはいえ、楽しいだけの本じゃ無いのも魅力。 テーマというか、メッセージ的にはとても重い、というか深い。個性、アンコンシャスバイアス、サクリファイス、そういった諸々を、軽快な文体とグーニーズ的キャラクターにまぶして、エンタメ作品に昇華している。 そう、キャラクターですよ。こんなにもカラフルなキャラクターの正体(?)が終盤でサラッと明かされる感じ。見事にやられました。 最近新書を多めに読んでいて、久しぶりに小説を読んだということもあって、ちょっとした高揚を味わえました。 「人間というのはけっきょく、記憶なのではないだろうか。姿かたちが人間をつくるのではないし、見聞きしてきた事実が人間をつくるのでもない。事実の束をどう記憶してきたか。きっと、それが人間をつくるのだろう。そして、事実の束をどう記憶するのかは、個人の勝手だ。自分自身で決めることなのだ。」

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