八朔の雪 の商品レビュー
お江戸版、かたつむり食堂とでも言うべきか。 澪がブサイクキャラというところに、よりギュンときました。
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宮部みゆきの「初ものがたり」や平岩弓枝の「御宿かわせみ」が好きな人は絶対好きだと思う。 上方から焼け出されて江戸にやってきた澪が江戸の味と上方の味の違いに悩みながらも少しずつ成長していく話です。 面白いし、読後感が良い。 江戸と上方の味の違いに・・・というのは前に豆腐の話で...
宮部みゆきの「初ものがたり」や平岩弓枝の「御宿かわせみ」が好きな人は絶対好きだと思う。 上方から焼け出されて江戸にやってきた澪が江戸の味と上方の味の違いに悩みながらも少しずつ成長していく話です。 面白いし、読後感が良い。 江戸と上方の味の違いに・・・というのは前に豆腐の話で「あかね空」というのがあったし、あれを彷彿とさせないでもない。キャラクターも青年医師はまんま宗太郎さん(御宿かわせみの)ぽいのをはじめ、目新しいものではないのですが。 でも本当に読後感がいいのと題材の面白さで星五つ!
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小料理屋を舞台にした人情物。 災難続きの主人公は大変だけど、ほっこりしてる感じがいい。 料理も割りと簡単に作れるから、最後のレシピ熟読。
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お腹がすいている時に読んではいけない。梅雨寒の日だったので、粕汁と茶碗蒸しが美味しそうだった。作ろうかなあ、出汁がなあ、面倒なんだよなあ。
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2010/06/09:展開や江戸と上方の食文化の違いなどが分かりやすくてさくさくと読みやすかったです。「食べること」の大切さを改めて考えてしまいました。
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なんでもないところで泣きそうになる。 登場人物それぞれの、人情がとてもあたたかい。 そして澪がつくる料理が食べたくてたまらない。 はてなの飯所望。
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読みながら涙が止まらず、なかなか読み進められなかったけれど、澪の行く末が気になって、心配で、一気に読み上げました。 澪が心をこめて丁寧に作るお料理は、読んでいて食べてみたくなるものばかり。 巻末のレシピはありがたかったです。 小松原様のファンになりました。
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収録作品 狐のご祝儀-ぴりから鰹田麩、八朔の雪-ひんやり心太 初星-とろとろ茶碗蒸し、夜半の梅-ほっこり酒粕汁 けなげで前向きな澪の姿に励まされます。澪の子どもの頃のエピソードに表れている、幼なじみの野江の毅然とした姿に背筋が伸びる思いがしました。
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物凄く好き。時代物は雰囲気重たいイメージで敬遠しがちなんだけどこれは読みやすかった。料理がとてもおいしそう
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ところは神田御台所町、女ながらも蕎麦屋「つる家」で包丁を握る澪は、もとは上方の生まれだが、幼いころに水害で両親を失い、運よく引き取られていった先の料理屋をまた火事で失いして、繰り返し辛い思いをしながら生きてきた。そして今、上方の人々と江戸の職人たちの味覚の違いに苦労しながら、料理...
ところは神田御台所町、女ながらも蕎麦屋「つる家」で包丁を握る澪は、もとは上方の生まれだが、幼いころに水害で両親を失い、運よく引き取られていった先の料理屋をまた火事で失いして、繰り返し辛い思いをしながら生きてきた。そして今、上方の人々と江戸の職人たちの味覚の違いに苦労しながら、料理人としての道を歩もうと、日々努力を重ねている。 そんな澪のもとに、彼女の料理の才を妬んだ有名料理屋から、悪質な妨害が入りだして……。
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