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きのうの神さま の商品レビュー

3.4

106件のお客様レビュー

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2019/01/16

静かな、いい作品だったです。 この方は「ゆれる」とか撮った映画監督さんだそうで。 きれいな方だし、本も書けるし映画も撮れる。 ついでにいうと名前もいい(私は、「美和」と言う名前が好きなのです)。 神さまって不公平ね、なんてどうでもいいことを思ってしまった本でした。 この方の...

静かな、いい作品だったです。 この方は「ゆれる」とか撮った映画監督さんだそうで。 きれいな方だし、本も書けるし映画も撮れる。 ついでにいうと名前もいい(私は、「美和」と言う名前が好きなのです)。 神さまって不公平ね、なんてどうでもいいことを思ってしまった本でした。 この方の撮った映画を見てみよう。

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2010/12/03

医療・・・をモチーフにした短編小説。だと思う。そう聞いてました。 でもそうでない話もあるよね。 まあそれはいいんですが・・・・どうもこう・・・なんともいいがたいというか。 なんていうんだろう?中編小説を無理矢理短編におさめたような居心地の悪さ。さらに話が展開しそう・・・なところ...

医療・・・をモチーフにした短編小説。だと思う。そう聞いてました。 でもそうでない話もあるよね。 まあそれはいいんですが・・・・どうもこう・・・なんともいいがたいというか。 なんていうんだろう?中編小説を無理矢理短編におさめたような居心地の悪さ。さらに話が展開しそう・・・なところでサクッと終わってしまう。。。という印象が非常に強かったです。この方の小説は他に読んだことないんですが、長編とかだとまた違った書き方になるのかなあ・・・ まあ自分の読み込みが足りないのかもしれません。各章の相関関係とかも・・・あったのかな?

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2010/10/10

映画監督で、脚本も自身で書かれ、小説も書かれる西川さんの短編集。 といっても私は西川さんの作品は「ゆれる」しか知らず、それは観たい、と思いつつもまだ観れていないという。 それなのにどうして今回読んでみようと思ったかといえば、確か道尾秀介さんがブログで「よかった」と書かれていたから...

映画監督で、脚本も自身で書かれ、小説も書かれる西川さんの短編集。 といっても私は西川さんの作品は「ゆれる」しか知らず、それは観たい、と思いつつもまだ観れていないという。 それなのにどうして今回読んでみようと思ったかといえば、確か道尾秀介さんがブログで「よかった」と書かれていたからだったような・・・。 図書館に予約して、届くまでけっこうかかったため、どうして予約しようと思ったのかも忘れかけていたような状態でした。 「1983年のほたる」  しょっぱなのこのお話でオチがなかったので放り出されたような読後感がちょっと嫌な印象でした。 「ありの行列」  「もう、退屈いやや」は強烈でした。でもこのお話もオチがなく、読み続けるのをちょっと悩みました。 「ノミの愛情」  このお話、一番好みでした。旦那なんて多かれ少なかれこんなもんだ。 「ディア・ドクター」  これもよかったです。できればお兄さんのモノローグも欲しかった。 「満月の代弁者」  このお話の「先生、早く逝きたいよ~」にもやられました。 直木賞候補になった作品ですが、直木賞よりも芥川賞のイメージな短編集でした。 そういう作品を読みつけていない上、どうやら私は読み方を間違えたようです。 この短編集は映画のための僻地の医療についての取材を基にしてあるそうで、映画「ディア・ドクター」を観ていたら各話と映画のリンクに気づいてより楽しめたようです。 最後の「満月の代弁者」を読んで、ああどこかの話と繋がっているのかなぁ、とは思ったのですけど。 でもどのお話も頭の中でイメージしやすくて、さすが映画監督とでもいうのでしょうか。 人間観察力、というのか人間に対する興味の深さを見せつけられた気がしました。

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2010/08/14

『ゆれる』で世界的な評価を獲得し、今、最も注目を集める映画監督が、日常に潜む人間の本性を渾身の筆致で炙りだした短編集。『ディア・ドクター』に寄り添うアナザーストーリーズ。

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2010/07/18

僻地だけではない、医療の現場が、書かれていた。短編集。医療の現場からは離れているが、親子の愛憎が哀しく綴られた「ディア・ドクター」が一番良かった。

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2010/05/22

『しかし巣へ戻ろうとするありの行列に障害物を置いた時のように、一度方向を見失わせても、またすぐ元の定点=死を目指し、ゆっくりと、しかし確実に、下降は再開する。もしも下降に手を出すことをやめたら、それは見事なまでに正確に、迷いなく、緩やかに、美しいカーブを描いて定点に沈んでいくのだ...

『しかし巣へ戻ろうとするありの行列に障害物を置いた時のように、一度方向を見失わせても、またすぐ元の定点=死を目指し、ゆっくりと、しかし確実に、下降は再開する。もしも下降に手を出すことをやめたら、それは見事なまでに正確に、迷いなく、緩やかに、美しいカーブを描いて定点に沈んでいくのだ。』-『ありの行列』 はっきりと感じる。何かに惹かれていることは確かなのだけれど、その正体はよく解らない。西川美和の言葉に潜むモノ。---言葉使い?と自問してみる。そう、確かに。西川美和が選ぶ言葉には奇妙な既視感がついて回る。一度も自らは口にして音にしたこともなければ、何かに書きつけたことがある訳でもないのに、自分の中には既に一つのフレーズになる直前のようなものとして存在していた筈だという感覚、そんなものにとり憑かれる。そして更に奇妙なことに、それはある意味で郷愁のような感覚とも繋がっている。 懐かしさといえば、椎名林檎が帯に印象的に「我々の暮らす日本よりも日本が散らかっている」と西川美和の小説を評している言葉に素直にうなずく。描かれる風景、そこには確かに自分の世代にとっては、少なくともかつて知っていたと思わせる何かがある。あるいは既に現実には失われていたものを未だ失われてはいないと強く思っていたもの、と言った方が正しいのかも知れないのだが。であれば懐かしさの根源は風景そのものというより、それを切り取る視点=思いの方に共感しての感覚にあるのかも知れない。恐らく椎名林檎の言わんとしているところもそんなニュアンスのことなのでは、と思ってみたりする。 一つ確かなこととして言えるのは、この短い話のどれ一つを取り出してみたとしても、そこから感じとるものの印象は不変であり普遍であるということだ。それはまるでフラクタルの描き出す絵を見るようで、全体と部分が繋がり、そして無限の奥深さを想い起させる。それは、映画「ゆれる」で西川美和が描いて見せた、人の心の裏へ裏へと回っていくような話の立ちあがらせ方とも呼応する。その切り返しが平面な世界に立体的な質感を与える。それが西川美和の持つ言葉の力である、と言えるのかも知れない。

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2010/05/08

ディアドクターはみてないけど。 もっともっと先が読みたいという感じでした。 救いようがありそうなのに本当は先がないかんじとか、 本当西川マジックをかんじます。

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2010/05/03

もっと1つずつを深く掘り下げて欲しかった。面白いのに浅い。ディア・ドクターのサイドストーリー的に最終的に繋がる部分があれば、小説としてはかなり面白い展開になり得た気がする。

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2010/05/01

じー、っと集中して読まないと、深く繋がっていることにすらきがつけない。 西川さんのかくハナシはテーマが重いので、もう一回読むには時間がかかりそうですが。。 ディア・ドクターの原作。 【図書館】

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2010/04/27

医療の話し。短編集。  ディアードクターは映画と全然違った。初めてこの作家さん読んだけど、堅苦しいわけではないけど、真っ直ぐな文章だった。ゆれるも読んでみよう。

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