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きのうの神さま の商品レビュー

3.4

106件のお客様レビュー

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2024/11/23

西川美和監督は人間のいろいろな面を切り取るのが本当に上手い。ふだんの顔とはちがう一面、自身でも気づいていないような心の奥深くに眠る欲望、人との関係を通して浮かび上がる人間性を鮮やかに掬い上げる。 とくに余白と余韻の切れ味がすさまじい『1983年のほたる』は文学作品として格がある。

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2024/03/15

自分は何者か、自分の核はどこか、というテーマのような気がした。 僻地医療応援の間だけの自分がいたり、看護師を辞めてもその魂がずっと奥底にあったり、父親からいつの間にか卒業していたり。

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2024/03/13

ノミの愛情 この本を中学生の頃、なんとなく図書館で借りてノミの愛情を読んだ 大学生になった今も単行本を買い直して何度も何度も読み直すくらいこの短編が大好き

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2024/02/12

盆バカンス初日。 ってな事で、西川美和の『きのうの神さま』 1983年のほたる ありの行列 ノミの愛情 ディア・ドクター 満月の代弁者 の5つの短編集。 医療や命、人間の生死を絡めた内容かなw 長生きしても病気や怪我で寝たきりみたいになるならいっその事ポックリ逝った方が...

盆バカンス初日。 ってな事で、西川美和の『きのうの神さま』 1983年のほたる ありの行列 ノミの愛情 ディア・ドクター 満月の代弁者 の5つの短編集。 医療や命、人間の生死を絡めた内容かなw 長生きしても病気や怪我で寝たきりみたいになるならいっその事ポックリ逝った方がええのかな? 健康な長生きをしたいもんじゃね。 2018年59冊目

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2023/08/15

人間の命の余命について、考えさせる本でした。 弟が3年前に心不全で突然亡くなり、2歳上の私の寿命は、後何年あるのか?と時々考えてしまいました。 人生100年と言われる時代ですが、残り少ない余命を医師のアドバイスを聞き健康的に生きて行きたいです。

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2023/05/11

映画「ディア・ドクター」でのたくさんの取材 その映画で語られなかったエピソードをこの小説で蘇らせた短編5作 僻地医療の現実がさらっとわかりやすく、リアルに書かれた作品でした。 「楽に死ぬことよりさきに、楽に生きることです」 印象的な言葉でした… 西川美和さんやっぱりいいなぁ...

映画「ディア・ドクター」でのたくさんの取材 その映画で語られなかったエピソードをこの小説で蘇らせた短編5作 僻地医療の現実がさらっとわかりやすく、リアルに書かれた作品でした。 「楽に死ぬことよりさきに、楽に生きることです」 印象的な言葉でした… 西川美和さんやっぱりいいなぁ_φ(・_・

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2023/02/20

スルスル〜と読めた。 僻地医療って普通?の医療現場よりも、患者さんや患者さん家族に重点が置かれている気がする。時に「嘘」が正しかったり。 お医者さんと患者さんの関係が濃密なんだろうなと思う。 「ディアドクター」観てみようかな

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2023/02/14

新聞のコラムを書いていらして、同郷の方だと知って探して読みました。本業の映像作品を見ていなくて申し訳ない。独特の視点と深さのある短編集でした。

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2022/02/25

僻地医療をテーマにした短編集(最初のはちょっとちがうか)。映像作家にもかかわらずこの味わい深い作品。まさに恐るべし。「永い言い訳」も「ゆれる」も人の心のひだを描きながらも書かない所は書かない抑制が効いていましたが、これまた素晴らしい作品でした。 僻みや嫉み、うしろめたさなどの毒を...

僻地医療をテーマにした短編集(最初のはちょっとちがうか)。映像作家にもかかわらずこの味わい深い作品。まさに恐るべし。「永い言い訳」も「ゆれる」も人の心のひだを描きながらも書かない所は書かない抑制が効いていましたが、これまた素晴らしい作品でした。 僻みや嫉み、うしろめたさなどの毒を含みつつも、人間としての正しさをみんな心に秘めている作品で、読んだ後清濁併せ呑む清々しさが湧く作品。 最初読み始めた時「地味な純文学」と思いましたが、読み進める度に評価がぐいぐい上がってくる作品でした。 映画監督が本業だからあまり期待してもなんですが、もっと本書いて欲しいなあ。

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2021/06/21

映画「ディアドクター」の脚本執筆時に取材した内容を元に作られた短編のよう。 映画にはならなかった話のようだが、どれが映画になってもおかしくないような心が動かされる日常が描かれていた。 というか、いくつものこのような話が映画という一本の幹を作り上げているんじゃないだろうか?と思わ...

映画「ディアドクター」の脚本執筆時に取材した内容を元に作られた短編のよう。 映画にはならなかった話のようだが、どれが映画になってもおかしくないような心が動かされる日常が描かれていた。 というか、いくつものこのような話が映画という一本の幹を作り上げているんじゃないだろうか?と思わされた。 誰もが眼をそむけたくなるようなテーマを軽やかに、けれど現実分のしっかりとした重さも含んで描いているところが好き。

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