ぼくのメジャースプーン の商品レビュー
最後なきそうになりました。 こんなにも必死に子供は物を考えることができて、深く傷つくのだと知りました。
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辻村作品は感情移入してしまうことが多いです。 今回もやっぱりそうでした。 解説でも書かれてましたが、私もふみちゃんが無残に殺されたうさぎを発見するところは苦しかった。 でも、読むのを止められなかった。 いつもなら、辛い話とか悲しい話は読むのはキツイので途中で挫折してしまうのです...
辻村作品は感情移入してしまうことが多いです。 今回もやっぱりそうでした。 解説でも書かれてましたが、私もふみちゃんが無残に殺されたうさぎを発見するところは苦しかった。 でも、読むのを止められなかった。 いつもなら、辛い話とか悲しい話は読むのはキツイので途中で挫折してしまうのですが・・・ 「ぼく」はいったいどんな罰を犯人にあたえようとしているのか目が離せませんでした。 そして、見事に騙された。まさかこんな答えをだすとは・・・! いつものことですが、辻村さんには騙されちゃいます(^_^;) 余談ですが、『子どもたちは夜と遊ぶ』に登場したキャラ達がちらほら出てくるので、嬉しかった>< チラッとだけその後が知れて得した気分ですw
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初めて読んだ辻村作品。 あんまりミステリっぽくなくて読みやすかった。 人を計り人を裁くというのは難題だと思った。
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透明感があるのに、ざらざらした感情。 現代の惨劇のようなものを扱っているのに、それが説教じみていなくて、 物語としてすっと入ってくる。でも感情はリアルで、泣くことをやめられない。 この本の前に、『子どもたちは夜と遊ぶ』は是非読んでいて欲しい。 その物語で聞けなかったあの言葉はここ...
透明感があるのに、ざらざらした感情。 現代の惨劇のようなものを扱っているのに、それが説教じみていなくて、 物語としてすっと入ってくる。でも感情はリアルで、泣くことをやめられない。 この本の前に、『子どもたちは夜と遊ぶ』は是非読んでいて欲しい。 その物語で聞けなかったあの言葉はここにあるから。
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メジャースプーンは計量器 正しい結果をもたらすために、正しい分量を測るもの だけど、正しいってなんだろう 現実の中では、いろんな価値観があって 正しいって決め付けるのは難しい その価値観とはじめて向き合うとき、 なにが一番、強く影響を与えるんだろう
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私も「ぼく」といっしょに、「彼」の罪と罰をじっくり考えながら、迷いながら計って(量って?)いました。他作品ほど、謎解きの面白さというか気持ちよくだまされる感じはありませんがやはりぐいぐい読んでしまいます。ふみちゃんの名前についての記述、これまでの辻村作品を読んでの経験から、てっき...
私も「ぼく」といっしょに、「彼」の罪と罰をじっくり考えながら、迷いながら計って(量って?)いました。他作品ほど、謎解きの面白さというか気持ちよくだまされる感じはありませんがやはりぐいぐい読んでしまいます。ふみちゃんの名前についての記述、これまでの辻村作品を読んでの経験から、てっきり何かの伏線かと思ったけど勘違いでした…。
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もうミステリーはやめたのかな? ファンタジー系でした。いつもながら読みやすい文章です。 相変わらず主役以外が置き去りな感は否めない。 初期の「冷たい校舎の〜」のような設定が一番合ってるんじゃないかな? 連続で読んだのでとりあえずいったん終了。
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学校で飼っていたうさぎが殺されて、それを見たふみちゃんは ショックにより人形のようになってしまった。 不思議な力を持った『ぼく』は犯人に復讐する事を決めて そのための勉強を始めます。 子供らしいとからしくないとか、そこは多分気にしないで 読むべきかと思います(笑) こんな子供い...
学校で飼っていたうさぎが殺されて、それを見たふみちゃんは ショックにより人形のようになってしまった。 不思議な力を持った『ぼく』は犯人に復讐する事を決めて そのための勉強を始めます。 子供らしいとからしくないとか、そこは多分気にしないで 読むべきかと思います(笑) こんな子供いたら嫌かもしれませんが、けれどどこか子供っぽい。 一体何を守りたいのかなど、この年の子供がそこに気が付く事は まずないと思いますが…w 出てくる先生やら、名前のない女性や男性は もしかしたら…という感じです。 発行されてる順に読んだ方が面白いかも、です。
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小学四年生のぼくの学校で飼っていたうさぎが心無い男によって惨殺されます。たまたま第一発見者となってしまったぼくの大切な友達のふみちゃんはその日から心を閉ざしてしまいます。 不思議な力を持っているぼくは犯人に復讐を誓い、同じ力を持っている親戚の先生に力の定義を学びながら復讐とは、罰...
小学四年生のぼくの学校で飼っていたうさぎが心無い男によって惨殺されます。たまたま第一発見者となってしまったぼくの大切な友達のふみちゃんはその日から心を閉ざしてしまいます。 不思議な力を持っているぼくは犯人に復讐を誓い、同じ力を持っている親戚の先生に力の定義を学びながら復讐とは、罰とは何かを考えていきます。 大切な人が傷つけられた時、あなたならどうするか?先生との会話の中で語り合われます。いろいろな意見の中、最終的に選んだ方法とは・・ どんな方法を選んでも復讐のその後のむなしさは残ってしまいますが、純粋であり繊細なぼくが選んだ方法は本当に純粋でした。 どんなことをしても完全に前には戻れなくても、必ず光を描いてくれ救われる気持ちがします。
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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった—。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ...
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった—。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。 ふみちゃんのために特殊能力を使い、犯人に復讐をする主人公。 小学生の彼が、弱者として、弱者なりの戦い方をしていく。 小学生にしては随分と頭がいいけど。 その言葉を言った時は、ちょっと鳥肌が立った。 ラストにちゃんと救いがあってよかった。 辻村さんの作品は残酷な部分があっても最終的に救いがあるから読み終わりがすっきりする。 『子どもたちは夜と遊ぶ』の秋先生が主人公の親戚として登場。 前作で謎だった点がここで明かされてる。 前作の人物たちも何人か登場。 改めて読み返したくなる感じ。 目次と各章の扉絵が可愛い。 各章のタイトルがしりとりみたいになってるのもおもしろい。
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