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パラドックス13 の商品レビュー

3.6

468件のお客様レビュー

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    83

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  5. 1つ

    10

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2015/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宇宙の巨大な力が通過するとき、P-13という現象が起こる。 ある13秒間に死んだ人間が、巨大災害が猛威をふるう生き物が生存しない過酷な世界に放り込まれる。 宇宙は彼らを、存在してはならないものとして、その矛盾を解消するために動き出す。 食料や安息の場所がなくなる日々で、ただ冷静に振舞う者、短慮のままに振舞う者、生き延びたい者、死んだほうがいいと思う者、価値観の違いによる対立。 続きが気になってぐいぐい読めた。 実際に自分がこんな世界に放り込まれてしまったら、冷静に対処し続けるのはかなり難しいだろうし、宇宙の数字的矛盾も解けそうにない。 ルールのない世界で、殺人も時に正当化されるのならば、宇宙に逆らって生き続けることは正義ではない…とか言って早々に死んでしまいそうな自分をちょっと反省したくなるラスト。 2015.6再読。

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2015/06/27

最初は複雑な設定に難儀するが、次々に現れる問題に対処していく主人公の逞しさに感服する。 サバイバルを考えさせられる作品だった。

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2015/06/24

人生で初めて読んだ単行本。 世界が13人になり、そこからなんとか生き延びようと力を合わせる。 非現実的な話ではあったが引き込まれる内容だった。

Posted byブクログ

2015/06/08

突然、町の人たちが消え、残った人間は13人。地震、火災、津波と次々と災害が襲ってくる中で、13人は力を合わせる。しかし、生き残るのも、苦しい状況になっていく。息つく間もなく、とてもスピード感がある。それぞれの人たちの苦悩もそれぞれで、面白かった。SFっぽい設定も好み。

Posted byブクログ

2015/05/23

三月十三日午後一時十三分十三秒に何が起こる。 その日その時そのタイミングで偶然にも出会ってしまった男女のお話。目をさますとそこは今までいた世界となんら変わらない世界、ただ自分以外の人がいないということを除いては。そうこうしているうちに生存者たちが…。その後は自然の脅威に晒されてい...

三月十三日午後一時十三分十三秒に何が起こる。 その日その時そのタイミングで偶然にも出会ってしまった男女のお話。目をさますとそこは今までいた世界となんら変わらない世界、ただ自分以外の人がいないということを除いては。そうこうしているうちに生存者たちが…。その後は自然の脅威に晒されていく。その中で生きるか死ぬかの葛藤あり、最後には何故自分たちがこの世界に取り残されたのかを知る手がかりが見つかる。それを見つけた後の驚きと絶望感、そしてその後の選択肢は…。 ラストに向かえば向かうほど盛り上がる緊張感。そして、大どんでん返しのラストは見逃せません。

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2015/04/23

価値観とは何か?善悪とは何か? 人を殺すのは悪? 物を盗むのは悪? と考えた場合、一見どちらも悪に見えるのですが世の中に害をもたらす悪者が怨みをかって殺されても殺人者を悪だとは思えないかな? 義賊のような泥棒は正義の味方って昔から思われています。 つまるところシチュエー...

価値観とは何か?善悪とは何か? 人を殺すのは悪? 物を盗むのは悪? と考えた場合、一見どちらも悪に見えるのですが世の中に害をもたらす悪者が怨みをかって殺されても殺人者を悪だとは思えないかな? 義賊のような泥棒は正義の味方って昔から思われています。 つまるところシチュエーションが善悪を決める要素として重要なんだなと思いました。 宇宙の彼方にあるブラックホールから飛んでくるとんでもないエネルギーが地球を襲う。 3月13日13時13分東京の13人を残して世界中から人間が消えた!?【P13現象】 生き残った?人達は巡り会い自分に起こった現象に疑問を持ち悲観し途方に暮れる... 舞台となる東京は次々とカタストロフィーが襲い物語は彼等に過酷な試練を与え残酷な決断を迫る... 13人の一人である警視庁のエリート【久我誠哉】は『絶対に妥協するな。天は自ら助くる者を助く。生き抜こうとしない者には奇跡なんか起きない』と弟の【久我冬樹】を諭す... 数学的な矛盾に襲われた世界の謎を彼等は解き明かせるのであろうか? ドラゴンヘッドと漂流教室を合わせた感じのお話です。

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2015/01/23

これはSFです。一般的なミステリの要素はありません。考えてみればガリレオシリーズにしても色々物理的な話も出てくるので、著者がSFを書いても何の不思議も無いのです。いわゆるタイムパラドックスやパラレルワールドの要素が入ったSFですが、良く出来ていると思います。ある日気がつけば自分の...

これはSFです。一般的なミステリの要素はありません。考えてみればガリレオシリーズにしても色々物理的な話も出てくるので、著者がSFを書いても何の不思議も無いのです。いわゆるタイムパラドックスやパラレルワールドの要素が入ったSFですが、良く出来ていると思います。ある日気がつけば自分の周りから人が忽然と姿を消してしまう。少しずつ生き残り?も見つかりサバイバル生活が始まるが、残った人たちにはある共通点があり、こうなってしまった原因が明らかになってくる。そのなかで人はどのように生き残る戦いをしていくのか。人類と自然と宇宙の摂理について考えさせられます。

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2015/01/14

ネタ元としてはありがちなんだろうけども、そういう既存のネタを幾つかくっつけて、それで面白い話を作ってしまうんだからやっぱりこの人はすごいんだろうなぁ。特に最後に向かっていく展開は大好き。

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2015/01/06

SFストーリー。 ある瞬間を境に、まるでパラレルワールドのような世界に迷い込んだ老若男女たちの物語。 生きるとはどういうことなのか?人間社会とはなんなのか?という、哲学的なことを考えさせられました。

Posted byブクログ

2015/01/03

P-13現象を理解するのが難しすぎて、理解するまで何回も同じ説明を読んだりしてました。 ラストは割とスッキリしていたのでよかったです。

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