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パラドックス13 の商品レビュー

3.6

470件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

    156

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    10

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2014/08/28

世紀末、この世の終わり…的な物語は大好きなので これまでも たくさん観たり、読んだりはしてきた。 …が、 いつも用意されているのは安全な傍観者用の席であり、 私は神の様に眺め、楽しみ、 観賞後は目覚めれば消える(悪夢)を終わらせるかのように本を閉じ、 (はい、おしまい。) し...

世紀末、この世の終わり…的な物語は大好きなので これまでも たくさん観たり、読んだりはしてきた。 …が、 いつも用意されているのは安全な傍観者用の席であり、 私は神の様に眺め、楽しみ、 観賞後は目覚めれば消える(悪夢)を終わらせるかのように本を閉じ、 (はい、おしまい。) しかし、東野さんが用意した箱舟には この世界に触れた全ての人間を強制的に乗船させる力があった。 生き残っていけなかった世界に、取り残されてしまった数人の男女。 性別、年齢、性格、上手い具合にばらけた人選は、 この中の誰かに読者が自分を重ね合わせてしまう仕組みになっているのではないだろうか。 命の存在が絶対許されぬこの世界の意志は 生きたい、と必死でもがく(私達)から 水や食料どころか、立つ地さえも奪って行く。 本当に、人にはもう成す術はないのだろうか。 ならば、何故彼らは生き残ってしまったのだろうか。 13分の謎も面白かったが、極限の中で葛藤する人々の心の揺れ、がとても興味深かった。

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2014/07/27

極限状態に置かれた時、人間はどう行動するのかという問いに対する作者の答えのような気がしました(^^)

Posted byブクログ

2014/07/27

東野圭吾ってこういう作品も書くんだなぁ。ちょっと意外。 あえて分類するならSFになるのか、漂流教室やら7Seedsと同じサバイバルもの。 肝心の内容といえば、うーん、正直言ってイマイチ。今までに発表されているこの手の映画や本、マンガから話が読めてしまう。要するに目新しい部分がな...

東野圭吾ってこういう作品も書くんだなぁ。ちょっと意外。 あえて分類するならSFになるのか、漂流教室やら7Seedsと同じサバイバルもの。 肝心の内容といえば、うーん、正直言ってイマイチ。今までに発表されているこの手の映画や本、マンガから話が読めてしまう。要するに目新しい部分がなかった。 あえて言うなら冷静沈着な兄と熱血弟の確執と和解がテーマなのか?けどこの兄弟、兄も弟も方向性は違えどもどちらもバカでイライラする。こんな世界でイブになってくださいっていう兄もちょっと変だし、所轄の出番じゃないと知りつつ単独で行動を起こす弟も考えなしすぎる。 あ、あと大風呂敷を広げまくったわりには最後がお粗末。このガッカリ度は恩田陸のハズレ小説を読んでしまった時の気持ちに近い(苦笑)。 ・・・そういえば、東野圭吾の小説に出てくる登場人物ってこの作品に限らず、どいつもこいつも魅力がない。かといって、人物に深みがあるわけでもないのでなんていうか、作品全体を陳腐に感じることも多いんだよね(で、途中で読むのを止めてしまったりする)。 単に私が合わないだけなのかな、とは思うんだけどね。うーん。

Posted byブクログ

2014/07/04

評価に悩む小説でした。最後の数ページ前までは、この先どうなるんだろう、早く読みたいって感じだったんですが、ラストはある意味想像できる範囲で期待が大きかった分がっかり感が・・・。ま、でもほぼ最後まで面白かったのは事実なので★4つにしました。 ところで、この小説に書かれているような...

評価に悩む小説でした。最後の数ページ前までは、この先どうなるんだろう、早く読みたいって感じだったんですが、ラストはある意味想像できる範囲で期待が大きかった分がっかり感が・・・。ま、でもほぼ最後まで面白かったのは事実なので★4つにしました。 ところで、この小説に書かれているようなきっかけでこのような状況になることはあまり想像がつかないのですが、他の原因でこうなることは十分あり得るかなと思ってます。しかもそんなに遠い未来で無く、もしかしたら自分が生きている間にも。そんな時、自分はどんな行動を取るんでしょうかね。

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2014/07/04

空白の13秒間。 SFものを普段読まない私がこのSFっぽい分厚い本を夢中で読みふけった。 『生きる』ためには何が必要なのか、考えさせられた。

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2014/06/28

厚かったので、なかなか読み終わらないと思って読み始めたら、最後までノンストップで読んだ。つまり面白かった。登場人物が多かったのにかかわらず、各人の特長や個性が際立ってるので、混乱はまったく無かった。 東京で13人だったら、比率的に全世界で2000人ぐらい対象者がいて、結構、この人...

厚かったので、なかなか読み終わらないと思って読み始めたら、最後までノンストップで読んだ。つまり面白かった。登場人物が多かったのにかかわらず、各人の特長や個性が際立ってるので、混乱はまったく無かった。 東京で13人だったら、比率的に全世界で2000人ぐらい対象者がいて、結構、この人数って多いんじゃない?ってのが、読んでる最中ずっと頭から離れなかったです。

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2014/06/26

久しぶりの東野作品。 東野作品にしてはめずらしい、大はずれ作品で、泡を食いました…。 恩田陸の「禁じられた楽園」にも似た、 「大風呂敷広げるだけ広げて、さんざん面白く煽っておきながら、たたみ方がお粗末」。 設定も、舞台も、キャラクター同士の関係性もきれいに作ってあっただけに、...

久しぶりの東野作品。 東野作品にしてはめずらしい、大はずれ作品で、泡を食いました…。 恩田陸の「禁じられた楽園」にも似た、 「大風呂敷広げるだけ広げて、さんざん面白く煽っておきながら、たたみ方がお粗末」。 設定も、舞台も、キャラクター同士の関係性もきれいに作ってあっただけに、それらをもっとうまく生かしてきれいな収束はできなかったものか…と、東野ミステリの出来のよさを知っている人間としては少々物足りなかった。

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2014/06/20

まるで大震災がくることを予測していたような作品。分厚いのに一気に読めた。 大震災の直後じゃ読めなかったろうな。

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2014/06/19

P-13現象・・という、科学で解明出来ない現象に巻き込まれた警察官兄弟をはじめとする13人のパラレルワールド・・ もしも自分だったらどうするのかと、考えさせられてしまう。 今まで読んでいた東野作品とは異なる気もしましたが、充分楽しませてもらいました!

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2014/06/15

450ページを2日で読ませてしまう読みやすさには天晴れ。 ただ、内容は…目新しさが全く感じない。ありがちなストーリー。 東野圭吾の中では、後回しにしても良い作品。

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