故郷/阿Q正伝 の商品レビュー
『故郷』は、表題作になってるだけあってさすがの読み応え。現代を舞台にしたといっても違和感がないぐらい、古臭さがなく、大人になって故郷を離れた人にとっては、共感があるのではないか。 訳者の熱が高すぎて、訳者あとがきは後回しにした方がよいかもしれない。
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「故郷」以外ははっきり言ってよくわからなかった。 当時の中国の社会情勢や慣習などを予備知識として知っていないと、理解するのは難しい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
☆つけるのは烏滸がましい気がするから3にしておく。 故郷が好き。故郷で貧困にあえぎつまらない大人になってしまった閏土と、故郷を離れ役人となった自身の対比。かつて友人だった彼らは彼らを取り巻く問題によってもはや友人ではなくなってしまった。閏土は私に対して畏れともとれるような感情を抱くようになってしまった。私は役人の地位に慣れてしまったのか親しく付き合うことの許可を出しもしない。当時の中国の片田舎ではそれが当たり前なのかもしれないが、私の立場に立たされたとしたら自分だったらそうすると感じた。私は閏土の現在の姿をみてあきらめてしまったのだろうか。それでも息子たちはかつての閏土と私のように親友となった。この息子たちが大人になった時代がそうであったとは到底思えないが、現在はここまでひどい状況にはならないのだろうと想像した。もちろん旧い友人に会って彼の現状の稚拙さに落胆することや、考え方の相違に過ぎた時間と異なる経験を感じることはあるが、ここまで悲しい物語にはならないと感じた。 藤野先生は高校のとき国語の教科書で読んだことがある。魯迅の自伝的小説であろうが、なかなか切なく。けれどもいい話のようにとらえる。医学を志した魯迅は進路を文学に変更する。仙台を去るときに、藤野先生には生理学を学ぶから、藤野先生の教えてくださった医学は無駄にならない、と嘘をつく。こうする気持ちは非常にわかるような気がする。恩を感じているから悲しませたくはないと思うけれども、本当のことまでは教えられない。自分にもこんな経験があったような気がする。 狂人日記は結構面白い。誰かがおかしくなっていく様を彼自身の視点で見ていく。これ系好き。バイオハザードの飼育員の日記みたいで。かゆい うま 阿Q正伝は期待してたより微妙だった。頭は悪いし仕事もできない。プライドだけは高いのに実力が伴っていない。どうしようもないやつという印象を受けた。なんか最後は上手く行かなくなって死ぬ。それを理解もできずに死ぬのだから本当に惨め。どうして名作とされているのだろうか。あまりわからなかった。 孔乙己(コンイーチー)すき。科挙の受験生が落ちぶれていく。彼は悪い奴ではないのに周囲から認められない。こういうやつっているよなあと思った。悲しい 【追記】 どうやら阿Qはかなり型破りな作品らしい。それまでの中国の文学では爆美女とか怪物、神、偉い人しか主人公にならなかったらしい。でも阿Qは本当にどうしようもない一般人。下手したらそれ以下。それをスーパーエリートの魯迅が書くことに面白みがあるらしい。そう聞くと急に面白く感じてきた。
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「故郷」「阿Q正伝」「狂人日記」あたりは読んだように思うが、初めてのような感覚。「故郷」幼なじみに抱いていた印象は、年を経て再会すると、そのギャップに愕然とする。子が今の自分と同世代になった時に違った社会になっているだろうかと懸念しつつ。。「阿Q正伝」お人好しの阿Qが誤解により処...
「故郷」「阿Q正伝」「狂人日記」あたりは読んだように思うが、初めてのような感覚。「故郷」幼なじみに抱いていた印象は、年を経て再会すると、そのギャップに愕然とする。子が今の自分と同世代になった時に違った社会になっているだろうかと懸念しつつ。。「阿Q正伝」お人好しの阿Qが誤解により処刑されるに及び思うことは。見物人の群衆心理。恐ろしくも悲しい。2024.11.30
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「故郷」で有名だと思っていたが、職場の同僚に聞くと、「知らない」と言われ、地方差で学生の時に習わない人もいることがわかった。 彼の作品を読んでいると、日本に対する好意のようなものが感じ取れ、日本人としては快い気持ちになる。魯迅本人は非凡な才能を持っていたのだろうが、作品からは素...
「故郷」で有名だと思っていたが、職場の同僚に聞くと、「知らない」と言われ、地方差で学生の時に習わない人もいることがわかった。 彼の作品を読んでいると、日本に対する好意のようなものが感じ取れ、日本人としては快い気持ちになる。魯迅本人は非凡な才能を持っていたのだろうが、作品からは素朴な雰囲気が漂っており、親しみが湧いてくる。
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漫画版で概ね流れを把握した上で読みました。 ある程度予備知識を持った上で読みたい本です。 なぜなら、魯迅が何の意図を持って作品を構築し、伝えたい事考えながら読まないと最後は「?」で突然終わりを迎える話が多いと感じたからです。 阿Q正伝では「精神的勝利」に囚われた阿Qを通じてあらゆ...
漫画版で概ね流れを把握した上で読みました。 ある程度予備知識を持った上で読みたい本です。 なぜなら、魯迅が何の意図を持って作品を構築し、伝えたい事考えながら読まないと最後は「?」で突然終わりを迎える話が多いと感じたからです。 阿Q正伝では「精神的勝利」に囚われた阿Qを通じてあらゆる事象を受け入れる精神状態の異常さ。 周囲の人間たちが首切りを見に来たが銃殺だった際の反応の方向性の異常さ。が印象に残りました。
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「故郷」からは自らのエッセイ風としての瑞々しさ,「阿Q正伝」は自らとは違う者の悲劇的展開の技術が見出せる。なお,Bokklubben World Libraryには,本短編集の変わり種である「狂人日記」が選出されていた。
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学生の頃教科書で読んだ時はあまりおもしろいと思わなかった魯迅 中国史や中国語を勉強し始め、中国の時代や文化に少しイメージがついてから読むと、心にぐっときました。 清朝末期から中華民国へ。 いつの世も時代の転換期は厳しいです 「故郷」にでてくる、コンパス! 中高生の頃?に読んで...
学生の頃教科書で読んだ時はあまりおもしろいと思わなかった魯迅 中国史や中国語を勉強し始め、中国の時代や文化に少しイメージがついてから読むと、心にぐっときました。 清朝末期から中華民国へ。 いつの世も時代の転換期は厳しいです 「故郷」にでてくる、コンパス! 中高生の頃?に読んで印象的だったのを数十年の時を経て思い出しました 訳者あとがきの翻訳に関する文章がとても興味深く、私もいつか中国語で読めるようになりたいなと思いました
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第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第12ゲームで紹介された本です。オンライン開催。チャンプルー。 2021.09.18
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