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故郷/阿Q正伝 の商品レビュー

3.6

43件のお客様レビュー

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2010/06/10

過去を悔み、将来を憂い、場当たり的な言説を常に疑い、滑稽なまでの自意識過剰あることは、常に外部とズレを生じている。その悲喜劇、または何一つ起こらないことは、今読んでもビリビリくる。

Posted byブクログ

2009/12/29

■目的 古典を読む。 ■学び (見たもの・感じたもの/テーマ) 時代を見極めてその流れに応じて自分も進化してゆくことの重要性。 「人生死ぬまで勉強」と言う。世の中は急速に変化している。何が真実で何が正しいかという価値観や正義も、時代によって微妙に移り変わってくる。だから今、何...

■目的 古典を読む。 ■学び (見たもの・感じたもの/テーマ) 時代を見極めてその流れに応じて自分も進化してゆくことの重要性。 「人生死ぬまで勉強」と言う。世の中は急速に変化している。何が真実で何が正しいかという価値観や正義も、時代によって微妙に移り変わってくる。だから今、何が起こっているのか、世の中の変化をすばやく知ることが最も重要な勉強である。 慣習や伝統や技術といったものは、時代が変われば古めかしくなる。先人たちの歴史から不変の真実や伝統を学びながらも、また改めるべき過ちをも学ぶこと。 これらが「時代を見極める力」「日々進化する柔軟性」といった力となる。より良く生きる術となる。 ■感想 この本から感じ得て学んだことは前記しました。しかし魯迅は、そこに疑問も感じていたようです。それは『吶喊』の中の「自序」にて、鉄の部屋で熟睡している人々に例えられ記されています。 確かに、苦しみも何も知らずにいたほうが幸せかもしれません。難しい問題ではあります。でも私は「起きた人」でありたい、そして希望が絶対にないとは言いたくはないです。今は全く希望が持てない時代ではないのですからね。

Posted byブクログ

2011/09/19

待望の現代日本の魯迅研究の第一人者である藤井省三訳の本が出ました。 我が本棚で魯迅の翻訳本を探してみると、丸山昇訳や駒田信二訳や増田渉訳、そして一番よく読んで来た竹内好訳と、5冊程ありました。 今夜、久々に「阿Q正伝」や「狂人日記」など16編の魯迅をじっくり読むために、いつも...

待望の現代日本の魯迅研究の第一人者である藤井省三訳の本が出ました。 我が本棚で魯迅の翻訳本を探してみると、丸山昇訳や駒田信二訳や増田渉訳、そして一番よく読んで来た竹内好訳と、5冊程ありました。 今夜、久々に「阿Q正伝」や「狂人日記」など16編の魯迅をじっくり読むために、いつもは存分に腕を振るう料理も端折って、ラゴスティーナにお世話になって15分でカレーです。でも、一昨日から作っていたといっても信用してもらえる味です。 ええっと、そんなことより、7年前に73歳で亡くなった、コミューンに理想を求めたりした特異な中国文学者の新島淳良からも、魯迅と毛沢東を様々に学んだことを思い出したのですが、彼の魯迅の訳本があったのかどうか、本の山をかき分けて捜しましたが見つかりませんでした。 いざ、魯迅と交感の時は迫りし・・・・

Posted byブクログ