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君が降る日 の商品レビュー

3.9

120件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

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2010/02/20

恋人である降ちゃんを失くした主人公・志保とその事故を起こした五十嵐の話。 これは結構暗いかな。 表題の他にあと2つあって、OLと高校生の英会話スクールでの話と、高校生の男女の友達とそれぞれの兄弟を巻き込んだ若干四角関係的な恋の話。 島本さんの小説はなんかすごく好きだなあ。

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2010/01/30

「親は君の事を本気で悪く言ったりはしないだろう。だから君も悪く言うな。いつか必ず一人になる時がくるのだから、言うことは聞いたほうがいい」

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2010/01/10

肌なじみのよい等身大の比喩を使う島本さんの文章が好きです。 とてもありふれたことを描いているのに、読後は心がほっこり切ない余韻。 人と人の関係は「恋愛」という言葉で簡単に片付かない複雑なものなんだってことが伝わってくる作品たちです。 中でも『野ばら』の祐くんと佳乃ちゃんとの...

肌なじみのよい等身大の比喩を使う島本さんの文章が好きです。 とてもありふれたことを描いているのに、読後は心がほっこり切ない余韻。 人と人の関係は「恋愛」という言葉で簡単に片付かない複雑なものなんだってことが伝わってくる作品たちです。 中でも『野ばら』の祐くんと佳乃ちゃんとの間の微妙な距離感の変化の描き方がすばらしいと思います。 ラストに谷川俊太郎さんの詩がありましたが、その詩で胸がきゅーってなる。 そういう後戻り出来ない日々にこみあげてくる切ない気持ちはそこまでの二人の物語が素敵だったからこそのものだと思います。

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2009/12/26

タイトルになっている『君が降る日』はなんとなく中途半端で、 それより『冬の動物園』、『野バラ』の方が好きです。 恋人が死んでしまうお話はあまり好きじゃないです。 悲しい思い出で繋がっている人と結ばれようとするのは難しいですよね。

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2009/12/17

島本理生さん。やっぱりこの人の文章好きです。「恋人の死」っていうのどうにも好きじゃないけど、丁寧に書かれていて、好感持てます。個人的には「野ばら」がいい。詩の引用のラストには、やられた、と思いました。

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2009/11/05

短編集。表題作は付き合っていた人が死んでしまってそれをどう克服していくか、という結構重いお話。 私には経験がないが若いうちにこういうことに遭うとどう乗り越えていったらいいかわからないだろうなというのは想像に難くない。例えば夫婦で中年の域に達していたら、突然相手に死なれたとしても...

短編集。表題作は付き合っていた人が死んでしまってそれをどう克服していくか、という結構重いお話。 私には経験がないが若いうちにこういうことに遭うとどう乗り越えていったらいいかわからないだろうなというのは想像に難くない。例えば夫婦で中年の域に達していたら、突然相手に死なれたとしても想定の範囲内な気がする。でもこの主人公はまだ20代で、突然事故で彼をなくしてしまったから長い時間が必要だったんだろう。 他にも話はあったけれど「野ばら」が好き。思春期の残酷さをうまく表現している。

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2009/10/31

暴力や虐待という心の傷を抱えた主人公が出てくることが多い作品のなかで、それでもすがすがしい神聖さを感じるのはなんでだろう?と思う。 これも島本らしい一冊。

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2009/10/07

短編小説集 恋人・降一を事故で亡くした志保。 彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。 彼の存在を受け入れられない志保だったが、 同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。 「君が降る日」他、二編収録。 (by A...

短編小説集 恋人・降一を事故で亡くした志保。 彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。 彼の存在を受け入れられない志保だったが、 同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。 「君が降る日」他、二編収録。 (by Amazon) 島本嬢です。 相変わらずの“ちょっとダメな子”を描く上手さだなーと。 たまにその登場人物たちにイラッとも来るけれど。 いずれもハッピーなかんじではないです。 若干もにょもにょします。 でもこれもありかなーと思えてしまうから不思議。 そのあたりも含めてのプロのモノカキさんなのねーと。

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2011/09/28

内容はかるくないのだけど、だんだんと読みやすくなっているような。どんな気分でも読めて、とにかくなにか読みたい時は島本作品だと間違いない気がする。大きくヒット、とかではないけど。雰囲気すき。

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2009/10/10

この本には 君が降る日、冬の動物園、野ばら の3つの短編が入っている やっぱり島本さんは最後の一文がいいなぁ 「降ちゃんが、もしかしたら私とは付き合っていないかもしれないと思った未来に、今は、私だけがいる。」 いいなぁ 恋人が死んで その恋人の友達のことを気になってしまっ...

この本には 君が降る日、冬の動物園、野ばら の3つの短編が入っている やっぱり島本さんは最後の一文がいいなぁ 「降ちゃんが、もしかしたら私とは付き合っていないかもしれないと思った未来に、今は、私だけがいる。」 いいなぁ 恋人が死んで その恋人の友達のことを気になってしまったら どうするんだろう 野ばらも切ない 友達って言葉って 人を傷つけてしまう言葉でもあるんだよなぁ うん

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