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君が降る日 の商品レビュー

3.9

120件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

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2010/11/21

■やっぱり小説とかは、影響力あるものだなって思い出したよ。 トータル的に出てくるひ、みんないいひとであたたかみのあるひとなんだよなぁ〜 恋人、降一事故で亡くした志保。原因を作った五十嵐。の話で好きなのは大学の友人のふねさんw福岡も行きたくなりますね♪(´ε` )まぁ話としては暗か...

■やっぱり小説とかは、影響力あるものだなって思い出したよ。 トータル的に出てくるひ、みんないいひとであたたかみのあるひとなんだよなぁ〜 恋人、降一事故で亡くした志保。原因を作った五十嵐。の話で好きなのは大学の友人のふねさんw福岡も行きたくなりますね♪(´ε` )まぁ話としては暗かったね。 冬の動物園(年下男の子、高校生)も、野ばら(高校生、男の子兄弟と姉妹ね、)も、切なさがあるけど、なんかしら温かみがある。 最後に出てきた谷川俊太郎の詩が気になって調べたwちゃんと全部読んだほうがいいね〜この本、すべてがこの詩からできたのでは、ってくらい世界観がぴったりだなぁ

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2010/10/26

こ、この作品はモロにワタクシの好み、どストライクでございますですよー! やっヴぇ、志保と一緒に五十嵐さんへの恋に落ちそうになってしまった。 今の今まで、しゅなんさんのなかの〈島本作品の好みの男NO.1〉の座に鎮座ましましていたのは『ナラタージュ』の葉山先生なのだけれども、ちょ...

こ、この作品はモロにワタクシの好み、どストライクでございますですよー! やっヴぇ、志保と一緒に五十嵐さんへの恋に落ちそうになってしまった。 今の今まで、しゅなんさんのなかの〈島本作品の好みの男NO.1〉の座に鎮座ましましていたのは『ナラタージュ』の葉山先生なのだけれども、ちょっとその座も危ういな。(←しゅなんさん痛すぐる!) 〈出会う前から恋していた〉志保の恋人を死なせてしまった負い目から、彼女に対しては始終丁寧で真摯な対応を取り続けるも、次第に縮まる距離。 自分自身の生い立ちに対する志保の情もないまぜになって、恋なのか、同情なのか、憎しみなのか・・・、二人の間に流れる感情はきっちりと一つにまとまらない。 そのやきもき感がどーにもたまらんのよ。 久しぶりに、恋する気持ちを思い出したなぁ。 「長き夜の章」のラストで志保の頭を五十嵐さんが撫でるシーンはホント泣けた。 あぁ、この人は本当に許されたかったのだ・・・。 その後もうちょい突っ込んだ内容になる「浅き春の章」も、深い闇の中から救いを求めるように志保を求める、五十嵐さんの孤独と幼さに泣けた。 控えめで優しい男の、いざと言う時の強引さってツボだわぁ。 あぁもうこーゆー男に弱いんだよ、あたし。 縋られると弱いのだ(←真性だめんずスキーです) ラストがね、ちょっと「これしかなかったのかなぁ」って考えさせられるラストなんだけど、納得しきれないものだからこそ心に残るのかな。 『君が降る日』は、しゅなんさんの中で『ナラタージュ』と双璧になりそうです。 ちなみに同時収録された2編。 「冬の動物園」では、年下彼氏てええなぁと思わされ、 「野ばら」では、恋になることができなかった恋情に胸キュンさせられました。 「野ばら」の中で引用される、「あなたはそこに」という詩は実在のものなのですが(しかも我が愛しの谷川俊太郎さまのもの!)、これがまた素晴らしく良い詩なので、ぜひこの本を読んだ後(後ですよ、絶対!)全部を読んでいただきたいなぁと思います。

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2010/09/08

いつもながら、せつなさや痛みを表すのが上手なひとだ。 今までの恋愛で経験した感情を思い起こさせる。 「野ばら」のふたりの関係もすごくよくわかる。 恋愛と友情の差がよくわからないようでいてとても大きい時期。 何かのタイミングが違えばふたりはつきあっていたかもしれないのに。

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2010/08/15

以前この方の作品読んだのが、あまり得意じゃなかったので、敬遠してたんですが。 読んでみたら良かった。良い話でした。結構。 表題作と野ばらが良かったです。 最近の本だったら好きな感じなのかも。 またこの方の本は読んでみようかな。

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2011/09/14

島本さんは好きだけど、特にいいかも。どの話もぐっとくる。★君が降る日☆お母さんと志保の関係がいい。☆小さい子をあなどるな。☆もしも・・・は切ない。★冬の動物園いいなぁ。率直に、うらやましい。★野ばら本の最後のおいしいところを持ってかれた感じ。最後の詩が秀逸。人と人のつながりって、...

島本さんは好きだけど、特にいいかも。どの話もぐっとくる。★君が降る日☆お母さんと志保の関係がいい。☆小さい子をあなどるな。☆もしも・・・は切ない。★冬の動物園いいなぁ。率直に、うらやましい。★野ばら本の最後のおいしいところを持ってかれた感じ。最後の詩が秀逸。人と人のつながりって、いろんな形があると思う。あの短いページにこれだけのストーリーが詰まっているのがすごい。

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2010/07/08

収録作品3つとも良かった。 『野ばら』が特に良かった。切ない。 島本理生の描く女性は私の理想の女性で、多くを語らずでも内にたくさんの感情を抱いていて、羨ましい。私がなりたい女性はこういう女性。 彼女の作品は、いつも痛くて辛い恋が描かれているけど、何より主人公は恋の相手(男)と...

収録作品3つとも良かった。 『野ばら』が特に良かった。切ない。 島本理生の描く女性は私の理想の女性で、多くを語らずでも内にたくさんの感情を抱いていて、羨ましい。私がなりたい女性はこういう女性。 彼女の作品は、いつも痛くて辛い恋が描かれているけど、何より主人公は恋の相手(男)とか出会いとかにはたいていとても恵まれていて、それは腹立つ! 女というのは常に恋していて、それを可能にさせる相手というものが常に存在することを前提に描かれていてなんだか悔しい。という私情。

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2010/06/27

短編集。 恋人を失う悲しみだとか、 新しい出会いだとか、 片思いだとか、 そういうのって切ないなぁ、と思った。 島本理生の本を読むのは二冊目だけど、 結構すきかも。 べたべたしすぎない恋愛ものって印象。

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2010/06/26

ある日、突然恋人を事故で失ってしまう主人公。その事故を起こしてしまった友人との関係が描かれている。同じ痛みを持つもの同士、距離が近づいていく。単純に、怖いと思った。こんな風に突然いなくなってしまったら、どうしたらいいのだろう。どう前に進めばいいのだろう。そんな主人公の気持ちにやり...

ある日、突然恋人を事故で失ってしまう主人公。その事故を起こしてしまった友人との関係が描かれている。同じ痛みを持つもの同士、距離が近づいていく。単純に、怖いと思った。こんな風に突然いなくなってしまったら、どうしたらいいのだろう。どう前に進めばいいのだろう。そんな主人公の気持ちにやりきれなくなった。

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2010/06/14

最初から涙目で読み、98頁でホロリ。失うことの虚無感と喪失感を思い出したからか。最後はきれいには終わらなかったけど、そちらの方がよかったのかも。次の二編はまだ読めないや。

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2010/06/10

切なくて切なくて何度泣きそうになったことか。恋愛よりもっと深い不可解な男女の話のようだ。でもこういうどうしようもない話がどうしようもなく好きだ。

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