理系バカと文系バカ の商品レビュー
ひどく偏った内容に思えた。 理系はコミュニケーション下手で文系はフィクションを好むとか。 なんという偏見…決めつけは良くないぞ。 大学の研究室(化学)の先生はめちゃくちゃ話上手だったし、 いわゆる「文系」の人でも冷静に論理的に分析したり数字を扱ったり、 私の周りには多方面に優れ...
ひどく偏った内容に思えた。 理系はコミュニケーション下手で文系はフィクションを好むとか。 なんという偏見…決めつけは良くないぞ。 大学の研究室(化学)の先生はめちゃくちゃ話上手だったし、 いわゆる「文系」の人でも冷静に論理的に分析したり数字を扱ったり、 私の周りには多方面に優れた人が多い。 「理系だから」とか「文系だから」とかで決めつけるのではなく、 その人個人を見ていこうと思う。今後も。
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日本人は中学から高校に進学する頃から「理系」と「文系」に大別されるようになり、それは大人になってからも「理系人間」「文系人間」とずっと尾を引くのだが、そもそもこの分け方は明治時代の旧制高校から始まったと言われている。サイエンスライターの竹内氏と、その友人で放送作家の嵯峨野氏の2人...
日本人は中学から高校に進学する頃から「理系」と「文系」に大別されるようになり、それは大人になってからも「理系人間」「文系人間」とずっと尾を引くのだが、そもそもこの分け方は明治時代の旧制高校から始まったと言われている。サイエンスライターの竹内氏と、その友人で放送作家の嵯峨野氏の2人がステレオタイプな「理系」「文系」の特徴を分析し、両者の垣根を取っ払ってバランスの良い知性のあり方を考える。日本では文系人間の方が理系人間よりも多く、「理系センス」が足りないと説き、「文系だから」・「理系だから」と自分を型にはめる事を良しとせず、その思い込みから脱出して分離融合のセンスを磨くためのノウハウを伝授する。
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大仰なタイトルですが、実際の内容は「日本には科学的思考が出来る人材が不足している」です。文系/理系の定義は橋爪大三郎先生の著作が引用されています。それによると、明治時代に旧制高校が予算のかかる学問を理系、そうでないものを文系として(学生数を絞るために)数学試験で振り分けたものだそ...
大仰なタイトルですが、実際の内容は「日本には科学的思考が出来る人材が不足している」です。文系/理系の定義は橋爪大三郎先生の著作が引用されています。それによると、明治時代に旧制高校が予算のかかる学問を理系、そうでないものを文系として(学生数を絞るために)数学試験で振り分けたものだそうです。こちらの定義からも分かりますが、文系に非科学的という意味合いはないはずです。しかし本書では、理系=科学的、文系=非科学的という文脈で議論が進んでいます。たしかに、一般的な認識ではそういった側面もあるかもしれません。理系が科学的なのも間違いはないでしょう。ただ、本書は「理系を目指せ」ではなく「分離統合を目指すべき」という作者の主張で締められています。文脈/理系どちらも取り扱う以上は文系について偏った認識で語るべきではないと思いました。 タイトルの「○○バカ」の時点で警戒しておくべきだったのですが、書籍としての体裁を取るためか極端な表現が多いことが非常に気になりました。例えば、○○バカの問題点が列挙されているのですが、内容は「○○バカは感動するポイントがズレている」といったものです。分離統合で矯正されるものでも、そもそも問題でもないだろうと思います。 文系/理系の扱いや表現が気になる本書ですが、科学と一般人を繋ぐ科学コミュニケーターの必要性や、義務教育の範囲の知識を日常に活かす理系センスの考え方、間主観性など学ぶことがないわけはありません。生物学者には物理アレルギーがある方がいるが、物理学者にはないため『サイエンス』の編集長は物理学出身が多いという話は初めて知りました。本書を読む場合は、科学について取り上げた書籍やネット記事に一度目を通しておくことをオススメします。
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タイトルからは理系と文系を否定する本なんだろうなと予想していましたが、 実際はその逆でした。 これからは理文混合させた人間が必要であると述べられており、私は強く共感しました。 つまり、筆者が「バカ」と言っているのは理系に没頭し、文系をバカにする理系オタク(またはその逆)です。 ...
タイトルからは理系と文系を否定する本なんだろうなと予想していましたが、 実際はその逆でした。 これからは理文混合させた人間が必要であると述べられており、私は強く共感しました。 つまり、筆者が「バカ」と言っているのは理系に没頭し、文系をバカにする理系オタク(またはその逆)です。 本当に頭がいい人とは国語、歴史、社会、英語、数学、科学、美術、体育、情報、etc. これらを満遍なく学び、満遍なく知識がある人なのだと思いました。
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受験勉強をしていたころ、適性診断テストのようなものを受けたことがある。結果は「人間工学」「教育工学」といったものだったように記憶している。理系なのか?文系なのか?さっぱり分からなかった。 この本を書店で見つけた時、それを思い出したので読んでみた。 マー、やっぱり良く分からないな。...
受験勉強をしていたころ、適性診断テストのようなものを受けたことがある。結果は「人間工学」「教育工学」といったものだったように記憶している。理系なのか?文系なのか?さっぱり分からなかった。 この本を書店で見つけた時、それを思い出したので読んでみた。 マー、やっぱり良く分からないな。 最後の方に「・・・5か条」というのがあって、その5番目を引用しておこう。 「気になったものは人に話してみる」とある。その通り!共感!自分はSNSやメルマガなど色々発信しているのはまさにこれだ! もう一つ。これも巻末に、「★理系ワールドを楽しむオススメの10冊」があった。なかなか興味深いリストだ。 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」 「旅人ーある物理学者の回想」湯川秀樹 「無意識の構造」河合隼雄 「生物と無生物のあいだ」 などなど、読んでみたい。
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竹内さんの書籍紹介や書評がわりと面白いと 思っていたので、その竹内さんの新刊を読んで みた。 正直言って、やや期待はずれ。 「文系バカ」と言われる事例、「理系バカ」と 言われる事例をそれぞれ10ずつ挙げているけれど、 別に改めて書いてもらわなくてもなぁ、という内容...
竹内さんの書籍紹介や書評がわりと面白いと 思っていたので、その竹内さんの新刊を読んで みた。 正直言って、やや期待はずれ。 「文系バカ」と言われる事例、「理系バカ」と 言われる事例をそれぞれ10ずつ挙げているけれど、 別に改めて書いてもらわなくてもなぁ、という内容。 飲みに行ったときの話題としては面白いかもしれ ないけど。 文系の自分に参考になったのは、「第5章 文理 融合センスを磨く5カ条」の一つ "どんな情報も、 まずは疑ってかかる"の箇所。 環境問題を考えるときにこれを当てはめてみると、 違った見方ができて、いろいろな疑問が噴出して くる。 この部分は面白かった
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かねてよりバランス感覚が重要だと考えていた自分にとって共感できるところが多かった。個人的には文理のカテゴライズそのものをとっばらうべきだと思うが。 ちなみに文理の区別による弊害というよりは、全体的に大衆がバカになっていることが問題なのではないかと思う。予備校時代に講師に言われた...
かねてよりバランス感覚が重要だと考えていた自分にとって共感できるところが多かった。個人的には文理のカテゴライズそのものをとっばらうべきだと思うが。 ちなみに文理の区別による弊害というよりは、全体的に大衆がバカになっていることが問題なのではないかと思う。予備校時代に講師に言われたことだが、要は、詰め込みがまだまだ足りないことが問題なのではないか。
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理系、文系と分類しないで!と言ってるわりには終始「文系人間は」「理系の考え方は」などと書き進められている。 最終章でやっと融合できた感じ。
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第1章は理系雑学集、第2章以降は科学の現状への警告といった構成でした。 タイトルは『理系バカと文系バカ』ですが、内容は「理系人間から見た文系バカ」といったところでしょうか。かなり理系よりの意見に偏っているように思います。 とはいえ科学の現状に対する指摘は至極真っ当で、「日本人は科...
第1章は理系雑学集、第2章以降は科学の現状への警告といった構成でした。 タイトルは『理系バカと文系バカ』ですが、内容は「理系人間から見た文系バカ」といったところでしょうか。かなり理系よりの意見に偏っているように思います。 とはいえ科学の現状に対する指摘は至極真っ当で、「日本人は科学に実用性を求めすぎる、文学作品を楽しむようにもっと科学それ自体を楽しもう」など、納得させられるものばかりでした。たしかに、ノーベル賞受賞者に対して記者団が「この発見は何の役に立ちますか?この発見で何が変わりますか?」などとインタビューするのを見て私も辟易した覚えがあります。応用科学というのは基礎科学の上に作られるわけですから、いまは直接私たちの生活に影響はなくともいずれ役に立つ日が来るかもしれません。実用性が気になるという人も焦らず、長い目で考えるとまた違った意見が持てるのではないでしょうか。 また、個人の学習というレベルでみても、そもそも科学の実用性に気づくためには多くの場合、ある程度の修練を要するものです。初めから実用性ばかりにとらわれると好機を逃すことになります。 タイトルは引っかかるものの、楽しく理系知識を得られる良書だと思います。著者である竹内薫さんの知識の広さに驚かされました。
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ところどころは面白いんですが 著者がサイエンスライターなので 理系の話が9割でした 内容は「文系バカと理系バカ」というより 「文系バカに理系バカを紹介します」 という感じ。 文系、理系の勉強を両方満遍なくできて 文理融合人間になれれば最良なのでしょうが どちらかに偏ってしまう...
ところどころは面白いんですが 著者がサイエンスライターなので 理系の話が9割でした 内容は「文系バカと理系バカ」というより 「文系バカに理系バカを紹介します」 という感じ。 文系、理系の勉強を両方満遍なくできて 文理融合人間になれれば最良なのでしょうが どちらかに偏ってしまうのが人間の脳って いう気もします。
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