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生きてるだけで、愛。 の商品レビュー

3.9

214件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2015/06/20

2015. 6.20 再読了 やはり雪の中、全裸の寧子の言葉が圧巻。 何度も読み返したくなる一冊。

Posted byブクログ

2015/03/13

主人公のクズっぷりが自分と重なって、冷や汗が出る。 そうなんです。 楽して無思考に謝られると腹が立ってしょうがないんです。 自分の非を見過ごしてもらっても感謝しませんが、自分の好意を受け流されると根に持ちます。 興味が出て調べたけどこの作者さんすごくマトモできれいな方なんですよね...

主人公のクズっぷりが自分と重なって、冷や汗が出る。 そうなんです。 楽して無思考に謝られると腹が立ってしょうがないんです。 自分の非を見過ごしてもらっても感謝しませんが、自分の好意を受け流されると根に持ちます。 興味が出て調べたけどこの作者さんすごくマトモできれいな方なんですよね。肩透かしというか予想を裏切られたというか。 でもメディア用に用意したキャラかもしれない。だってメンヘラ本人にしか書けないですよ、あの描写は。

Posted byブクログ

2015/03/03

本田さんの本は、腑抜けどもに続き2冊目です。 大げさな気もするけど、主人公の当たり散らして自爆するところを自分に重ねて読んでました。 五千分の一秒でもわかってもらいたい的な部分。とても共感。

Posted byブクログ

2015/02/26

劇作家の書く小説なんぞ……と内心思ってた自分がアホでした。鬱の心情を躁の文体で書く、ってのが新鮮で面白かった。

Posted byブクログ

2015/03/24

なんでもないことで躓いて、その度に爆発。破壊。こんな激情型の自分を抱えて生きていくのは、確かにしんどい。いい出会いがあってよかった。最後の場面を読んで、とても真っ直ぐな恋愛だと思った。

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2015/02/01

津奈木が何故3年も寧子と暮らしてるのか最後に分かる。全然素敵なラブストーリーじゃないけど、最後はとても良かった。

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2015/01/02

あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は津奈木と同棲して3年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すために執拗に自立を迫るが…。誰かにわかって欲しい、そんな願いが届きにくい時代の新しい愛の...

あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は津奈木と同棲して3年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すために執拗に自立を迫るが…。誰かにわかって欲しい、そんな願いが届きにくい時代の新しい愛の姿。

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2014/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鬱な女という設定の主人公だけど、矢継ぎ早に思考が飛び出す様は「これって鬱ってより躁じゃね?」と思ったり、まぁそういう設定と割り切ったところで、同棲相手の津奈木にあたり散らす様子に全く共感できなくて、終止冷めっぱなし。 分かってほしい?だったら自分から歩み寄れよ、と。 最後の最後に津奈木が理解を示すような一言を発したところで、ようやく相手に歩み寄る様子。Take の後の Give。これが自分にとって止めでした。逆だろ?と。 それは「あの明け方の」も同じ。途中「何なのその上から目線」っていうセリフがあるけど、どちらの主人公に対しても同じこと言いたい。 女子なら共感できるのかもだけど、俺には全く理解できない作品でした。 と、作品だけの評価なら星3つだったけど、解説の「ここに彼女の「本気」を見て取ることができなかったら、その人の目は節穴である」と、こんな俺をディスる一言でブチ切れ。本来なら星ゼロにしたいくらい。 何なの、ナカマタだかフタマタだか分からんけど変な名前のこの解説者。知名度ド底辺のクセに(俺が知らなかっただけだけど)なんでこんな上から目線? と、作品そのものよりも解説のせいで印象がとてもとても悪くなってしまった一冊でした。

Posted byブクログ

2014/12/02

橋本愛ちゃんがたしかダヴィンチでおすすめしていた。 ふぬけども~、映画化された作者なのかと知り、痛い女の話なんだろうと予想していた。 読み始めると、やはり痛い。 でも、女ならあそこまでひどくはないが、分かる感情の起伏。

Posted byブクログ

2014/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は、津奈木と同棲して三年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すため、執拗に自立を迫るが…。誰かに分かってほしい、そんな願いが届きにくい時代の、新しい“愛”の姿。芥川賞候補の表題作の他、その前日譚である短編「あの明け方の」を収録。 冒頭で一気に引き込まれた。「お前らの安い恋のトライアングルに勝手に巻き込むじゃねぇよ」に笑ってしまった。津奈木のなんでもごめんと言う感じとかよく見受ける感じだなぁと男目線ではあるが共感してしまう。 それに苛立って怒ってしまう。だけど怒ってそんな言葉を言いたいわけでは無いのにっていうジレンマにも共感してしまう。 必ずしも自分の人生でリンクしているっていう物語ではないけれど、描写に共感してしまう所や、馴染んでしまう所が素晴らしい。本谷ワールドハマってしまうかもしれません。

Posted byブクログ