美丘 の商品レビュー
いつもの5分の1くらいのペースでしか進まなかった。10代の頃にこういうお話を読むと感情移入し過ぎて堕ちてしまう事があった。流石にこの歳ではそのような事はないが、人が亡くなる話は苦手なのかもしれない。
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岸見一郎の『人生は苦である、でも死んではいけない』で紹介されていた文章が素敵だったので、手に取りました。 心に響くセンテンスやフレーズがいっぱい‼︎ 病と死を扱っているのに、熱い涙と共に、心のピュアな部分が加速的に広がり、読後、幸せなエネルギーが満ちてくるなんて・・・嬉しい誤...
岸見一郎の『人生は苦である、でも死んではいけない』で紹介されていた文章が素敵だったので、手に取りました。 心に響くセンテンスやフレーズがいっぱい‼︎ 病と死を扱っているのに、熱い涙と共に、心のピュアな部分が加速的に広がり、読後、幸せなエネルギーが満ちてくるなんて・・・嬉しい誤算でした。
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病気で人が死ぬというストーリーはドラマや映画にありがちで、今までそういったもので泣いたことはなかった。去年母が病気になり自分にとって病気が身近に感じられるようになったせいか、ラストは涙なしでは読み進められなかった。 1人の少女が真正面から死に立ち向かう姿が描かれており、闘志のよう...
病気で人が死ぬというストーリーはドラマや映画にありがちで、今までそういったもので泣いたことはなかった。去年母が病気になり自分にとって病気が身近に感じられるようになったせいか、ラストは涙なしでは読み進められなかった。 1人の少女が真正面から死に立ち向かう姿が描かれており、闘志のようなメラメラした感情に心を打たれた。自分や愛する人が同じ病気になった時、どんな風に余生を過ごすのか想像しただけて泣けてしまった。そして太一のように美丘との約束を守れるだろうか。 今まで当たり前だと思っていたことにもっと感謝して、声に出して人に伝えていきたい。 1日であっという間に読んでしまったが、辛いことがあった時に読み返したい。
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美しい丘と書いてミオカ。 タイトルは綺麗な曲線美を彷彿させるけれども物語は断崖絶壁。 標高が高く険しい環境を猛スピードで下っていく。 いきることの尊さを噛みしめさせられる。
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再読。 初めて読んだのは高校生の時、 部屋で1人で泣きながら読んだ。 2度目は社会人になってまた読みたくなって購入。 そしてまた5年ぶりに3度目の美丘! 石田衣良さんの描くラブストーリーが本当に好き。 “大学生”と“日本の四季”って 合わさるとなんでこんなに美しいのか……
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石田衣良さんの作品で恋愛系の小説って先にオチを書いているから、どうせこうなるんだろうなって思いながら読んでいました。 しかし、終盤は読み応えがあったので星を増やしています。 後半まで我慢できるかが1つのポイントかもしれません。
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「人生は火のついた導火線」というフレーズが印象的。全力で日々生きる美丘の美しさが文章を通して伝わってきた。 「自分はいつか必ず死ぬ存在だと意識することで、生を輝かせることができる」と別の本で読んだことがある。美丘を見ていると全くその通りだ。一日一瞬に命を燃やす美丘はとても眩しい。...
「人生は火のついた導火線」というフレーズが印象的。全力で日々生きる美丘の美しさが文章を通して伝わってきた。 「自分はいつか必ず死ぬ存在だと意識することで、生を輝かせることができる」と別の本で読んだことがある。美丘を見ていると全くその通りだ。一日一瞬に命を燃やす美丘はとても眩しい。 一方で僕のような並の一般人が日常生活で死を意識するのはとても難しい。若いので尚更である。しかし本作のような死を扱う小説を時々読むことで、毎日少しずつではあるが確実に死に近付いていることを多少身近に感じられると思う。
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美丘が最後の最期まで全力で自分らしく生きたいと訴えてて、最後のほうは特に 簡単に読み進めてはいけない気がして一文一文ゆっくり読んだ。 回りくどい表現してるのに美しい文章に感じるの凄い。 認知症のおばあさんとの美丘の関わり方が印象深い。
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強い人になりたい、普段からそう思うが、これからはその漠然とした強い人物像に美丘が加わりそう。 まっすぐ正直に生きること、簡単なことじゃないけれど、自分に嘘をつかない生き方は輝いていると思った。
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短い命を完全燃焼させる奔放な女性とその娘を愛した若者の話。 命は永遠ではないだから1日1日を大切に、頭では理解できても実際にはこの人生が続く事を前提に日々生きてる。 一日一生。最近心中で何度も繰り返す言葉。人は死ぬ。今を悔いなく、人に優しくして生きたい。
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