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美丘 の商品レビュー

3.8

414件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    133

  3. 3つ

    102

  4. 2つ

    37

  5. 1つ

    5

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2020/03/11

文章の力強さや勢いに引きずり込まれたり、はたまた淡々とした空気感にひたったり。強弱がすごい。基本的に引きずり込まれていた。美丘。自由で強い。愛しさ。

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2020/02/20

泣いた。 そうかな?って思うことがあるんだけど、 それが綺麗に思える石田衣良マジック。 ヤコブ病こわい。 残念なのはラストがシュールすぎたところ。 もっとあたたかく終わってほしかった。 石田衣良のSEXの意味がすごい分かった。

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2020/01/18

これほど鮮烈で魂を削られるような恋はあったのだろうか。美丘、研ぎ澄まされたナイフのように鋭く、それでいて、その刃物のように、ほかに変わるもののないくらい綺麗に輝いている。その切れ味に、輝きに魅入られてしまう。 こんな燃えるような恋がしてみたい、素晴らしい小説ですね。

Posted byブクログ

2019/12/06

いつか発症する不治の病。 そして、発症してしまったために起こる症状。 見えてくる命の期限。 その中で、自分らしく生きること。 不安を抱きながらも恋をして、愛する人と共に強く生きていく姿が描かれていて、感動しました。

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2019/12/05

ベタな内容ではありますが 恋愛小説でもこれほど美しく、丁寧にかけるのは石田衣良さんだからこそだと思います。 石田さんが選ぶ言葉、表現が私は大好きです。 こういうベタな作品だからこそその石田さんのセンスが光ります。 青山の大学、カフェ、主人公の趣味、登場人物のファッション、美丘への...

ベタな内容ではありますが 恋愛小説でもこれほど美しく、丁寧にかけるのは石田衣良さんだからこそだと思います。 石田さんが選ぶ言葉、表現が私は大好きです。 こういうベタな作品だからこそその石田さんのセンスが光ります。 青山の大学、カフェ、主人公の趣味、登場人物のファッション、美丘への愛 全ての素材選びが美しいです。 美丘と同じで、私も御涙頂戴の恋愛小説は好きじゃないけど、この作品は、別です。

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2019/09/06

出会い、輝き、火花をあげた日々、そして終わりへと向かう切なさ まるで花火のような物語 ひとつ違うのは、残された人が感じる強烈な余韻 周りを気にせず、今を精一杯生きて、光を放ち続ける美丘とそっと寄り添う優しい太一。 健気な二人の姿 きっと二人が見ていた世界は何よりも美しいだろう

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2019/04/07

美丘。石田衣良さんの不朽の名作。私は小説を読んで泣くことは基本的にはないのだが、自然と涙が溢れてきてしまった。 私は、人間ははある程度遊ぶことに慣れていくにつれて、純愛を経験することに対してもはや難しいのではないか、もしくは純愛を求めることが出来ない精神を持つようになるのが真理な...

美丘。石田衣良さんの不朽の名作。私は小説を読んで泣くことは基本的にはないのだが、自然と涙が溢れてきてしまった。 私は、人間ははある程度遊ぶことに慣れていくにつれて、純愛を経験することに対してもはや難しいのではないか、もしくは純愛を求めることが出来ない精神を持つようになるのが真理なのではないか、という風に考えるようになっていた。そのような中で、主人公の太一に感情移入してしまったのだろう。 悲劇のヒロインでありながら、それをおくびにも出さずに強く振舞い生きた美丘と、それにより自分を根本から見つめ直し、本気で人を愛した太一。恐らく私はその両方に惹かれていたんだと思う。 設定自体は単純化されていて理解しやすく、情景描写は非常に繊細かつ丁寧で、特に季節が進むにつれて頭の中でも独特な表現技法がシミュレートできるようになっていくという、読むにつれて世界観どころか石田衣良さんと共感できるようなそんな不思議な文章であった。

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2020/07/24

読了。随分前にドラマ化された小説らしい。ドラマは見ていない。クロイツフェルト・ヤコブ病に侵された女の子を見守る彼氏の話。小説は男の子の回想て話は進む。病気が主題の話は読んでいてつらい。若い時にこんな経験をしたら、この先この男の子はどうなるだろうか?と思ってしまう。当たり前に明日が...

読了。随分前にドラマ化された小説らしい。ドラマは見ていない。クロイツフェルト・ヤコブ病に侵された女の子を見守る彼氏の話。小説は男の子の回想て話は進む。病気が主題の話は読んでいてつらい。若い時にこんな経験をしたら、この先この男の子はどうなるだろうか?と思ってしまう。当たり前に明日があるわけじゃないということを考えさせられた。

Posted byブクログ

2019/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分が買うなら選ばない雰囲気のあらすじの小説だったけど、借りて読んだ。そしたら、意外と面白かった。 面白い、っていうのもあれだけど。 お涙頂戴物語ではなく。ハチャメチャだけど、でも前向きに、静かに生が綴られていて、良かったかなと思います。 人は、いつか死ぬことは分かっていて諦念に近いものはあるけど、でも日々の生活の中では遠くに存在を追いやり、意識しないようにして他人事のように生きて精神を守るようなとこがあるともいえるし。日々突きつけられて生きるのはやはり大変だよね。 そういう小説。

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2018/12/28

美丘はまさに吉高由里子のイメージで、読みながら動きが見える感じだった。 でも最初から振り返り振り返りの語り口が面倒くさい…。 石田衣良ってもっと上手じゃなかったか。 この病気、ストーリーとか関係ないところで、今は認知症とか、自分がなくなっていくというシチュエーションを考えたとき...

美丘はまさに吉高由里子のイメージで、読みながら動きが見える感じだった。 でも最初から振り返り振り返りの語り口が面倒くさい…。 石田衣良ってもっと上手じゃなかったか。 この病気、ストーリーとか関係ないところで、今は認知症とか、自分がなくなっていくというシチュエーションを考えたとき、自分のできることがどんどん少なくなっていったら、一体何が残るんだろう、何が自分を形成しているんだろうwhat makes me ‘me’?を考えてしまった。 太一、でっかく生きろよ!

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