美丘 の商品レビュー

石田衣良【著】

2010/08/19

（面白かったんだけど飽きて）途中で読むのを辞めようかと思ったけど、2日後くらいに続きを読んで大泣きした。最後の髪を赤く染めて病室へ向かうシーンは思い出すだけで鳥肌が立つ。
『世界の中心で愛を叫ぶ』みたいなストーリーで、展開も似たような感じ。こういう病気で死ぬ系の物語はあんまり好きじゃない。けど、読むと泣ける。泣かすための物語なんやから当たり前か。
聞いていたとおり最後の方はHばっかりしてる。そればっかり。
あと内容とは関係ないけど、この表紙じゃ外では読みにくい。

2010/08/19

ドラマ化したということで気になって手にとってみました。自由奔放、自分の思うがままに生きているように見える女の子美丘。彼女にはとある秘密があった。

切ない。切なすぎる。途中涙をこらえ切れませんでした。生きるってどういうことなんだろう。考えさせられます。初石田衣良さんでしたが良い作品でしたはまりそう。

2010/08/15

初石田衣良作品。タイトルをずっと「びきゅう」って読んでた。人の名前だったとは・・・。冒頭からヒロインがもうこの世にはいない事が解りきっており、それをどうやってラストへ持って行くのかがとても興味があった。こういう恋愛+難病ものは映像も小説もどちらかというと苦手なのにするっと受け入れられたのは、やっぱり美丘のキャラクターが強いからなのだろうと思う。

2010/10/16

ある意味作家が最も敬遠するようなテーマに、真っ向勝負したのは野心あるなあと。
命を削って輝くという表現はわりかし好み。
ただいささか眩しすぎた。
満足度６+

2010/08/13

「ただ愛する人の側にいるだけで僕は幸せなんじゃないか」という感想を最初に抱いた。
その愛する人がどのような状況になったとしても、その人のためのカメラになったかのように記録していく。
究極的にはデートなんて2人で一緒ならどこでもいい。
そこに愛する人がいて、それを見ているのが自分にとって最良な愛情表現なのだから。

元気だった頃の美丘は無邪気で屈託の無い笑顔で、はしゃいでいたんだろうなと想像していた。
そんな子は正直言って彼女にするには手がかかる。
何をしでかすかわからない。
でもどこか引きつけられる魅力がある。
なんでだろうね？
正直麻里みたいな女の子はしっかりしていて手がかからない。
でも何か足りない。
それはきっと抽象的だが、危険な匂いなのかな？
美丘にはそれがあったから、太一も惹かれたんだろうな。

それにしてもこの本にはセックスが多すぎる。
普通の20歳前後の大学生ってそんなもんかなとも思ったり、そこまでしなくてもいいんじゃないかとも思ったり。
何にせよ、ドラマを見てから原作を読もうと思った僕には映像で見たイメージとのギャップが大きく、少し抵抗があった。

2010/08/06

ドラマ原作ということもあり、購入。
石田作品は初めて読んだが、ありきたりな流れ。sexばかりで私は辟易、ふたりのつながりの深さはそういった形なのかと逆に浅く感じてしまった。
発症からの展開描写が浅いと感じたから前記が増長して感じたのかもしれない。
ドラマのイメージから入るという逆行も悪かったかな、爽やかを期待していたから。
1日で読了

2010/08/05

太一が愛した女性「美丘」と仲間たちとの物語。

オレンジ・デイズ的な、仲良く仲間と過ごす大学生活。
その中で見つけた幸せな恋愛と絶望的な別れ…
そして、人間が生きる強さ！

今を全力で生きる輝きを見せる美丘。
流れ星のような花火のような一瞬の輝きを見せる女性。
そんな生き方をしてみたい。
そのような人に出会ってみたいと思いました。

自分らしく全力で生きることの価値を感じます。
心にグッとくるシーンも忘れられない作品です！

2010/08/05

石田衣良さん初挑戦。
太一くんの語りかけるような文体が心地良くて結構スラスラと読めた。
美丘の強く儚い生き方は素晴らしいと思うけど、病気にならないとやっぱり人はこんなふうには生きられないのかなぁと少し悲しくなった。
美丘がまりちゃんより美人な訳じゃないし、もうすぐ死んじゃうような病気を持っているのに、超美人なまりちゃんをふってまで美丘と一緒になるって凄い愛だと思った。私は本気の恋をした事がないので憧れた。
ベタな恋愛小説だけど、女の子は、たまにはこういうの読まないとね。

2010/08/03

バス移動中にイッキ読み。
美丘は強くてかわいくて、すっごく魅力的。
太一が美丘に惹かれるのがわかる。
こうなるだろーなってのはわかってたけど、やっぱり泣きました。

ただ、そこで終わり？って感じも…
でも、すごく面白かったです。

2010/08/02

目線が大学生なので、時々ＩＷＧＰ風な匂いがする物語。
贅沢な話だけれど、サブキャラクタたちにもっと視点を向けて、深く掘り下げたものを見てみたい。

ドラマを少し見たけど、男の子役が「本をたくさん読んで頭がよくて皮肉屋で感覚の鋭い人」の設定ではなかった。原作とは別の展開で話を広げるのならば、面白い気もする。