美丘 の商品レビュー

石田衣良【著】

2011/05/22

美しい丘と書いて、美丘。
彼女は驚く程自由で、命を燃やす様に生きていた。
読みながら、病気ネタにしなくても…と思っていたけど、でも彼女の生き方は、彼女の運命があったからこそなのかなと思えた。

2011/05/22

駄目だった
途中からどうしよもなく涙が溢れた
読んでいた場所が通勤バスの中だったから
思わず堪えてしまったけれど
ヒトリで読んでいたら間違いなく
号泣していたと思う

これまで読んだ感動作でも泣くことはなかったけれど
これはちょっと違ったみたい

「約束」
何のことはない、契りを交わすことだけど
ここまで残酷で切ない約束は知らなかった
こんな約束が存在することさえも

ハナシは一度読んだり聞いたりしたことのあるもの
「最近よくあるありきたりな話」と言ってしまえば
それで済ませることができるようだけど
そんなのは寂しいでしょう

本誌の中のひとつの言葉が強く心に響きました

「誰かを愛することは、その人の命の責任をとること」
その意味がようやく終盤になって分かった
愛する人の命を自分の手で奪うこと
たとえそれが約束だったとしても
きっと私は耐えられないんだろうな

そんなことを思いながら今宵、
ちょっとかっこつけて
小説風に書きました(テヘ)

2011/05/17

悲しい話だけど泣きはしなかった。 女の子との出会いから最期までの短い期間を追ったシンプルなストーリーであっと言う間に終わる。あまりにもさっくり読めすぎて、物足りなさを感じた。セックスばかりしているが、大学生だしそんなもんなんだろう。命に終わりがあることに私は気づいてる、という言葉が出てくるが、確かに普段、大事な人との生活、自分の命に終わりがあるということは忘れて生きている。一日、一分一秒を大切に生きなきゃいけないなぁ、と思ったが読んだ次の日には忘れている件…。暇な時にさらっと読むにはいい本だと思う。

2011/05/12

人間として壊れながら死していく事を知っていながら生きていくって、どんなんでしょう。わぁーーって叫びたくなるような・・それを見届けるのもまた辛いものでしょう。生きるとは、を考えながら読みました。

2011/06/18

自分にはないものをもっている

自由奔放に生きる彼女

どこか気になる彼女の存在

好きになっちゃうよね

2011/05/03

読み終わったときに、こんなに切ない気持ちになったのは久しぶりのこと。

人は人をここまで愛することができるのか…と。
自分が今まで出会った人で、そういう人がいただろうかと思わず振り返らずにはいられなかった…

世の中にはいろんな人がいるけど、
それぞれが、いろんな物を心の中に抱えて
その結果、個性というものができていうのだと。
その心の中の物を、どれだけ共有できるかが、お互いの理解の深さにつながるのではないかと…

楽しいことも、悲しいこともすべてつまった本でした。

2011/05/01

「野性時代」という雑誌の連載を読んで、少し気になっていた。ぜひとも最初から最後まで読みたい。けれど買えずにいる。
表紙がまずい。美醜うんぬんではなく、気まずい。レジの人にどんな目で見られてしまうかと思うと、持って行けない。買うのに勇気がいる表紙はどうかと思った。

2011/04/26

なんとなーく購入。始めはよくある大学生の恋愛かなと思っていたのに、最後には号泣。美丘の芯の強さ、二人の愛に憧れる。

2011/04/24

展開は明らかにわかってるのに先を読みたい、読みたいと思うお話だった。呼びかける文体が甘い。甘いってスイートの甘いね。

2011/04/22

同僚におすすめされたので読んでみた。けど、わたし石田衣良作品と合わないみたいです。文章のナルシスティックさがやっぱりどうにも苦手。言葉の選び方がキザなのが気持ち悪い。

ラストも正直陳腐な感じがします。

あくまで個人的な好みです。
文章は合う合わないがあるからなー。