美丘 の商品レビュー
この物語を商業的に映像化するとしたら美丘が難病に蝕まれ命絶える悲劇に焦点を当てるでしょう。しかし僕の感じた「美丘」の魅力はそんな弱々しいものではありません。生きるという強い意志を感じたような気がします。
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ドラマは見ていないけど、美丘=吉高由里子の印象が強すぎて、読んでる時もずっと付きまとってしまった。先に原作を見付けて読んでおきたかった。テレビの影響力がありすぎた。 最後の最後で感動した。途中はちょっとぶっ飛んでるなーと感じることもしばしば。
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美丘、きみは流れ星のように自分をけずり輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に突如現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。 だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効...
美丘、きみは流れ星のように自分をけずり輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に突如現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。 だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブストーリー。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 最初このあらすじよんで、はいはい、一時期流行ったあれですね?セカチューの流れを汲む、ケータイ小説の流れですね? って思ったけど意外と面白かった。 というか、そういう部分より、美丘の奔放な行動が楽しかった。 ただ、太一はなかなか優柔不断だしはっきりしなくてイライラするわぁ!となったけど……最後頭赤くしてパンクな太一でしめるのがなかなかスカッとするかんじで、楽しかったです。 あ、でも表紙がさー困る! 私基本図書館学でら借りるし、おしゃれなブックカバーとかももってないしめんどくさいからつけないんだけど、この表紙だとたとえ中身が良い話でも電車で読みにくいよ。 カバー裏返したわ。 おしりっ!て感じじゃないですか!照れます!
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この本は、破天荒で自由奔放な美丘という主人公と、平凡な大学生活を送っていた太一とのラブストーリーです。ただのラブストーリーではなく、美丘の衝撃的な事実を知った太一が美丘を支えていく、感動のラブストーリ-です。
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石田衣良の小説は、どれも似たような口調だな、と気づきました。 嫌いじゃないですが、どうしてか、感情移入できない。 彼らの恋愛論には、頷いたり気づかされたりと、読んでいて染み込んできましたが…。 美丘が病気になってからが、ちょっと展開早すぎのような気がします。
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2011/09/07読了 いつか、「ビューティフルライフ」のレビューに書いたかもしれないが、病気に犯された美女が出ると、それはそれまでのものになってしまう。「切ない物語」で止まり終わってしまいがちである。「セカチュー」がそれの代表作か。 この「美丘」もそれに近いかもしれない。で...
2011/09/07読了 いつか、「ビューティフルライフ」のレビューに書いたかもしれないが、病気に犯された美女が出ると、それはそれまでのものになってしまう。「切ない物語」で止まり終わってしまいがちである。「セカチュー」がそれの代表作か。 この「美丘」もそれに近いかもしれない。でも、これはそれまでのものとは違う気がする。 ミオカの生き様に焦点を当てているところが肝なんだろう。 死ぬために今を生きるのではなく、生きるために生きる。そういうところだろうな。 何が言いたいかというと、弱っていくよりも生きる、強く生きるミオカが、激しくて健気で、そしてとってもチャーミングで。いつか死ぬという現実を知った上で、生きていくミオカがとても素敵だったんだ。 ミオカと太一が一緒にいた日々、グループでいた時間、出会ったとき 元気だった頃の、嵐のような激しさをもったミオカ。太一の、記憶を辿っていく辛さは計り知れない。 ハチャメチャな彼女の姿が輝いていたからこそ、余計に。 大学生、それも二回生は暇をもてあましてしまう(特に私がそうだ) 生きることに命がけのミオカは、それを許さない。 生きて生き抜くことに必死なだけである。そであるべきだと思う。 ラストシーン、何があったのか、詳しく読み取れなかったから理解できないけれど…。その手でいのちを終わらせたのか?約束を守ったのか? そこが気になるところではあるけれど…。 ドラマやってたけど見てなかったなー。見たいなあ ミオカへの呼びかけるような、太一の語り口調が好きだ…。
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なんだこの自己陶酔小説。 この設定、このキャラクター、このストーリーを活かすもっとマシな文章がいくらでもあったろうに 勝手に盛り上がって自滅していった感じ。 一文一文押し付けがましいというか 「ぼくたちわたしたち可哀相でしょう」感がひどすぎて読めば読むほど醒めていった。
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ドラマ化はいらない。この原作が良すぎるゆえに、するなら原作を忠実に再現してほしかった。とりあえずこの本は石田衣良さんの本の中でも完成度の高い本です。
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ドラマ化のときはジャケット買いならぬ、ジャケットパスしてしまいしたが、 和田裕美さんのpodcast聞いて決意。 アドラー心理学に基づいてるって話だったけど、そこまでではないと思う。 ドラマの方がその傾向が強いのか? 内容は、いい話。ちと泣ける。 テーマは「今を一生懸命生き...
ドラマ化のときはジャケット買いならぬ、ジャケットパスしてしまいしたが、 和田裕美さんのpodcast聞いて決意。 アドラー心理学に基づいてるって話だったけど、そこまでではないと思う。 ドラマの方がその傾向が強いのか? 内容は、いい話。ちと泣ける。 テーマは「今を一生懸命生きる!」ってことでしょうか? 割と好きな類の本です。 最近、プライベートではストレスたまり気味ですが、 なんとなく癒された一冊です。
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初の石田衣良作品。ドラマの第1話だけ見て、原作を読もう!と購入。良かったです。必要以上に涙や悲しさを強調しないサラサラした文章が逆に美丘の感情を際立たせていると思います。私の中では素敵なハッピーエンドでした。
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