美丘 の商品レビュー
死別する恋人たちの話はたくさん溢れていると思いますが、素直に入り込むことができました。 死別するというストーリーの流れはレールを敷かれているのにもかかわらず、二人のこれからを期待してしまうほど引き込まれて、やっぱり最後に涙しました。
Posted by
あの春、僕は自殺をしようとしていた少女と出会った。 彼女との出会いが僕の日々を一変させた。 その恋の衝撃の結末とは・・・ 尊厳死について考えさせられました。 【長崎大学】ペンネーム:新しいペンが☆い
Posted by
私にとっては初の石田衣良作品。最初の数頁で美丘の性別を見失った(笑) 一体何を言ってるのかわからなかったよ!作品全体としてはさらーっと読めちゃったけど、寝る前に読んだせいかな…夢にまで見たorz
Posted by
重くて読み切るのが凄く辛い。 でも生きてることって幸せなことだと心底思える。 もっと大好きな人たちを大切にしたい、そう思った。
Posted by
泣きました。大学生でも、ここまでの恋愛ができるんだと思った。恋人を病気で亡くすありがちなストーリーとは、一味違った。美丘が壊れていく過程は、苦しかった。
Posted by
大学生の話で、途中までは友情とか恋愛とか 読んでて楽しかったけど。 私はもともと病気で誰かが死んじゃうって話が好きじゃないから途中から嫌だった。小説でわざわざそんな悲しみを味わいたくない。
Posted by
クロイツフェルト=ヤコブ病。 私の頭の中の消しゴムに類似。良くある内容。 最終的に自我を失う前に、恋人を殺す主人公の描写で締められている。この部分が綺麗に終わろうとする『私の頭の中の消しゴム』とは違い、考えさせられる。
Posted by
題材は「私の頭の中の消しゴム」と似てると聞いて読みました。 でもテーマ的(というか、そんなたいそうなものじゃなくて、読んだいちばん強い感想くらいだけど)なものは、村上龍の「インザミソスープ」ににてると思いました。で、「インザミソスープ」の方が私は好き。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで読んだ本の中で一番泣けた作品かもしれない。 ヤコブ病、なんと残酷な病気なんだろう。 もし自分が太一だったなら、愛する人が単なる細胞の集合体へと変化していく様を見続けることができるだろうか。 嘆き悲しむなどと言う言葉では言い表せない想いが綴られたきょうれつに重い作品。
Posted by
病気で恋人が死んじゃう話とか嫌いだったけど、 「美丘」はなんだか親近感が湧き、 いままで読んだ恋愛小説の中で一番好きな作品。 渋谷、表参道、新宿など身近な舞台設定に どこにでもあるような大学生活の、 自分にも身に憶えのあるような日々。 だけどそんなありふれた日常の中で、 主人公...
病気で恋人が死んじゃう話とか嫌いだったけど、 「美丘」はなんだか親近感が湧き、 いままで読んだ恋愛小説の中で一番好きな作品。 渋谷、表参道、新宿など身近な舞台設定に どこにでもあるような大学生活の、 自分にも身に憶えのあるような日々。 だけどそんなありふれた日常の中で、 主人公の「今を生きる」という感覚がすごく爽快で、すごく共感した。 美丘みたいに自分に素直に、ありのままに生きたい。 そんな理想の美丘像が、自分の頭の中で生き生きと創造され、 文章からリアルな情景がイメージでき楽しかった。 夜明けのロックフェスのシーンが好き! 生きてるって感じが伝わってくる。 最後に恋人が不治の病で死んでしまうドラマチックな状況は無いにしても 誰かを真剣に愛するときは、みんなこんな気持ちになるんじゃないかな。
Posted by