ピース の商品レビュー

樋口有介【著】

2011/08/16

本屋さんのPOPに「読み終わった後に表紙を見返すと怖い」と書かれていたんですが、怖いというより気味が悪いかも。
最後の謎解きシーンはいいんですが、そんな事まで言う必要はないんじゃないの？と少しふに落ちなかったりしました。それまではあの刑事さん好きだったんだけどなぁ。

2011/08/15

7月前半読了。

これも平積み（1ヶ月たってもまだ平積みされている意味がわからない！）、そしておおげさな帯のキャッチコピーにだまされた感、アリアリ。

ラスト近くで「まさか！？だまされた！」みたいな、誰も予想していなかった展開に驚かされる、っていう期待感をあおる帯だったけど…え？どこが？って感じ。

周辺に不要な人や物事を配置しすぎ。
それぞれを関連付けてみたりするところが妙に凝ってると思いきや、ひとつひとつのディティールに欠けていたり、それぞれが関連した結果が特に物語に深みを与えることもなかったり、と、とにかく全体的に雑な感じを受けた。

正直、たいして引き込まれることもないまま、どこかできっと大どんでん返しがあるんだろう、どこでそれがくるんだろう？、どこで面白くなるんだろう、という期待感だけで読みすすめたら、そのまま最後までたどりついちゃって、だまされたのは帯のキャッチだけだった。

2011/08/12

東京出張の帰りに読む本切らしたので、浜松町の本屋さんで買うのをこの本にした。
2009年の2月に出た本なのにずっと売れ筋ランキングに載っていて、ちょっと気になっていたのもあるけど、『ぼくと、ぼくらの夏』の印象もあって、表紙の軽い感じも丁度いいかって気がしたもんで。
ところが読み始めて、ちょっと思っていたのとはテイストが違って、勝手が違った。
埼玉県北西部の田舎町に住む人たちとそこで起こった連続バラバラ殺人事件を追う警察のお話しなのだけど、まあ、なかなか事件が起こらず進行がまだるっこしいわ、無駄(と思われる)話が多いわで、ちょっと買う本、失敗した～って感じ。
作者的には、フーダニットとかハウダニットで驚かそうというわけではなく、犯人が挙がるのも唐突で、確かに表紙の絵の意味は最後には分かるのだけど、それよりもむしろ、町の味わいや登場するそれぞれの人物の心の襞を描きたかったみたい。私には辛気臭かったけどねぇ…。

2011/08/12

ほかの方々のレビューにも書かれていたけど、わたしも本屋さんでもpopを見て購入。期待しすぎました。一応メインの事件は犯人が分かるんだけど、怪しい登場人物達には謎が沢山残されていてしっくりこない最後。私はこんなのやだな。

2011/08/09

何か世界観にはまれず、読みすすめられない、そんな本が誰にでもあると思うが、自分的にはこれが該当する。
このままページを開かないかもしれない。

2011/08/08

ポップに書いてあった文章に惹かれて読んだけど、いまいちでした。謎が残された部分が多くて、すっきりしない感じ。

2011/08/07

埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが・・・。

2011/08/06

ん～、帯＆POPが煽りすぎ？
期待しすぎたせいか、「そうなんですかぁ」という感じになってしまったかな

2011/09/23

方言混じりの朴訥な会話や、人物の心理情景は良いのだが、
肝心の部分がぼやかされてしまった印象だったので、評価は★２とする。
帯で「逆転の連続」の様な煽りをしていたのも、あまり宜しくないと思う。
展開的には、それほどにどんでん返しはなく、犯人の動機の方が奇抜で、
そっちを売り出しの文句にすべきでは。その動機も賛否は分かれそうだが。
（個人的には微妙だった）ヒントは表紙絵とタイトル。

2011/08/05

「読み終わった後、表紙を見るとゾッとします！」「誰もが犯人に見える展開」「衝撃の結末」等の帯を見て購入したが、正直期待外れ。
眠くなる情景描写。緊迫感のない進行。いきなりすぎる急展開。がっかりミステリーも要素がたくさん。
ただ、文章はとても上手いのだろうなと感じた。田舎の殺伐とした空気感が伝わってくる文章だった。生の玉葱がとても旨そうに感じたのが読んでて一番楽しかったところ。