ピース の商品レビュー

樋口有介【著】

2024/08/01

田舎で起こったバラバラ殺人事件を追う話。都会で起こった事件との関係、怪しい関係者、更なる事件に不透明な共通点、とどう進んでいくのか不透明さが不気味。そしてどこで表紙にタイトルに繋がるのか、繋がった時思わず表紙を見直してしまう。そこからの終盤の展開が個人的に好き

2024/07/27

オシャレな文章とスナックの情景。
バックヤードと坂森刑事の人間臭さ。

日航機墜落事故は思い入れが強いので感慨深い。
しかし梢路と咲は？あえて回収しなかった伏線？

2023/09/08

腰巻に記載されていた、「意外な犯人、ラストのどんでん返し」がいつかいつかと待っていたが、最後の1ページまでその印象を受けることはなかった

2023/07/28

フーダニットとホワイダニットを考察するミステリーなのに、登場人物全員の歪さが醸し出す不気味な空気にのまれて一気に世界に入り込む。土地環境がやけに詳細なこと、ある実際の出来事に即しているところは「他人事じゃないぞ」というメッセージを潜在意識に 刷り込んでいく。 「他人には理解しえないけど、本人にとっては必然」って刺さる言葉。万人が杓子定規通りとは限らない。自分の常識は他人の非常識であり、他人の常識が自分の非常識になる。

2023/05/21

ご飯が美味しそう。
母親か姉が買ってたけど、ふたりとも私みたいにハマらなかった。多分私が一番よんでた。

2023/02/13

　今回この小説を読むにあたって、あらすじやネタバレを含めないレビューなど全て読まないようにしたが、これが正解だった。物語を存分に楽しめることができた。読み終えた後この本のポップや紹介文を調べたら、割とネタバレしてね？みたいなことが書かれていたので、これからこの本を読む人へ、事前知識を何も持たないまま読むことをお勧めする。

　この本は仕事先の人におすすめされ、貸してもらった。ミステリーは普段読まないし、表紙を見ても自分から絶対に手に取らない本だという第一印象であったが、読んでみたらすごい面白かったから、人のおすすめは絶対読んだ方がいいと感じた。
　私は本を読むのが遅いのだが、1週間ちょっとで読めてしまった。人から貸してもらった本だから早く読まなければという意識もあっただろうが、それでもスラスラと読みやすかった。ただ気になったのは、物語が短い章ごとにできており、次はどうなるの！というハラハラドキドキした場面から次の章では急に別場面への転換となるため、その都度高揚感の寸止めを食らっているようだった。語り手も章ごとに異なり、たまにこの人誰だっけ？みたいなことも多かった。だがラストはドキドキ感を存分に味わえたのでそれは良かった。
　あと梢路の作る料理がどれもとても美味しそうで、読んでいて楽しかった。梢路の趣味である百科事典を読むこともいい趣味だなあと感じた。私も全27巻ある百科事典を家に置いて、暇つぶしに眺めたい。

2022/07/06

ミステリーですが
ピースという　タイトル。
私は　ピースという　言葉を見ると　
ラブ＆ピースを　思うので　そうだと思って読んでいたら　写真とか撮る時に　皆さんが　やる　ビクトリーマークの事でした。
現在の表紙は　これですが　私が読んだ古い本は
女性の横になってる姿でした。

まさか　それが　連続殺人のきっかけとは。。。。

ミステリーの　先生って　
どうして　こういう風にひらめくのでしょうね～
凄いです～～

2021/12/17

田舎町で、バラバラ死体が出た。

スナックの経営者の甥、の視点がほぼなので
彼が主人公…なのですが、影が薄いというか
淡々としすぎているというか。

犯人が誰なのか、を推理していくのかと思ったら
そうでもなく。
犯人に語り掛けているのも淡々としすぎてましたが
日常で考えると、こんなものかと。
ドラマのように、お前が犯人だ！　というのは
非日常なのだな、と気が付かされました。

な、最後で終了かと思ったら、さらなる落ちが。
こちらはちょっと、よくわかりません。
これほどまでに、どうして頑張れたのか、の方が
ちょっと知りたいですが。

2021/07/27

埼玉の田舎で起こるバラバラ殺人事件のお話でした
登場キャラがよい
そして事件の結末がいったいどうなるのかってことで
もう読まずにはいられない
また、タイトルの謎
終盤の展開にもびっくりしました

2021/07/23

そうそう。
これも読んでいた。
おぼえてないけど。
「表紙の真実が……」みたいな宣伝に惹かれて購入。
イマイチ。
販促にいつもやられてしまうな～。